海ノ向こうコーヒー/カフェオレとコーヒー4種お試しセットギフトボックス アジア各地のコーヒーの飲み比べができるセット

「海ノ向こうコーヒー」は、アジアや中南米、アフリカなどの、産地の暮らしや環境にも配慮して作られた「トータル・クオリティ」のコーヒーを生産しています。失われつつある森を守るため、希少な動物を保護するため、小規模農家さんの持続可能な生産を目指すため、コーヒーの産地のつくり手と手を携えながら商品の開発を行っています。

中でも、アジアは、つくり手の活動が始まった地でもあり、まだ日本ではあまり流通していない高品質なコーヒーの生産地です。ラオス、ミャンマー、中国、インドネシアの個性豊かなコーヒーとカフェオレを気軽に楽しめるセットをご紹介します。

4か国のコーヒーの魅力について

ひとくちにコーヒーと言っても、産地・精製方法・焙煎度によってその味わいはさまざま。こちらのセットには、「ミャンマーの庭先コーヒー」、「バリの湧水コーヒー」、「雲南の桃源郷コーヒー」、「ラオスの森コーヒー」の4種類のコーヒー各50g（中細挽き粉）と、カフェオレベース1本が入っています。

ミャンマーの庭先コーヒー

ミャンマーのシャン州、ユアンガン地域のコーヒーです。

ユアンガンの標高は1400〜1600m、涼しく土壌が肥沃なため、ミャンマー国内では良質なコーヒーの産地として知られています。大規模な農園はなく、土地の農家さんの庭先で育てたコーヒーなので、「庭先コーヒー」と名付けられました。

焙煎度：中煎り
精製方法：ハニープロセス（脱穀後、水洗いせずに乾燥）
苦味：中程度
酸味：中程度
フレーバー：青りんご、トースト、はちみつ
栽培：栽培期間中農薬化学肥料不使用

青りんごのような爽やかな酸味があり、口当たりがやわらかく、後に甘みを感じるやさしい味わいです。

ハニープロセスという方法で精製され（コーヒーの果肉から種をとりだした後、種のまわりについている甘い膜を、あえて洗い落とさずに乾燥させて精製する方法）、はちみつのような甘みが引き出されているのが特徴です。

バリの湧水コーヒー

インドネシアを代表する観光地、バリ島の小さな村、ボン村で生産されているコーヒーです。

この村の農園の敷地内には、ヒンドゥー教の聖水に指定された湧水が流れていて、コーヒーの精製を行っているのだそうです。写真の生産者は、スラマットさん。研究熱心な彼は、地元の南国フルーツでつくった秘伝の天然酵母でコーヒーを発酵させています。そのためか、柑橘のジュースのような明るい酸味のある、特徴的な味わいに仕上がっています。

焙煎度：中浅煎り
精製方法：ウォッシュド
苦味：中程度
酸味：強い
フレーバー：柑橘ジュース、カシューナッツ
栽培：栽培期間中農薬化学肥料不使用

バリの湧水コーヒーは、柑橘のジュースのような明るい酸味が特徴。酸味のあるコーヒーなので、柑橘系のフレーバーのスイーツや、レアチーズケーキなど、甘酸っぱいおやつとよく合います。また、ナッツをつかったおやつとも相性が良いです。

雲南の桃源郷コーヒー

中国の内陸部、ミャンマーとの国境近くに位置する雲南省からやってきたコーヒーです。豊かな自然が残るこの地域はお茶の産地として有名ですが、実は、中国最大のコーヒー産地なのだそう。中国国内のコーヒー生産量の約9割以上を占めています。コーヒーのほか、すももや桜、お茶の木がのびのびと生い茂り、花の咲く時期はまるで桃源郷のようです。

焙煎度：中浅煎り
精製方法：ナチュラル
苦味：弱い
酸味：中程度
フレーバー：桃シロップ、梅酒

こちらのコーヒー、かなり個性的な香りが特徴です。「収穫後に一定時間熟成させたら、面白いコーヒーになるのでは？」と考えた加工責任者のソウさんが、低温、密封状態で適度に発酵させてほどよく熟成させる方法を独自に編み出したのです。

普通にいれて頂いてもいいのですが、いつもより薄めに入れてさらりとした味わいを楽しむのもおすすめだそうです。

ラオスの森コーヒー

ラオス北部、ルアンパバーンは、つくり手のコーヒー事業が始まった場所です。モン族が伝統的な焼畑農法を続けていた土地でしたが、近代化による森林の減少が進行。コーヒーを栽培することで、森林を保護する「アグロフォレストリー」の考え方を用いたコーヒー栽培の普及に2016年から取り組んでいます。

焙煎度：中深煎り
精製方法：ウォッシュド
苦味：やや強い　　
酸味弱い
フレーバー：ビターチョコ、きび砂糖
栽培：栽培期間中農薬化学肥料不使用

そんな森で生まれるコーヒーは、チョコレートのようなコクと優しい甘みがあるコーヒーです。あえて少し深めに焙煎することで、チョコレートやカラメルのようなほろ苦さや甘さが感じられます。

カフェオレベース

昔ながらの喫茶店の濃いカフェオレをイメージしたオリジナルカフェオレベースです。

深めに焙煎したミャンマーとインドネシアのコーヒー豆を特別にブレンドしています。お砂糖は甜菜糖とグラニュー糖を半分ずつ使用しているので、すっきりとした甘さです。ミルクを加えるだけで簡単に美味しいカフェオレがご自宅で楽しめます。

豆乳などの植物性ミルクをご使用の場合は、カフェオレベースの量を少し減らすと、バランスのいいカフェオレになりますよ。

ひとくちにコーヒーといっても、育つ場所や製法でこんなにフレーバーが変わるのか、ときっとびっくりされると思います。それぞれの場所に思いをはせながら、まるで旅をしているような気分でコーヒータイムを楽しむことができるセットです。