みんなの愛用品
足裏を叩くだけ。シンプルだから続く、自分メンテナンス
こんにちは、バイヤーの柳沼です。
トントントントントントン…。
これをやり始めたのは、病院に行くほどではない「なんとなく不調」を感じるようになったことがきっかけ。例えば、肌がカサカサする、風邪が治りにくい、朝起きたときに身体が痛い…などなど。
一つ一つは些細なことだけれど、こういうことがあると、いつも「万全ではない」という感覚が付きまといます。そんなことを口にしたとき、私に「足裏を揉んでみたら?」という友人がいました。彼女はヨガに通うようになり、足裏をマッサージする意義を知ったのだそうです。
ヨガマスターに学ぶ、足裏がキモな理由
ちょうど同じ頃、たんとんのつくり手である津村さんと商談した際、偶然にも「足裏たたき」という言葉に出会いました。
これは、冲ヨガ(日本に初めてヨガを紹介した冲正弘氏が、インドヨガに東洋医学や禅の思想を融合させたヨガ)の先生である佐藤松義さんが提唱する健康法。津村さんは、マッサージの大切さを知ってもらうために様々なワークショップや勉強会を主催されていて、佐藤先生はそこに講師として招かれる専門家のお一人です。
これ知ってる?と見せられた本。その表紙には「足をもむと病気が治る、若返る」「足に溜まった汚れが万病の原因」と大きな字で書かれています。「まずは佐藤先生が取材を受けたところだけ見てごらん」ということで最初の数ページを読ませて頂きました。要点は
1、足は全臓器とつながっており、心身に不調があるときには、足のどこかに毒が溜まっている
2、足裏を揉む、叩くなどのマッサージで、血液の滞りや溜まった毒素が流れやすくなる
3、それにより、足裏の反射区で対応する臓器が元気になる
の3点に集約されます。
それを読みながら、冒頭の「足裏を揉んでみたら」という友人の言葉を思い出しました。彼女は、こういうことを知っていたから、私に足裏マッサージを勧めてくれたんですね。
信じるな、疑うな、確かめよ
その本の中でもう一つ、響いた言葉があります。それが「信じるな、疑うな、確かめよ」という、ヨガの哲学的な教え。健康にいいと言われていることは、なんにせよ、自分でやってみて、自分の身体で確かめることが大切である、ということを説く言葉です。
その言葉は「無理するな、無駄するな、続けよ」と続きます。これは無理なことは続かない、無駄なほど頻繁にやっても良くない、続けることが何より大事である、という教え。「続けよ」の言葉に、はっとした私は、そうだ、足裏たんとんをとにかく続けるんだ!と、心のスイッチが入ったのでした。
ちなみに今私が続けている方法は
1、足裏をまんべんなくリズミカルにたんとんする
2、気持ちいい範囲で足の側面、アキレス腱周辺をたんとんする
3、ふくらはぎ周辺をブラシの反対側でたんとんする
どんなに眠くても、1と2は必ずやる。余裕があったら3もやる、と決めています。
これが今のところ続いているのは、1をやった時点で、私の場合は、足裏の土踏まず周辺がかゆくなってくるので、血流が良くなった証拠を体感できるからです。
リラックスタイムにトントンするだけ、という至ってシンプルな方法。これも継続の秘訣です。足裏たたきは、グーにした自分の手で足裏をたたく、というものですが、道具(たんとん)の力を借りることで、自分はラク(力がいらないので疲れない)、ツボの刺激という意味では、手よりまんべんなくピンポイントでできるのがいいところ。
私たちのオフィスにも、皆で使えるところにたんとんが1本あり、入れ替わり立ち替わりスタッフが使っています。それを見ていると、たんとんは老若男女とわず、家族みんなで使えるものなんだなあと思います。
これを読んでくれている皆さんにはもちろんですが、お疲れ気味のお父さん、ゲームやスマホで若くても身体が凝っちゃうお子さんにも、足裏たんとんはおすすめです。
佐藤松義先生によると、足裏たたきは、3日で効果を感じ、2週間で不調が改善され、4か月やると体質が変わる、とのこと。また半年後にレポートできるよう、足裏たんとんを続けたいと思っています。
大手小売業で服飾雑貨のバイイング、新規ブランド開発を行う。その後活動の場をインターネットに移し、2006年にスタイルストアへ参加。 得意ジャンルは服飾雑貨、最近は地方の名品発掘がおもしろくて仕方がない。モノの背景を知ってこそ見える、真のお買い得品をセレクトする、これが信念です。