朝起きた時や仕事から帰った夜、生ごみの嫌な臭いで不快になった経験はありませんか？

「パリパリキュー」は、低温の温風を吹き付けて、生ごみを乾燥させる生ごみ処理機です。乾燥させることで、雑菌の繁殖を抑えられるので、臭いが激減し、コバエの発生も防ぎます。生ごみのかさが約1/5程度まで減るので、ごみ出しの回数が減るというメリットも。コンパクトで室内に置けるので、屋外に置くタイプは難しいというご家庭にもおすすめです。

生ごみがパリパリになるから、臭いもごみ出しも減る

生ごみ処理機とは、生ごみ減量化などのために家庭用に開発された機械のことです。乾燥させたり、微生物の働きで分解させたりするなど、さまざまな処理方法がありますが、こちらのパリパリキューは温風によって水分を乾燥させる「乾燥式」。雑菌の繁殖が抑えられるので、臭いやコバエ対策になります。

実は、生ごみのおよそ80％は水分です。この水分を飛ばすため、重さが約1/5ほどに減るというのも大きな魅力です。ごみのかさが減ることで、ごみ出しの回数も減らすことができます。決まった曜日にしかごみ出しのできないご家庭には特に重宝します。

低温の温風で乾燥させるから、他のごみとの仕分け不要

生ごみの中から、つまようじなどを分別するのは不快な作業ですよね。でもこちらは、ごみの分別が不要です。なぜなら60〜80℃の低温で乾燥させているから。100度を超えない温度だからこそ溶けたり発火したりする心配がなく、粉砕させる機能がないので異物を巻き込んで故障するといったこともないというわけです。

付属のバスケットを三角コーナーの代わりにシンクに置くことができます。バスケットに生ごみが溜まったら、そのバスケットごと処理機に投入できるから、処理時に手で生ごみを触る必要もありません。毎日の生ごみ処理の負担を、格段に減らしてくれます。

乾燥させた処理物は、有機質肥料として使える

乾燥させた処理物は、細かく砕いて土に埋めれば有機質肥料としてお使いただくことができるのも魅力。ガーデニングや家庭菜園などをされていらっしゃる方は、植物の生育が良くなったという検証結果もあります。ごみの削減に貢献できるのも嬉しいですよね。

同じように生ごみを土に埋めて発酵を促すものとして、コンポストがありますが、こちらの乾燥機を使えば、コンポストよりも手軽に肥料を作ることができる上に、虫が集まってしまう心配もありません。

台所から生ごみの臭いがなくなる

また、乾燥中の臭いが漏れないよう、様々な工夫がされています。

ひとつは脱臭フィルター。処理中に吹き付ける温風は全て、強力な活性炭脱臭フィルターを通って排出する仕組みになっています。脱臭フィルターの交換目安は4〜9ヶ月。交換の時期がきたら、フィルターを交換してくださいね。

もうひとつは、特許技術の「負圧空間設計」も臭いを漏らさないためのポイント。運転中は「空気を吸い込む」ような形になるため、臭いが外に漏れません。通常、本体の隙間などから臭いが漏れないようにするためにはパッキン等を使い密閉する必要がありますが、手入れが面倒な部品を使わない設計を実現しています。

使い方について

前述のとおり、バスケットは水切りネットを被せて、三角コーナーのように使うことができます。料理が終わったら、バスケットに受け皿を付け、本体にセットしてボタンを押すだけ。乾燥させる際、ネットを外す必要はありません。

こちらのパリパリキューは1〜5人用で、約1000gまでの生ごみを一度に処理することができます。バスケットいっぱいに生ごみを入れると、およそ1000g。この大きさは一般的な三角コーナーの約1.5倍くらいなので、ご家族の多い方でも十分な量を処理できます。

バスケットをセットしたら運転ボタンを押します。ボタンは至ってシンプルで、電源と、モード切替のみです。

「パリパリモード」は、肉・魚類などの動物性の油分を多く含んだ生ごみや、野菜のかたまりなどの水分を多く含んだ生ごみを乾燥させる時や、バスケットが半分以上埋まっている時に。処理時間は約7時間30分〜10時間40分ほどです。「ソフトモード」は、野菜の皮など乾燥しやすいものや、処理量がバスケット半分以下の時に。処理時間は約4時間10分〜5時間20分ほどです。

電気代は一度乾燥させるごとにパリパリモードで約28円〜45円、ソフトモードで約16円〜23円が目安になります。乾燥をコントロールするためのPシステム（自動停止機能）が搭載されており、生ごみの乾燥状態を検知し自動停止してくれるので、電気代も最小限に抑えられます。

また、3時間後に自動スタートする予約機能もあり、就寝後に稼働させることもできます。深夜にも使えるよう、静音性にも気を配られており、処理中の運転音は約36dBほど。室内だと「小さく聞こえる」とされる音のレベルです。運転音はしますが、気にならない程度です。

ごみ問題に取り組むつくり手から生まれた、家庭用生ごみ乾燥機

このパリパリキューを作っているのは、リサイクル施設や粗大ごみ処理施設といった環境プラントの企画・施行・設計などを行う、香川県の島産業株式会社。さまざまなごみ問題に当事者として携わり続けてきた会社です。

ごみの焼却・運搬コスト増、CO2の排出量増といった社会的な課題と向き合う中で、たどり着いたのが「生ごみを乾燥させること」。家庭から出る可燃ごみのおよそ半分が生ごみで、更にその内80％は水分なんだそうです。乾燥させていない生ごみは大量の水分を運んでいることと一緒ですし、水を含む分、焼却にも時間がかかります。

また、不快な臭いやコバエ、汁だれによる衣類の汚れ、重さによるごみ出しの負担など、生ごみにまつわる一般家庭の悩みも、実はほとんど水分が原因。地球環境にも家庭にも優しい、ごみ問題の解決法として、家庭用生ごみ減量乾燥機を開発しました。

パリパリキューの本体のサイズは幅23cm奥行27cm高さ27cmとA4サイズの用紙くらいで、一度に1kgの生ごみを処理できるとは思えないほどコンパクト。他のキッチン家電と並べて置いていただけます。生ごみを捨てる時、手で触ったり、汚い汁が垂れたりするのは仕方ないと思って我慢していた方も多いはず。生ごみ処理の不快感をぐっと少なくしてくれるアイテムです。

助成金制度をご利用いただけます

家庭用の電気式生ごみ処理機を購入する際に、お住まいの地域の自治体から助成金が出る場合があります。自治体によって異なりますが、購入金額の2分の1〜3分の1以内、限度額を2万円〜3万円までとしている自治体が多いようです。助成金制度をご利用いただくことで安く購入することができますので、ぜひ事前にご確認ください。お住まいの市区町村が助成対象かどうかは、つくり手の島産業のウェブサイトからもご確認いただけます。また、申請のタイミングや方法は自治体によって異なりますため、詳しくは購入前にお住まいの市区町村にお問い合わせくださいね。

 

 

 

 

 

この投稿をInstagramで見る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

STYLE STORE(@stylestore.jp)がシェアした投稿