みんなの愛用品
普段使いの食器を活かす!お正月の食卓づくり
こんにちは、バイヤーの畠田です。
師走に入りいよいよ年末年始を意識するこの頃。忘年会やクリスマス、バタバタしているうちに気が付けばお正月はもうすぐそこですね。
我が家は帰省せず、家族2人で過ごすことが多いため、お正月料理の準備もミニマム。大きくて華やかなお重もお正月らしくて良いけれど、普段使わない時には保管場所をとったり、活躍する機会が少なかったりするので、毎年「普段使いできる器を使いながら、いかにお正月らしい食卓を作れるか」を考えています。ここ数年、普段使いにもお正月にも便利なアイテムを少しづつ買い足してきたので、みなさまにもご紹介したいと思います。
ごはんのおとも入れになるお重
まずは、焼き物の町・有田で作られている、KIHARAの「角型お重」。「お重」と名前がついているこの器ですが、一辺が9cm弱と小さいのが特徴。黒豆や田作りなどのおせち料理を盛り付けるのにぴったり。一段に一品盛り付けるとちょうど良いサイズ感で、並べると華やかです。
大きなお重は普段なかなか出番がありませんが、わたしはこのお重に梅干しや漬物などの「ご飯のおとも」を詰めて使っています。毎日の食卓にも並ぶ、今ではなくてはならない器になりました。
かさねてコンパクトに収納できるので、冷蔵庫の中でも場所をとらず、少しだけ残った料理を保管するのにもラップ要らずで便利です。
特にお正月の珍味系は一度にたくさん食べるものでもないので、そのまま蓋をして保管できるのも助かりますよね。
最初に見たときは、小さい!と思いましたが、黒豆や紅白なます、田作りなど詰めてみると、思いの外入りました。
神奈川県 | 50代 | 女性 | shiopi さん
届いたときに、「小さい」と思いましたが、見た目より入りました。一年考えてからの購入でしたが、思い切って買うことにしてよかったです。作り置きなどの保存に使ってます。冷蔵庫を開けるのが楽しみになりました。
東京都 | 女性 | 匿名希望 さん
と、つかい手からも「意外と入る!」と好評です。
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正月も、平日も、普段使いできる小さなお重
味噌汁もお雑煮も似合う漆椀
お正月に欠かせないお雑煮には、越前漆器の産地・福井県鯖江市の「松屋漆器店」が作る漆椀を使っています。漆器でありながらも食洗機が使える、本格派の器です。
これまで木製の汁椀を使っていましたが、漆の朱や黒の上品な色や質感は、やっぱりお正月の食卓にぴったり。おなじお雑煮でも見違えるように華やかになりました。
お雑煮だけでなく、我が家では年越しそばにもこの器を使っています。たくさんはよそえないのですが、年越しそばのタイミングで既にお腹いっぱいなことが多いので、個人的にはこのサイズがちょうどいいんです。ひとまわり大きな「入子椀 大」もあるので、一般的な年越しそばにはそちらがいいかもしれません。
普段は毎日のお味噌汁をよそって使っています。漆椀は普段使いしにくいかな……?と思いきや、マットな質感と落ち着いた色合いなので他の器とも馴染みます。食洗機が使えるほど丈夫で変色しづらく、取り扱いに気を遣うこともありません。
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食洗機で洗える、日々の味方の漆椀
普段も取り皿として活躍する4.5寸皿
おせちを取り分ける時に便利な取り皿はこちら。つくり手の与山窯は創業が安政年間の窯元。昔から伝統的な図柄を描いてきた窯元がつくる皿には、富士や龍など、おめでたいモチーフが描かれています。色数が多く図柄も細やかなため、並べた時にはとても華があり、お祝いの日やお正月のハレの日にぴったり。
このシリーズは全て4.5寸(φ13.2cm)というサイズで作られているのですが、これが普段使いに何かと便利なサイズ。豆皿よりもひとまわり大きく、取り皿として使いやすいので、大皿から料理を取り分ける時には大活躍。深さも2.5cmあり、多少汁気があるものでも安心して使えます。和柄でありながらも、モダンな印象なので、シンプルな無地の器との相性も良いんです。
すべて与山窯。左から時計まわりに、染錦祥端富士山図、染錦梅にうぐいす富士山図、色絵三方富士菊花文(販売終了)、赤絵花弁富士山図、呉須赤絵地文に鳥、色絵市松魚文、輪宝団龍富士山図、南京赤絵
「桔梗渕」という名の通り、器の縁が桔梗の花びらのような形になっています。図柄も中央だけや一部だけではなく、縁に描かれていたり全面に大きく描かれているため、料理を入れた時に図柄が隠れにくいのが嬉しいポイント。料理を入れても華やかに見えますよ。
敷くだけでハレの日感が出る、テーブルマット
最後に、こちらは今年取り入れようと目論んでいる、テーブルマット。ここ数年ミニマム正月料理コーディネートを試してみて気づいたのが、「敷物があるとうんと華やかに見える」ということ。普段はテーブルにそのまま料理を並べるところ、折敷などの敷物を1枚敷くだけで、普段と全く同じ器でも見え方が全然変わるんですよね。
よくある赤や黒の半月盆は正月以外には使いにくいかも……?と思い、いろいろ探した中で惹かれたのがアルミ素材の上に箔を重ねた「HAKU LA TABLE」のテーブルマットでした。薄くて軽いアルミ素材の表面に、職人が箔を丁寧にのせ、その上から何層も塗装を重ねて作られています。
箔という素材上、取り扱いに気を遣うかなと思いきや、水拭きできるので安心。ぎらぎらしすぎていないゴールドやシルバーは特別な日に似合う華やかさがありつつ、普段使いにも浮かない、ちょういい塩梅です。
つかい手からも
お正月用に購入しましたが、手入れも簡単とのことですので、一年を通してお祝いの席などで惜しまず愛用したいと思います。
千葉県 | 50代 | 女性 | てーつ さん
という声をいただいていますよ。
以上、普段使いができるお正月の食卓に役立つアイテムでした。今あるのものに少しプラスするだけでも、お正月らしさを楽しめる器や敷物たち。ぜひこの機会にお役立てくださいね。
ショッピングユニットでバイヤーをしています。その商品のどこが良いのか、なぜ良いのかを、わかりやすくみなさまにお届けしたいと思っています。