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バイヤー畠田の屋久島の旅 第1回
この夏、ずっと行きたかった憧れの場所、
屋久島へ行ってきました。
3泊4日の滞在、都会では経験できない
素晴らしい時間が詰まっていました。
美しい自然やおいしいご飯の写真を交えて
全4回でお届けしたいと思います。
屋久島といえば・・・縄文杉
折角屋久島に来たなら、
有名な老杉・縄文杉を見なければ!
ということで、屋久島到着の翌日は
早朝4:00に起きて、縄文杉登山へ。
しかしながら、縄文杉までは約22km、
往復11時間の道のりなんです。
慢性的な運動不足のわたくし、
そんな距離歩いたこともない…と
不安でいっぱいだったのですが、
いざ歩き始めると、美しい樹々と
心地よい空気で足取りは軽々でした。
江戸時代には年貢として
幕府におさめられていた、屋久杉。
木を伐採するために、昔はこの山の中に
ちいさな村がありました。
トロッコはその村人たちの足として
使われていたそうです。
屋久杉の伐採をして生計を立てていた人は
街に住む人々よりお金を稼いでいたため
裕福な生活をしていたんだそう。
昔の写真資料を見ると、
良いお洋服を着たお洒落なご婦人が
トロッコに乗っていて、とても驚きました。
今は自然保護のため、木々の伐採は
禁止されています。
山奥に行くほど大きく立派なものが
増えていくのは、伐採されずに
昔からそのまま残っているからなんですね。
写真がすこし薄暗い雰囲気なのは
天気のせいもありますが、
わさわさと生い茂った葉っぱが
光を遮断しているから。
おかげで、真夏でも直射日光に晒される
ことなく、すこし涼しく感じます。
道中おっかなびっくり渡った、
一人がやっと通れるほどの欄干のない橋!
かなりの高さがある上に、
架かっているのは雨で
濁流と化した大きな川の上。
雨で足元も滑るので
一歩一歩慎重に歩みを進める、
スリルたっぷりな体験でした・・・
そしていよいよご対面。
五時間半かけて会いに来た
縄文杉が、こちらです。
どーん
(写真じゃいまいち伝わりづらいですね・・・)
縄文杉は、保護のために近くまで寄れないので
観賞用の舞台から見ることになります。
実際に目で見ると、全体像を視界に
収めきれないほど大きくて、
うねるような力強さでした。
これは画像や写真では感じられない迫力。
ぜひみなさまも屋久島へ行って
ご自身の目でご覧ください!
その翌日は白谷雲水峡へ
縄文杉と同じくらい人気のあるスポット
「白谷雲水峡」。
縄文杉よりも短時間で自然と触れ合えて、
おすすめです。
もののけ姫の森とも言われる「苔むす森」は
動画で撮ってきたので、
その苔っぷりをどうぞ。
屋久島には、日本の全植物の
7割にあたる種類が自生していて、
苔はなんと600種類も生えて
いるんだそう。
触るとべとべとする苔があったり、
苔の上から更に苔が生えていたり。
見たことのないような光景ばかりでした。
そんな苔たち、屋久島の自然を育む上で
とっても大切な役割を持っているんです。
それがどんな役割なのかは、
第二回でお話ししたいと思います。
【バイヤー畠田の屋久島の旅 目次】
第1回 屋久島と言えば・・・
第2回 雨でこそ美しい、屋久島のひみつ
第3回 旅の楽しみ、お宿とごはん
第4回 「屋久島の呪い」とは
ショッピングユニットでバイヤーをしています。その商品のどこが良いのか、なぜ良いのかを、わかりやすくみなさまにお届けしたいと思っています。