morinoki/チーズナイフ ソフト 優しい顔した、スゴ腕ナイフ

岐阜で700余年の歴史を持つ
刃物の産地、関市に工房を構える、
志津刃物製作所さん。
同じく岐阜を拠点に活動する
デザイナー山本愛子さん。

彼らがタッグを組んで作った、
「morinoki」(森の木)という
愛らしい包丁シリーズがあります。



こちら、志津刃物さんで制作した
メイドインジャパンの包丁ですが、
チーズナイフで2,400円、
万能ナイフで3,400円（共に税別）
と、嬉しいお手頃価格。

しかし、切れ味はさすが、関の刃物。
撮影の時に試し切りをしたところ、
あまりにもスパッと切れるので、
スタッフがおののくほどでした。



ハンドルは無垢のケヤキで、
女性の手に馴染みのいい、やや細め
のフォルムが特徴です。
こんな感じで組み立てられている
のですが、ここにお手頃価格の
秘密があるんですね。

志津刃物のスタッフの方が組み立て
をしておられるでしょう？
「外注に出さなくていいから、その分
安くできるの」とのこと。

あとハンドルが「ケヤキ」というのも
ポイントです。



例えば同じ志津刃物のナイフでも、
pommeシリーズはハンドルが金属。
この場合、ハンドルを作るのに「型」が
必要になるわけですが、型代って
結構な金額がかかるんですね。

morinokiはそこも節約できているので、
結果的にリーズナブルな価格で
販売することが出来たのだそうです。



価格が手頃といっても、
見てください、箱もかわいい！
デザインよし、切れ味よし、で
女子心をくすぐるナイフである
ことは間違いないのです。

個人的にグッと来るのが、あえて
ハンドルのラインがシャープに
なっているところです。

これが、「手に優しい」とか言って、
やんわりと丸みのあるフォルム
だったとしたら、カントリーっぽい
雰囲気になってしまって、台無し。

緊張感のあるすっきりしたライン
だからこそ、天然木の自然な
雰囲気と引き立てあうのだと
思います。

昔は「縁を切る」につながるから
ギフトにナイフ類はNGとされて
いましたが、こんなチーズナイフなら、
ギフトでもらっても嬉しいですよね。

チーズやワイン好きの人へ
贈りたくなるような一品です。