インタビュー&ゲストコラム
至福のバスタイムを約束する「ボディブラシ」ができるまで
デザイナーの寺内ユミさんに伺う、
ブラシブランド「SHAQUDA」
(シャクダ)の魅力。
前回は、SHAQUDAが誕生する
までのお話やその世界観について
お聞きしました。
SHAQUDAのコンセプトである
「けしきを みたす」には、使って
いるとき、持ち歩くとき、置いてある
その場の景色さえも満たしてくれる
ようなブランドでありたい、との想い
が込められているそう。
江戸時代からの伝統技術を受け継ぐ
職人たちの誇り高き「クラフトマンシップ」。
新時代のスタンダードともいうべき
シンプルかつ豊かな表情を有する
「デザイン」。
そして、日常シーンを 贅沢な非日常
空間へといざなう「シャクダスタイル」。
そんな3つのフィロソフィーを持ち、
オーセンティックながら新しいスタイル
を提案するブラッシュブランドが、
SHAQUDAです。
その中でも、とくに人気が高いアイ
テムである SUVÉ (スーヴェ)の
ボディブラシについてお聞きします。
1本1本手作業で仕上げた、極上の肌触り
ライター小林:ボディブラシは、早速
スタイルストアでも大人気ですね。
寺内さん:嬉しいです。ボディブラシは
日本ではそれほどメジャーなアイテム
でもないし、ほかに比べると価格もお高め
なので、実はこんなにヒットするとは思っ
ていなかったんですよ。
小林:「触ると必ず欲しくなる」と評判
だと聞いています。私も触ってみて、
欲しくなりました(笑)
肌触りの気持ちよさは格別ですね。
寺内さん:熊野の職人さんたちが
持つ筆づくりの特徴は、この穂先です。
一般的なブラシは先端をカットして
断面を揃えるのですが、熊野筆は
そうではありません。
肌にあたる部分は、生えたままの天然の
毛の「先端」なんですよ。
小林:穂先を活かしてつくっているから
こそこの肌触りが実現するんですね。
総合ブラシメーカーの技術力が光るプロダクト
寺内さん:さらに、このボディブラシの
なめらかな肌触りは、製造を手がけて
いる瑞穂さんの、メーカーとしての総合
技術力の賜物でもあるんです。
前回もお話ししましたが、瑞穂さんは、
普通の人が見たこともないような、ありと
あらゆる筆を作ってきた経験を
お持ちです。メイクやスキンケアなど、
用途に応じたベストな毛の選定や
ブレンド、どうやって穂先にしなやかな
コシを出すかなど、様々なノウハウが
SHAQUDAを作り上げています。
小林:やはりつくっているのは男性の
熟練職人さんでしょうか?
寺内さん:毛を選定したり、整えている
のは女性です。とても細かい作業を、
手作業で丁寧に行っています。
小林:よく考えたらボディブラシは、
これだけの毛量が使われていますから、
メイクブラシで考えたら6本分相当と
いうことですよね。熊野筆6本と言ったら・・・
寺内さん:実は、そうなんです。それでも
より多くのかたに、SUVÉ(スーヴェ)を
体感して頂きたいとの思いもあり、
熟慮の末、現在の価格に設定した経緯
がございます。
マッサージを「する」から「される」へ
小林:寺内さんが一定期間実際に使って
みた感想を教えていただけますか。
寺内さん:肌あたりがやさしいので、
肌への刺激が少なく、使い心地は
とろけるように気持ちいいですよ。
細かな毛先がせっけんをキメ細やか
に泡立ててくれますし、繊細な穂先は
毛穴まできれいにしてくれます。
小林:私は肌が弱くて普段は手で
洗っているので、ブラシを使うことは
まったく考えていなかったのですが
肌の弱い方や小さなお子さんにも、
よさそうですね。
寺内さん:そしてもう1つ、ボディ
ブラシを使うメリットがあります。
それがマッサージ効果。
自分の手で肌に触れるより、なにか
アイテムをつかうほうが「マッサージ
されている」という感覚になりやす
くリラックス度が上がるんです。
寺内さん:お肌の上にやわらかい筆
が走るだけで、だんだん皮膚の表面
がポカポカしてくるんです。
お風呂の中ではなく乾いたお肌に
つかう「ドライマッサージ(※)」
に使用していただくのもおすすめです。
※ドライマッサージについて詳しくは、
こちらをご覧ください。
ただいま、代官山店&STYLE STORE
では、SHAQUDAのポップアップストア
が展開されています。
こちらのボディブラシのほか、
SHAQUDAの全ラインナップを
手に取ってご覧いただけます。
とろけるような肌触りをぜひ体感してみて
くださいね。
SHAQUDAデザイナー 寺内さんへの
インタビューは次回がいよいよ最終回。
寺内さんの美学が垣間見られる愛用品
のご紹介で締めくくりです。
こちらもどうぞご期待ください。
SHAQUDAデザイナーインタビュー寺内ユミさん編
第一回 心に映る「けしきをみたす」
第二回 至福のバスタイムを約束する
「ボディブラシ」ができるまで
第三回 デザイナー寺内さんが、
旅先から連れ帰った愛用品たち