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バイヤー畠田の屋久島の旅 第4回
全4回でお届けしている
バイヤー畠田の屋久島旅行記。
最終回は、屋久島で感じたことについてです。
旅の思い出は人との出会い
旅行から帰った後に一番心に残るのは、
美しい風景でもおいしい料理でもなく、
旅先の人とのふれあいだなあ・・・と
歳を重ねるごとに思うようになりました。
今回の旅でとても印象に残っているのは
第3回でも書いた、宿のみなさんと
屋久島のバスの運転手さん。
屋久島の唯一の公共交通機関
であるバスは、1時間に1本。
車が運転できない旅行者の
貴重な足になります。
この運転手さんがとても親切。
運転の合間にガイドブックに載っていない
屋久島の地元話を聞かせてくれたり、
道に屋久猿がいたら
「猿がいますよ〜写真撮りましたか~?」
と言って止まってくれたり。
海外からの旅行客も多い中、
英語に苦労しながらもとても明るく、
親切にしていらっしゃった運転手さん。
多くのひとの「屋久島の旅」の
良い思い出になるんだろうなあ、と
強く印象に残っています。
屋久島の呪い
「屋久島に来た人の多くは、
『屋久島の呪い』に罹るんです」と
仰っていたのは宿の方。
屋久島の呪いってなんだろう、
素敵すぎてまた来たくなることかな?
と思ったのですが、
折角だから縄文杉を見なきゃ!とか、
白谷雲水峡にいかなきゃ!とか、
有名な場所の観光に捉われて
しまうことを、「呪い」と
呼んでいるようでした。
「勿論、どちらの観光地も
島の宝ですけど、屋久島だからこそ
感じられることってほかにも
たくさんあると思うんです。」
悪天候も多い屋久島で大切なのは
自然に合わせて自分が行動すること。
雨の日は迫力を増す滝を見に行こう、や
宿でゆっくり過ごそう、と
気分を切り替えて、存分に
その環境を楽しむこと。
そしたら、屋久島の良さを
心の底から感じられますよ。
そんな言葉に、
普段の自分の生活を省みて
なんだかハッとさせられたのでした。
わたしも今回の旅行で
呪いを解いたので、
もっと屋久島を奥深く知るために
いつか再訪したいなあと思っています。
【バイヤー畠田の屋久島の旅 目次】
第1回 屋久島と言えば・・・
第2回 雨でこそ美しい、屋久島のひみつ
第3回 旅の楽しみ、お宿とごはん
第4回 「屋久島の呪い」とは
ショッピングユニットでバイヤーをしています。その商品のどこが良いのか、なぜ良いのかを、わかりやすくみなさまにお届けしたいと思っています。