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和食だけじゃない!おしゃれな和食器をフレキシブルに使おう

2017年10月06日更新

和食器でテーブルを美しくコーディネート

毎日の食卓で使いたい和食器

和食器にはどのようなイメージをお持ちですか?和食にしか使えない、高価そう、古臭い・・・。そんなイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。このところ、毎日の生活の中で使えるおしゃれな和食器が次々に登場しています。和食に限らず、洋食やスイーツにも使うことができるモダンな雰囲気のものも多くなっています。

同じ食器でも違う表情に

同じ器を使った和食と洋食の盛り付け例を見てみましょう。こちらは「masamura craft(マサムラクラフト)」の「Berg(ベルク)」シリーズ。岐阜県の多治見で作られている「ベルク」シリーズには、「ライスボウル」をはじめ、大小4種類のプレートやオーバル型のボウル、ティーポットにカップなどがあります。旅館の朝ごはん風のおかずにもしっくりなじみますね。

洋食を盛り付けると

同じ「ベルク」シリーズの器に洋食を盛り付けた例がこちらです。黒と緑がナチュラルにミックスされた表情の器は、グリーンサラダやカルボナーラなど明るい色味のおかずと相性が抜群。素朴なパンをのせてもいいですね。このように、和食器の用途は和食だけではありません。幅広い使い方を楽しむことができるのです。

テーブルをアレンジしやすい豆皿と小皿

古典柄をモダンにデザインした豆皿

和食器を初めて手に入れる場合、おすすめしたいのは豆皿。豆のような小さなお皿という意味のネーミングもキュートですね。豆皿はデザインが多様なので、何枚も欲しくなってしまいそう。こちらは日本の古典柄をモチーフにした「KIHARA(キハラ)」の「Mamezara 5種セット(吉祥紋様)」。それぞれの文様に意味が込められているので、テーブルでのトピックにもなります。

無地の豆皿は洋風にもなじむ

こちらは5枚組の「suzune 手塩皿」。「miyama.(ミヤマ)」の製品です。手塩皿(てしおさら)は、江戸時代にお塩やお醤油などの調味料を入れるために作られた器。手のひらにすっぽり入る小ささが魅力的です。「suzune(すずね)」は伝統的な「輪花(りんか)」という花びらを開ききったお花のデザイン。柄がないデザインは、どんなお料理にもなじみます。

テーブルのアクセントになるめでたい小皿

こちらは、岐阜県多治見の「蔵珍窯(ぞうほうがま)」がスタイルストア限定で製作した「めでたい小皿揃」。日本のハレの色である赤と白に金をプラスしたおめでたいデザインがテーブルのアクセントになってくれます。「めでたい」とかけた鯛の絵柄も印象的ですね。おかずを盛り付ける小鉢として、ワインのおつまみ用の器として、和洋問わずに活躍してくれます。

昔ながらのデザインが逆に新鮮!

カラフルで個性的なデザインが魅力的なこちらの豆皿は、「与山窯」の製品。「染錦蛸唐草富士山図」や「色絵三方富士菊花文」など、それぞれ魅力的な名前がつけられています。ポップなデザインは、江戸時代に創業された窯元に残されていた古い図柄から採ったものだそうです。豆皿は手ごろな価格のものが多いので、選ぶ楽しみが味わえます。

和モダンなテーブルを演出しやすい黒い器

余白を活かす盛り付けが美しい

黒い器は、モダンでスタイリッシュな印象。和食器の中にも黒い釉薬を使ったものがあります。黒い器を使うときは、器に余白を残した盛り付け方がおすすめ。和モダンスタイルのテーブルコーディネートなどに取り入れてみてください。おしゃれ度がぐっと高まります。

スクエア皿はテーブルにアクセントを生む

スクエア型のプレートは、スタイリッシュでモダンな印象です。こちらのようにスクエア型のプレートでトータルにコーディネートしたテーブルは、シャープな雰囲気に。ラウンド型やオーバル型のプレートとミックスするとスタイリッシュな雰囲気を作ることができます。

細長いプレートには焼き魚やお鮨を

こちらの黒いプレートは「KIHARA」の「SQUARE 長角皿 黒鉄砂」。細長い形のプレートには、焼き魚にぴったりです。マットな質感の黒い釉薬は、鉄が含まれている黒鉄砂。巻き寿司やお刺身、オムレツなどを盛り合わせ、色のコントラストを楽しむこともできます。

テーブルに置いておきたい小さな器

「かもしか道具店」の「おともの器 黒」は、梅干しやちりめんじゃこなど「ごはんのお供」を入れるためにデザインされたフタ付きの器です。直径8cm×高さ7.5cmという小ぶりサイズの器は、テーブルに出しておきたくなる可愛さです。

スタイルストア限定の木甲皿

こちらはスタイルストア限定で販売されている「木甲皿 小 黒流彩」。日本の伝統的文様である、瓜を輪切りにした形をモチーフにしています。マットな質感が特徴の黒い釉薬「黒流彩(くろりゅうさい)」のプレートに色鮮やかな苺をのせて。

使い勝手がいいシンプルな木の器

木目が美しいナチュラルなお椀

お味噌汁のお椀として使われる木のお椀。典型的な和食器の1つというイメージがありますが、使い方のバリエーションはさまざま。木目が美しいナチュラルなお椀は、ボウルとして使うアイデアがおすすめです。

スープやシチューの器として

まずは、お味噌汁と同じ汁物のスープやシチューを盛りつけてみましょう。ほっこりとした木の器とあたたかいスープやシチューの組み合わせは抜群です。こちらの「銘木椀 さくら 大」は、直径13cm×高さ7.4cm。深さがあるのでたっぷり入ります。

朝ごはんのシリアルやグラノーラにも

たっぷり入る大サイズは、朝ごはん時にも活躍します。フレッシュなルーツを入れたグラノーラを盛り込むと、見た目にもナチュラルでおしゃれな印象に。

ヨーグルトやフルーツにも

こちらは「欅(けやき) 小」。直径10.5cm×高さ6cmの小さなボウルは、ヨーグルトやフルーツを入れるのにちょうどいい大きさです。チョコレートなどのおやつを入れてもいいですね。

こんな和の器もおすすめ!

モダンな雰囲気のすり鉢

まるでカフェオレボウルのような「SAKUZAN」の「すり鉢&すりこ木 白 M」もおしゃれですね。すり鉢としてはもちろん、盛り鉢として使うこともできます。ざっくりとしたクッキーなどを盛り込んでおうちカフェタイムを楽しむのもおすすめです。

陶器のお重に美味しいものを詰めて

陶器製のお重も、おしゃれな使い方が楽しめる器です。「KIHARA」の「松華堂 お重」は、白と藍色の2色展開。正方形のお重と台形のお重がセットになった2段重です。フタもプレートとして使うことができます。お節料理を入れてもすてきですが、ご覧のようにサラダやオードブルを盛り付けても美しいですね。

和食以外にもおしゃれな和食器を使おう

和食はもちろん、洋食やフルーツなどさまざまな使い方ができる器を中心に、おしゃれな和食器をご紹介しました。「和食器」という名前に縛られず、自由にフレキシブルな使い方を楽しんでみませんか。

このコラムを書いた人

インテリアをはじめ、雑貨やファッション、アートなど美しいものが大好きです。夫と二人の息子、犬と猫と一緒に暮らしています。