みんなの「買ってよかったもの」
【あの人の買って良かったBest3】手の小さい私にとって、史上最高の長財布

スタイルストアは2025年に開店から20周年を迎えました。普段はバイヤーのおすすめや愛用品を中心にご紹介していますが、この節目にスタイルストアを長くご愛用頂いているお客さまに、今まで買い物した中でもこれは良かった!と思えるものをお聞きしています。
第6回目にご登場頂くのは、滋賀県在住のさちこさん(50代)。「実は私、人より手のサイズが小さいんですよね」と、今回選ばれたアイテムについて語ってくださり、そこに共通するのは「自分の手にしっくりくる使い心地が感動的だった」というエピソードでした。
■ さちこさん情報 ■
ご主人、小学6年生の息子さんと3人で滋賀県在住。ほかに社会人の息子さんがお一人。約8年前、コンパクトな長財布を探してSAFUJIにたどり着いたのが、スタイルストアとの出会い。出張もある看護系の仕事の傍ら、畑で野菜を育て、食事作りはご主人と分担されている。もの選びにはかなりこだわりがあり、北欧暮らしの道具店、CLASKA Gallery&Shop ”DO”がお気に入り。自分を健やかに保つ秘訣は「運動」で、最新のお買い物「TOVOCCA」で動画を見ながら30分以上トランポリンするのが日課。
【買って良かったNO.1】SAFUJI/ミニ長財布 うすめ
さまざまな財布を経て、初めて「同じものをもう一度」と思えた
革製品が好きで、これまでに10ブランド以上の長財布を使ってきました。イルビゾンテやgentenなど革の風合いを楽しめるものから、FRUTTI DI BOSCOのようなデコラティブなものまで…でもどれも最終的には何かピンと来なくて。ある時、自分の手の小ささと長財布のサイズが合っていないから、しっくりこないのかな?と思い、初めて「コンパクトさ」を条件に長財布を探してみたんです。そこでスタイルストアさんに出会いました。

2つ折財布やミニ財布も種類豊富にありますけれど、小さいものは財布としての使い勝手が二の次になりますよね。ストレスなく使えるのはやっぱり長財布。SAFUJIのミニ長財布うすめは、正直に言うと、見た目はあまり好みじゃなかったんです。でもこれが、私の財布遍歴の中で初めて「同じものをもう一度買おう」と思えた財布になって!
こんなお買い物体験はなかなかないですよね。NO.1に挙げたのはそんな背景があったからです。SAFUJIとほぼ同時期に、土屋鞄のがま口長財布も購入したのですが、そちらは結局1〜2ヶ月でお蔵入り。SAFUJIは購入からもう数年経つのに、いまだに現役の貴重な長財布なのです。
お札もカードも小銭も、すべてがワンアクションで見渡せる
この長財布の何がいいって、とにかく使いやすいんです。ガバッと開けたら、お札やカード、小銭が全部一目で見渡せる。ワンアクションで開けられるから、レジの前でもたつくことが一切ないんですよね。

女性の長財布って結構な重さがありますよね?私は手が小さい分、大容量の長財布だと取り回しも大変。でも、この長財布は一般的なものより1〜1.5センチ小さく、ちょっとの差のようで、その小ささが使い勝手に大きく影響するんですよね。

カードは各ポケットに4枚ずつぐらい重ねていますが、出し入れがスムーズ。あと、小銭が増えると財布って膨らみますよね?でもSAFUJIは、小銭やお札、領収証が増えたなという場面でも財布が全然太らないんですよ。
後ろのポケットも便利です。私はお札とレシートは分けて収納したい派。レジでレシートと小銭を一緒に渡されたときに、とりあえずレシートは後ろのポケットに入れておく。そうするとお金とレシートが混ざらないし、後で整理がしやすいです。

折り財布も試したものの、やっぱりミニ長財布うすめの使い勝手に慣れてしまうと、小銭入れの開きが悪いとか、ちょっとしたことがストレスに感じられて、結局これに戻ってきてしまう。SAFUJIは、使いやすさとサイズのバランスが私にとって完璧なんだと思います。
7年経っても古びた感じがしない、美しいエイジング
使い込むうちに革にツルツルとした光沢が出てきて、きれいにエイジングを重ねています。革によっては角が剥げてきたりしますが、SAFUJIは7年も使っているとは思えないぐらい、きれいなままですね。「美しく育っている」感じがして、全然飽きないんですよね。
「ミニ長財布」の名の通り、ミニなので、意外とポシェットのような小さなバッグにもすんなり入ります。たまにほかの財布を使う期間もありますが、やはりSAFUJIに戻りたくなる。今、追加でブライドルレザー版を買うか、20周年のミニ長財布ホックにチャレンジするか、迷っているところです。
【買って良かったNO.2】ROR/ジャーマンマルチナイフ
先端恐怖症の私が見つけた、お弁当作りの相棒
私は看護師なのに、先端恐怖症で…先の尖った包丁が苦手です。だから、先の四角い菜切包丁で魚まで全部捌いてしまうほど。でも「ちょっと切るだけ」の作業が多い、朝のお弁当作りに大きな包丁は不向きなんですよね。そのあと洗うのも面倒くさいし(笑)

