和 NAGOMI/パン切りナイフ 目指したのは「誰でも自宅で研げる包丁」

「この包丁は誰でも簡単にお手入れができるよ」。
そんな言葉に惹かれたのが三星刃物がつくる包丁「和 NAGOMI（なごみ）」でした。

というのも、どの包丁も買ってしばらくは抜群の切れ味だけど、使っていくうちに少しづつ切れなくなり、砥石やシャープナーで研ぐもうまくいかず、せっかくの持ち味を発揮できない・・・という経験をしているから。
みなさんは包丁のお手入れ、うまくできていますか？

硬さを考えた刃は、新聞で研げる

どうお手入れしやすいかというと、なんと「新聞で研げる」。

チーズナイフ、パン切りナイフは刃の形状上、ご自身での研ぎなおしができませんが、使う頻度が高く切れ味が落ちやすい三徳包丁、ペティナイフは、シャッシャッと片面10回程こすりつけるだけで、切れ味を戻すことができます。
（黒インクには炭素成分が入っていて、これが研磨剤に近い役割を果たします。）

でもこれって、どんな包丁でも研げるんじゃないの？と思ったのですが、そこは「刃の硬さ」と「刃先の形状」が関係しており、職人による絶妙な調整が必要なんだそうです。

NAGOMIに使われているのは、「440A モリブデン鋼」というステンレス素材。
刃を硬く仕上げた包丁は切れ味が長持ちする分、その硬さが災いして研ぐことが難しくなるというデメリットがあります。

その点こちらは、最適な硬度の鋼材を使うことで日常のお手入れは、新聞で十分できる刃に仕上げています。

無料研ぎ直し券付き。いかに「お手入れ」を大切に考えているかが伝わります。

新聞でのお手入れを何度行っても「切れ味が落ちたな」と感じたときは、紙やすりでの研ぎをお試しいただき、それでも切りづらくなった時は、付属の無料研ぎ直し券をご活用ください。片道分の送料負担で、新品同様の切れ味に研ぎ直してくれます。

日常のお手入れの手軽さと、いざというときの研ぎ直しがあれば、気持ち良い使い心地を長く保てそうです。

関の老舗メーカー × パン教室の奥様方

「本当に良いものを。ずっとつき合えるものを。」を信念にNAGOMIを作っている三星刃物は、関市で明治6年に創業した老舗刃物メーカーです。

刃物の産地として名高いこの産地では分業制で一本の包丁が作られています。それだけ専門性の高い熟練の職人が各工程を手がけているということが、品質の高い包丁を作ることができる秘訣。

そして興味深いのが、三星刃物の社長の奥様がパン教室を主催しており、そこに通うベテラン主婦のみなさまに試作品を使ってもらい、改良を重ねたという商品背景です。

たとえば、このハンドル部分。
角をとった丸みのある仕上げとゆるやかなカーブで、手にとると驚くほど手馴染みがよく、刃とハンドルの重量バランスも絶妙。
これも、料理教室で実際に使う→改良を繰り返して出来上がった形なんですね。

テーブルの上にそのまま出してもモダンで、あたたかみを感じられるデザイン。切れ味は言うまでもなく抜群で、トマトなどの水分が多い食材も押し潰すことなく綺麗にカットできます。

4種類をお取り扱いしています

当店では、三徳、パン切り、ペティ、チーズナイフの4種類をお取り扱いしております。

上：三徳包丁、下：ペティナイフ

三徳は、お肉や野菜など何でも使える万能サイズ。少し小さめのペティナイフは小回りがきくので、こちらを
メインとして使う方も多いんだそうです。まずおすすめしたいのは、この2本。

上：パン切りナイフ、下：チーズナイフ

オーソドックスな上記2本に加えて、かなりのこだわりをもって作られたのが、実は、パン切りナイフとチーズナイフ。
なんと言っても、奥様がパン教室を主催しているのだから、ここは妥協できない。

NAGOMIのパン切り包丁は、通常のパン切り包丁よりも、刃先が丸いのが特徴。
パンの生地を引っかけることなく生地の中をスッと通ることで、焼きたてふわふわの食パン、硬いバゲット、具だくさんのサンドイッチも、きれいにカットをすることができます。

チーズナイフも、ソフト系からハード系までこれ一本でカットできるナイフに仕上げています。
あえて刃に厚みを持たせることで、刃に穴を開けなくてもチーズが引っ付かないのもポイントです。

長く快適に使うためには切れ味の鋭さだけではなく「継続性」がなにより大切。
そんな、リアルな使い手の声に耳を傾けて作られた包丁です。