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バイヤー畠田の屋久島の旅 第3回
全4回でお届けしている
バイヤー畠田の屋久島旅行記。
第3回は、お宿とごはんについてです。
ここでよかった、と心から思えたお宿
4日間の屋久島滞在中、お世話になった
「モスオーシャンハウス」。
眼前に海が一望できて
ご飯がとっても美味しいお宿です。
登山や街歩きに出掛けている時以外は
ぼーっと海を眺めたり、
宿の近くを散歩したり、
宿の軒先にあるハンモックに
揺られながら本を読んだり。
なんとも贅沢な時間でした。
滞在中に時間を見つけて読んでいたのは
星野道夫さんの「旅をする木」。
中目黒の花屋 田中さんが
おすすめの本としてご紹介されて以来
気になっていた本で、偶然宿の本棚で
見つけて、思わず読み耽ってしまいました。
旅の醍醐味、おいしいもの
そして毎日なにより楽しみだったのが
ご飯の時間!
献立の全ての料理を
「屋久島で採れるもの」だけで作るという、
お料理自慢のお宿なんです。
4日間の滞在中、お肉は一度も
口にしませんでした。
マクロビオティック的な考え方ではなく、
「身土不ニ(しんどふじ)」という
「その土地でその季節にとれたものを
食べるのが健康に良い」
という考え方なんです。
お肉が出ないのも、
屋久島では畜産が行われていないから。
土地の恵みで育ったものだけで
作られた料理を、その土地で戴くなんて、
なんて贅沢なんだろう・・・と思いながら
ひと口ひと口噛み締めました。
本当にどれもこれも美味しい!
憧れはあっても、現代ではなかなか
実践できない食生活。
こういうライフスタイルに惹かれて
移住してくる方も多いそうです。
宿の方は本当に優しく、
登山用のお昼ご飯を買い損ねた
わたしたちに、特製おにぎりを握って
持たせてくれたりもしました。
今までいろんなところへ旅行をしましたが、
「この宿の人に会うために
また戻ってきたい!」と思う経験は初めて。
心地よい時間を過ごさせてくれた
宿のみなさんに、心から
ありがとうと伝えたいです。
【バイヤー畠田の屋久島の旅 目次】
第1回 屋久島と言えば・・・
第2回 雨でこそ美しい、屋久島のひみつ
第3回 旅の楽しみ、お宿とごはん
第4回 「屋久島の呪い」とは
ショッピングユニットでバイヤーをしています。その商品のどこが良いのか、なぜ良いのかを、わかりやすくみなさまにお届けしたいと思っています。