バイヤーからのお便り

【受注会まもなく終了】「良いもの」を教えてくれる、四十沢さんの木工品

2025年02月10日更新

こんにちは、バイヤーの畠田です。

当店では現在、石川県・輪島市の漆産業を支える木地屋さん、「四十沢(あいざわ)木材工芸」のアイテムの受注会を行なっています。受注期間は2/11(火)まで。

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受注を行なっているのは「テーブルキャディ(大・小)」、「クリヌキ箸箱・クリヌキ匙箱」、「折敷(りん・ゆら)」、「匙面折敷(長角・丸)」の4アイテム。期間中にオーダーをいただきましたら、2月下旬を目処にお届けいたします(一部、すぐにお届けができるアイテムもございます。また匙面折敷は期間終了後も継続的にお取り扱いがあり、ご注文可能となる予定です)。

敷物を変えると食卓が変わる

折敷 りん

お正月やクリスマス、家族のお祝いの日など、いつもの食卓よりもちょっと特別なものにしたい日に取り入れているのが「敷物を使ってイメージを変える」ということ。食器や料理はいつもと大きく変わらなくても、敷物を1枚敷くだけで格があがったように見えるんですよね。

食器棚の収納に常に余裕がない我が家では、ハレの日用の器を別途人数分用意するのは難しいのですが、敷物であれば、テーブルランナーなどの布は丸めておけるし、お盆や折敷などの木製品でも、立てておけばOK。

匙面折敷 丸

今年のお正月には、四十沢さんの折敷を取り入れました。敷物の上に載せることで自然とまとまりが出て、普段使いしている器でもなんだかいつもと違う雰囲気に。これぞ敷物の力。お盆の場合はそのまま運びやすいという利点もあります。

テーブルキャディ 小

折敷やお盆の他にも、四十沢さんのアイテムには共通して「日常を一段格上げする力」があるなと思います。

たとえば、テーブルキャディ。四十沢さん自身の「テーブルの上に調味料がバラバラ置かれている状態をすっきりさせたい」という思いから作られたアイテム。もちろん、まとめて運びやすいという機能的な利点もありますが、それ以上に「これが卓上にあるだけで食卓が素敵に見える」ということが、テーブルキャディの大きな価値だなと思います。

せっかくテーブルキャディに入れるなら、調味料もちょっと良いものを入れたくなる。そんな、自分の意識的な面からも暮らしの底上げをしてくれるようなイメージです。

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左:クリヌキ匙箱、右:クリヌキ箸箱

箸箱や匙箱も同じく。カトラリーを人数分並べるという家事を減らしてくれますが、それ以上にこの箸箱・匙箱を手にとった時の心地よさに価値を感じます。

「良いもの」と呼ばれるものは、機能性だけでは図れない心地よさが備わっているなと思います。この箸箱・匙箱だと、丸く削られた内側の曲線。指で持った時の感覚がなめらかなだけでなく、箸箱・匙箱全体の雰囲気を形作っています。

例えば、箱物は一般的に板状の木を組み合わせて箱にすることが多いですが、こちらの箸箱・匙箱は分厚いトチの木をくり抜いて作られています。より贅沢に木を使う必要があり、その分価格もあがりますが、くり抜きだからこそ、この曲線の美しさが実現しています。

価格や機能性だけに注目していると、ついつい蔑ろにしてしまう心地よさや美しさ。四十沢さんのものづくりを見ていると、そういう部分にこそきちんと目を向けて大切にしなければいけないな、と思わされます。

つくりの良いものをそばに置く嬉しさを感じさせてくれる、四十沢木材のアイテムたち。2/11(火)までの受注期間にぜひご注文くださいませ。

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このコラムを書いた人

畠田 有香

スタイルストア バイヤー

畠田 有香

ショッピングユニットでバイヤーをしています。その商品のどこが良いのか、なぜ良いのかを、わかりやすくみなさまにお届けしたいと思っています。