ヨシタ手工業デザイン室/牛刀ナイフ 210 手にしっくりとなじむ、衛生的なナイフと出会いました

当店でもステンレスピーラーなどが人気の「ヨシタ手工業デザイン室」。切れ味がとても良く、握りやすい、ステンレスで衛生的に使えるという包丁（ナイフ）が登場しました。

こちらのナイフ、刃物の部分は、岐阜県で700余年の歴史を持つ刃物の産地・関市に工房を構える志津刃物製作所さんが製造されています。初めて手に取った時、切れ味抜群なのはもちろん、シャープな見た目に反して持った時の手触りのやさしさにはっとなりました。

おもしろいくらいの切れ味

使ってみてまず実感したのが、その切れ味の良さ。刃を当てるとスーッと切れます。

刃先をよく見てみると、三層の境界が日本刀の波紋のように浮かび上がっています。

ブレード（刃）は、側面の両側に錆に強いステンレス材を、中心には高硬度なハイカーボンモリブデンバナジウム鋼を配した三層構造。錆に強く扱いやすい上、鮮やかな切れ味が長く続くように作られています。

手にやさしくフィットする

ラウンドバーシリーズは、ぱっと見た時にステンレスのシャープな印象が強いかもしれませんが、握ってみると実は柔らかな感触。

刃の方向に向かい、微妙に幅が絞られているので手にやさしくフィットし、とても持ち心地が良いところも魅力です。ラウンドバーシリーズは、曲げ、切削、溶接、研磨という基本的な金属加工で仕上げられ、機械加工と手加工で一つずつ工芸的に作られています。

衛生的に使える&傷みにくい

オールステンレスなので衛生的に使えてお手入れが簡単、傷みにくいのも嬉しいところ。継ぎ目がなく、指掛かりも良い仕上がりです。

4種のナイフ

4種のナイフをご用意しています。

ペティーナイフ

ペティーナイフ。小回りがきくので、個人的にはペティーを基本の包丁として使っています。

牛刀ナイフ180

「牛刀ナイフ180」。一般的な三徳包丁と同じサイズです。

牛刀ナイフ180は、一般的な三徳包丁と同じくらいのサイズ。お肉や魚、かたい野菜なども切りやすく、万能です。

牛刀ナイフ210

手が大きい男性の方やがっつりお肉を切る時などは牛刀210がおすすめです。

パン切りナイフ

サンドウィッチ用に薄切りしたい時もご覧の通り。

「パン切りナイフ」はすっと引くだけで切れる上に、パン屑がほぼ出ないという優れもの。断面もきれいで見た目にも気持ち良い。食べる時にボソボソとした食感もない。・・・と、切る時も食べる時も、ちょっと気分良く過ごせる気がします。

金属ならではの良さと金属とは思えぬやさしい手触りを兼ね備えたナイフです。

手で触れ五感に感じることを大切に

ヨシタ手工業デザイン室は、「手で触れ五感に感じることを大切にしたい」、「手を動かし道具や素材との対話から気づき着想したい」、との思いから「手工業」という名前を冠しています。風土や環境と伝統の豊かさに生かされていることを知り、デザインすることで今日の暮らしに少しでも還元したいとの思いをこめて、作品が創りあげられています。

ひとつひとつ丁寧に企画・設計されたプロダクトは、吉田さんのデザイン室の作業場で、素材の持ち味を活かした触り心地や持ちやすさなど、細部にわたり調整され、試作を繰り返して最終的なカタチへと昇華していきます。