バイヤーからのお便り
値上げ前に!普段使いにもハレの日にも食卓を彩る豆皿

こんにちは、バイヤーの畠田です。
日々の食卓のアクセントになってくれる、豆皿。わたしは、つくり手さんの展示会や旅先でかわいいものを見つけると「これなら小さいからかさばらないし……」と、食器棚がいっぱいなことは見て見ぬふりをしながら、ついつい連れ帰ってしまいます。
当店でもさまざまな豆皿のお取り扱いがあります。毎年、特に豆皿が活躍する年末にまとめてご紹介することが多いのですが、この度8月1日から価格改定が入ることになり、みなさまにお知らせいたしました。豆皿は家族分など複数枚揃えることも多いと思いますが、1枚あたり220円〜1210円(税込)ほどの値上げになるので、お買い求めは7月中がおすすめです。
久々に再入荷したアイテムも。それぞれ数に限りがありますので、お気に入りの一枚があればお早めにどうぞ。
絵になる縁起物モチーフ
ここからはいくつか人気のアイテムをご紹介させていただきますね。
はじめにご紹介するのは、縁起物をモチーフにしためでたい器たちです。何より見た目の愛らしさにきゅんとくる一枚。ちょっとしたおかずを一口、二口分ずつ3種くらい盛るだけで華やかさがぐっと高まります。
いろいろな器を比べてみて、「形自体が縁起物」「絵付けの色合いが華やか」という器を選ぶと、年末の食卓では一番楽に特別感が出るなと実感しています。



すべて与山窯。上から時計まわりに小紋富士図、色絵若松富士山図、染錦蛸唐草富士山図、色絵三方富士菊花文
縁が立ち上がっている豆皿は、汁気が気になる料理も安心して盛ることができるのが嬉しいところ。めでたいを意味する「鯛」、正月らしい「富士」や「松」など、晴れやかな席にぴったりのモチーフです。
取り皿として活躍する、ハレの日にぴったりな桔梗渕4.5寸皿
今回ご紹介している中で一番サイズが大きく、とりわけ華やかなのが、桔梗渕4.5寸皿シリーズです。
すべて与山窯。左から時計まわりに、染錦祥端富士山図、染錦梅にうぐいす富士山図、色絵三方富士菊花文、赤絵花弁富士山図、呉須赤絵地文に鳥、色絵市松魚文、輪宝団龍富士山図、南京赤絵
つくり手の与山窯は創業が安政年間の窯元。昔から伝統的な図柄を描いてきた窯元がつくる皿には、富士や龍など、おめでたいモチーフが描かれています。色数が多く図柄も細やかなため、並べた時にはとても華があり、お祝いの日やお正月のハレの日にぴったり。
このシリーズは全て4.5寸(φ13.2cm)というサイズで作られています。豆皿よりも大きく、取り皿として使いやすいサイズ。来客で大皿から取り分ける時や、正月におせちを食べる時など、テーブルを複数人で囲む時の取り皿として活躍します。深さも2.5cmあり、多少汁気があるものでも安心して使えますよ。
普段も使いやすい形と絵柄
お正月やハレの日だけではなく普段の食卓でも出番が多い器がいいという方におすすめなのは、形がシンプル、色数が絞られている器です。
副千製陶所 角豆皿 (渕地紋、格子、みじん唐草)

上から時計まわりに、皓洋窯 木瓜小付 染付見込桃、副千製陶所 角豆皿 渕地紋、与山窯 木瓜手塩皿 瑠璃釉

上から時計まわりに、皓洋窯 木瓜小付 染付見込桃、副千製陶所 角豆皿 渕地紋、与山窯 木瓜手塩皿 瑠璃釉
色使いや形がシンプルな器は、醤油を入れたり、香の物を乗せたりと、日々手にとる機会も多くなるはず。華やかな柄の豆皿との組み合わせもおすすめです。
こちらに掲載していない豆皿も多数ございます。ぜひこの機会にご覧くださいね。

ショッピングユニットでバイヤーをしています。その商品のどこが良いのか、なぜ良いのかを、わかりやすくみなさまにお届けしたいと思っています。