みんなの「買ってよかったもの」

3シーズンアイテムが毎日の装いに大活躍[買ってよかったもの2024 バイヤー加藤編]

2024年11月27日更新

バイヤー45616年齢:40代夫婦・子供2人2024年のトピック:弟家族の住む国へ5年ぶりに遊びに行って、甥っ子くんの成長にじーんとした最近ハマっていること:しゅうまい作りスタストのバイヤー歴、担当ジャンル:バイヤー歴3年、主にファッションアイテムを担当

こんにちは、バイヤーの加藤です。

2024年は、自分のワードローブがなんだか変わってきたかも?と思う1年でした。このコラムを書いている今はようやく寒くなってきましたが、11月中旬まではずっと気温が高く、振り返ると真夏以外は3シーズンアイテムを着まわし続けた年だったのです。

季節に合わせて衣替えするというよりも、同じアイテムを着方を変えて通年着続ける、今後もその傾向は続くのかなと感じます。だからこそ、着心地や耐久性、コーディネートのしやすさが大事。その3点をクリアしたアイテムをご紹介します。

これさえあれば決まる、コーディネートのベースになるカットソー

9月下旬に販売を開始した、「Kilka/毎日着たくなる、きれい見え長袖Tシャツ」は、もともと私自身が納得できるものになかなか出会えず、開発したアイテムです。

前後差をつけた丈も体型カバーに一肌脱いでくれます

一般的なTシャツで体をきれいに見せてくれるものがなかなか無く、体型の丸みが目立つのが気になっていました。そこで、中で少し体が泳ぐくらいのゆとりにシルエットを調整。1枚で着ても、「背中のお肉がバレないかな……」という心配がなくなりました。

首元をリブ仕立てにしなかったのもこだわりの一つです。上の画像のようなコーディネートにきれい目のフラットパンプスを合わせればお仕事もOKの上品な雰囲気になりますし、もちろんスニーカーでカジュアルにしてもOK。ベースは同じでも合わせる小物で簡単に印象を変えられるので、支度の時短にもつながりました。

いわゆるプチプラのTシャツは、着続けるうちに生地がよれてしまったり、毛玉ができてしまうこともあったのですが、こちらはお洗濯を繰り返しても毛羽立ちがなく、上品な光沢が残っています。オフは、単品でお洗濯すれば、きれいな白さを保てます。

少し肌寒くなってきた10月からは、カーディガンをプラス。Vネックカーディガンとの相性が特に良いと感じました。11月以降はコートを羽織って、引き続き活躍しています。カーディガンやコートをウールなどの厚みのあるものに変えて冬も着続けてしまうんだろうな、と予感しています。

フォーマルだけじゃもったいない、変幻自在のワンピース

カットソーと同じくらい着回しているのが、「STELLA CIFFON/ウォッシャブルポリエステル前あきワンピース」。当店ではフォーマルアイテムとして定番になっているウォッシャブルポリエステルシリーズですが、もっと日常にも着てもらいたいな、と生み出した新作です。

少しきちんとしたい子供の学校行事やお仕事の予定には、1枚で。何も考えずかぶるだけでよいので、忙しい日に限って起こる「服が決まらない……!」というプチパニックの回数が減りました。

9月下旬からは羽織りとして着ることが多かったです。ほどよく薄手でさらりとした肌触りなので、コートを着るには早いけれど半袖だと少し涼しいかも、というときにはちょうどよく感じました。汗をかいても洗濯機で洗えて、脱水を短くすればノーアイロンでOK、しかもすぐに乾くのも嬉しいポイントでした。

肌寒い日が増えてからはタートルネックと合わせることが多いです。落ち感があってすっきり見えますが、ゆったりしたシルエットなので、実は中にインナーを色々着込むことができます。冬場はタートルネック+タイツ+ブーツで行こう、と楽しみにしています。

私はグレーを購入したのですが、ブラックやネイビーに比べて軽さが出るので、一番着回し力が高いカラーかもしれません。

インパクトのあるバッグはあって損なし

コーディネートは変えていても、同じアイテムをずっと着続けるとちょっと気分が上がらないな、と思うことも正直あります。そんな時にはパンチのある柄のバッグをプラスして乗り切っています。

多分今までの人生で購入した中で一番派手な柄の「Jacquard Works/TWINS bag Mサイズ」ですが、これがちょうどよいスパイスになってくれました。意外ときれいめなコーディネートにも合うので、通勤にも持つことが多いです。

びっくりするくらい軽いので、長い時間出かけるときにも疲れにくくなりました。次に旅に出るときはこれを持っていきたいなあともくろんでいます。

気候の変化と、あれもこれも欲しい!という時期が過ぎて「本当に気に入った物を工夫しながら長く着たい」という心境の変化が重なった結果、クローゼットの様子が1年でもこんなに変わるものなんだな、と我ながら興味深いものがあります。つかい手の皆様にも今まで以上に納得いただけるアイテムのご紹介をしていかなければ、とも決意を新たにしています。来年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

このコラムを書いた人

加藤 紀子

スタイルストア バイヤー

加藤 紀子

ショッピングユニットでバイヤーをしています。衣食住にまつわるすべてのことに興味があります。暮らしを楽しみたいという気持ちを大切にしたいと思っています。