そこで愛用していたのがステーキナイフ。手軽に使えるのはいいのですが、ギザ刃なので断面がきれいに切れず見た目もイマイチ。そんなときに、このジャーマンマルチナイフを見つけて「これだ!」と思ったんです。先が丸いから危なくないのに、ちゃんと切れる。先端恐怖症の私に欠かせない相棒です。
ステーキナイフより切れて、包丁より小回りが利く
実際に使ってみたら、本当に使いやすくて驚きました。よく切れる、だけど包丁よりコンパクト。そんな小回りが利くサイズ感とスペックが、私の中で大ヒットでした!
特に重宝するのが、ウインナーに切り込みを入れるとき。私の小さな手にフィットするサイズだから、片手で持ったまま切り込みを入れて、そのままフライパンに放り込めるんです。朝のお弁当作りでは時短になって、すごく楽なんですよね。

大きいまな板を出さなくていいのもよいところ。小さいまな板に卵焼きをポンと置いて切るだけなので、洗い物も少なくて済みます。お弁当を作る人には、特におすすめしたいです。
テーブルナイフとしても、家族で安心して使える
我が家では鶏のオーブン焼きをよく作るのですが、そんなときにもこのナイフが大活躍。それまではステーキナイフで取り分けていたのですが、私は先が尖っているのが気になりますし、小学生の息子に使わせるには少々危なっかしいように感じることもありました。

でも、このナイフはコンパクトなのにお肉もちゃんと切れて、先端が丸いから、食卓に置いたままでも安心。SAFUJIのミニ長財布うすめと同率No.1といえるくらいのお気に入りで、包丁の代用として毎日使っています。晩ごはんを作るような本格調理には向かないけれど、「料理未満」の場面では手放せない一本です。
【買って良かったNO.3】Like-it/米とぎにも使えるザルとボウル 6点セット
「たわむ」から持ちやすい、水抜けの良さにも感動!
我が家は夫が炊飯係。今年の初めにキッチンをアイランド型にリフォームしたタイミングで、米とぎ道具も見直すことにしました。私は手が小さいので、大きいボウルを扱うのが結構負担に感じます。でもこのボウルは素材が柔らかいから、いい感じに「たわんでくれる」のです。おかげで手首に負担がかからず、扱いがとてもラク。

研いだお米をお釜に移すときも、注ぎ口のようになるから移しやすいし、お米が散らない。あとはステンレスのざるではちょこちょこ発生していた、お米の詰まりや割れ、欠けが全く起きないんですよね。しかも水抜けはすこぶるいい。炊飯担当の夫も「これいいね」とすぐ気に入って、いまではすっかり我が家の定番になりました。
意外な使いみち…そうめんがストレスなく食べられる
夏は素麺の時に、浅型のザルが大活躍しました。一般的なザルは深さがあるので、下の方が押されて、麵同士がくっついてしまいますよね。でも浅型のザルだと、麺を広げるように盛りつけられて、とりわけもしやすい。家庭菜園の野菜の一時置きにしたり、冬場はお鍋のシーンで具材を盛るザルとしても活躍してくれそうです。

あとは、蓋付きなのもありがたいところ。夜研いだお米を、そのまま冷蔵庫に入れておけます。最初は米とぎ用と思って購入したものの、結果的には思った以上に使いやすく、使い道も広く、嬉しかったです。もともと持っていたステンレスざるの出番がすっかり減りました。
キッチンになじむグレーだから、出しておいても眺めがいい
プラスチック製だから軽くて扱いやすく、気を使わずに使えるのもいいところ。やはりこちらを選んで正解だったなと感じています。毎日使うものだから「気負いなく使える」ことが意外と大事なんですよね。

アイランドキッチンにリフォームしてから、キッチンが丸見えになったこともあり、道具の見た目も気にずるようになりました。新しいキッチンの天板は大理石っぽいマーブルのグレー。それとこのグレーがよく合っていて、野菜を盛って出しっぱなしになっていたとしても、いい眺めです。
機能的なのに生活感が出すぎない。使いやすさと見た目のバランスが、今の我が家にぴったりだったんだと思います。
以上、滋賀県在住のさちこさんのスタイルストアで買って良かったものBest3でした。
「手が小さい」という身体的な特徴が、使いやすさに大きく影響しているというお話は、とても興味深かったです。扱いやすい長財布、小回りの利くナイフ、やわらかくたわむボウル……すべてに共通するのは、さちこさんの手のサイズや日々の動作にぴったりフィットしているという点でした。
フルタイムで働きながら、子育てと家事、そして畑仕事まで。忙しい毎日の中で、道具の「ちょっとした使いやすさ」が、どれほど暮らしを楽にしてくれるか。さちこさんのお話から、改めてその大切さを教えていただきました。そして、当店の商品たちの貢献ぶりを改めてお聞き出来て、ちょっと誇らしい気持ちにもなれたインタビューでした。
■お客さまに聞く「歴代の買って良かったBest3」
・第1回 京都府在住 asf さん編 つくり手に感謝したいと思った3つの名品
・第2回 東京都在住 evaさん編 私を今一番助けてくれているカップ付きキャミソール
・第3回 東京都在住 クローバーさん編 着替えに口腔ケア、私の習慣を変えた名品
・第4回 ロンドン/東京在住 aya2さん編 保湿力が違う!私の歴代NO.1はバーム
・第5回 東京都在住 あゆさん編 これでディズニーに行けるか?が靴選びの基準
・第6回 滋賀県在住さちこさん編 手の小さい私にとって、史上最高の長財布

大手小売業で服飾雑貨のバイイング、新規ブランド開発を行う。その後活動の場をインターネットに移し、2006年にスタイルストアへ参加。 得意ジャンルは服飾雑貨、最近は地方の名品発掘がおもしろくて仕方がない。モノの背景を知ってこそ見える、真のお買い得品をセレクトする、これが信念です。