POTPURRI/ART PIECE バードエッグスタンド 「無」の状態の目がどこかシュールなエッグスタンド

指輪やピアス置きにも使えます

岡見宏之さんによるプロダクトブランド「POTPURRI(ポトペリー)」。POTPURRIは、初めからオリジナルでデザインしたアイテムを作っている他に、過去の先人が作ったけれども現在は使用せず埋もれてしまっている原型を選び、リメイクして現代に伝えていく、というものづくりもされています。 「ART PIECE(アートピース)」シリーズもその中のひとつ。もともとART PIECEの原型は、1960年代前後に愛知県瀬戸市にてヨーロッパへ輸出するために作られたのですが、当時は商品化されずにそのままお蔵入りになっていたそうです。それらの原型は凝った作りものが多く、今作ろうとするととても難しい技術が必要なのだそう。岡見さんはこれらの多数の原型を見て「これを現代にも伝えていきたい」と強く思われ、一部の柄に変更したりある程度量産できるように修正し、ART PIECEシリーズが生まれました。 ART PIECEの一番の特徴は、そのあたたかみを感じる風合いと空間にやわらかな雰囲気をもたらしてくれるところ。色付けは1つずつで施され、質感はマットで落ち着いた手触り。やさしくてどこか北欧風な印象もあり、アンティークのような佇まいをしています。 こちらのバードエッグスタンドは、少々「無」な状態ニワトリの目、あたたかみのある質感、丸みを帯びたころんとした形が何とも愛らしい一品。釉薬は焼成によって表情が出るものを使っており、1点1点異なるところが魅力です。 画像のように卵を置くのも特別感があって良いですが、指輪置きにしたり、ピアスをひっかけておくなど、インテリアのアクセントとしてお使いいただくのもおすすめ。棚や机の上、玄関で・・・と、家のどんな場所でも置くだけで絵になります。

個性を混ぜ合わせてかたちに

つくり手・岡見宏之さんによって2012年に設立された「POTPURRI(ポトペリー)」。POTPURRIは、スウェーデン語で「混ぜ合わせ」という意味だそうです。 決して1人でものづくりをするわけではなく、人との出会いやカルチャー、職人の技術などの個性を混ぜ合わせてものをつくる。そういったつくり手の思いが、このブランド名には込められています。 いつの時代も変わることのない、普遍的に美しい造形を追及しながら、同時に、常に新しいチャレンジをして変化していく。その姿勢を大切に、丁寧にものづくりをしている、今後注目のブランドです。