海ノ向こうコーヒー/カスカラコーラ 炭酸で割っても、暖かいミルクに入れても美味しいクラフトコーラベース

「海ノ向こうコーヒー」は、アジアや中南米、アフリカなどの、産地の暮らしや環境にも配慮して作られた「トータル・クオリティ」のコーヒーを生産しています。失われつつある森を守るため、希少な動物を保護するため、小規模農家さんの持続可能な生産を目指すため、コーヒーの産地のつくり手と手を携えながら商品の開発を行っています。

そんなつくり手が着目したのが、コーヒーを生産する過程で大量に廃棄されてしまう、コーヒーの果皮や果実部分。フルーティーな風味を生かして、スパイスを加え、クラフトコーラシロップが生まれました。炭酸割りやミルク割りなどさまざまな飲み方でお楽しみいただけます。

コーヒーの果肉と果皮をアップサイクル

私たちが普段目にしているコーヒー豆は、コーヒーチェリーの種子の部分。コーヒー豆の精製過程で大量に発生する皮や果皮は、これまでは使い道がなく捨てられてしまうことがほとんどでした。

コーヒーチェリーの果実は、さくらんぼのように赤いのです。その見た目のとおり、甘酸っぱくフルーティーな香りと味わい。ポリフェノールが豊富で抗酸化力も高いといわれています。

これをなんとか活用し、1粒のコーヒーチェリーから得られる農家さんの収入を増やしたい、という思いから生まれたのが「カスカラコーラ」です。コーヒーの実の皮と果肉部分を乾燥させた「カスカラ」のクラフトコーラです。ちなみに、「カスカラ」は、スペイン語で「籾（もみ）」を意味するのだそうです。

カスカラの果実感とスパイスがマッチした深みのある味わい

カスカラは、さくらんぼのようなフルーティーな香り、そしてドライイチジクやあんずのような甘酸っぱい味わいが特徴。普段飲んでいるほろ苦いコーヒーからはなかなか想像がつきませんが、コーヒーはフルーツなんだ、ということを実感させてくれるフレーバーです。

そんなカスカラのシロップをベースに、高知県の生姜、カルダモン、クローブ、ブラックペッパーなど8種類のスパイスをブレンドした「カスカラコーラ」。カスカラのフレッシュな果実感やコクに、スパイスがピリッと効いています。甘すぎず爽やかな喉ごしで、すっきり飲めるのが魅力。着色料や香料を使用していないため、カスカラの豊かな風味そのものをお楽しみいただけます。

カスカラ（原料のままの場合）そのものには、コーヒーほどではないですが、カフェインが含まれています。ただ、シロップにする過程で、カフェインはかなり薄まりますので、通常でしたらお子様でも飲んでいただけるものになります（ただし、カフェインに対して過敏な方はご注意いただいた方が良いと思います）。

お好みの濃度、割り方で楽しめるシロップタイプ

こちらはシロップタイプなので、好みの割り方でアレンジできるのがいいところ。爽快な喉ごしを楽しみたいときは炭酸水で、寒い季節はお湯で、といったように、ご自宅でさまざまなドリンクを作ることができます。炭酸水で割る場合は4：1（シロップ）の割合が基本ですが、濃度はお好みに調節可能。市販のコーラは甘すぎて苦手、という方も安心です。

また、牛乳や豆乳で割れば、まるでチャイのような味わいのカスカラコーラ・オレに。ホットでお飲みいただくと、スパイスの風味も相まって体の中からポカポカと温まります。季節や気分に合わせて、口いっぱいに広がるフルーティでスパイシーな味わいをお楽しみください。

コーヒーチェリーの果皮と果実を活かして作られるカスカラコーラ。これまで廃棄されてきたという話が信じられないほど、フルーティーで深みのある味わいが魅力です。コーヒーの産地を支援しながらおいしく飲めるカスカラコーラを、ぜひ一度お試しください。