みんなの愛用品

調理ばさみとしても優秀!器を傷つけないテーブルシザー

2023年04月20日更新

こんにちは、バイヤーの畠田です。

先日、韓国料理を食べに行った時のこと。店員さんがサムギョプサルのバラ肉をトングとはさみを使って手早く器用にカットしてくれるのを見て、はさみで料理をカットするのって便利だなあと改めて感じました。日本では、はさみは調理道具としてキッチンで使うことはあっても、食卓で使うという意識は薄いように感じますが、韓国では焼き肉文化が調理や食卓で使うことは、ごく一般的なんだそうです。

でも、普通のキッチンはさみがテーブルの上にあると「調理道具感」が出てしまうもの。テーブルの上に置いてあってもスマートなはさみがあれば、食卓でも使いやすいのでは……そんな思いから作られたのが、basislab(ベイシスラボ)の「テーブルシザー」です。

鳥のような形はこんなシーンで便利だった

テーブルシザーの一番の特徴は、この鳥のような形。刃が中心になく、片側に偏ったような形をしています。

この形のおかげで、はさみを食材に対して垂直にして切ることでき、器を傷つけず食材をカットすることができます。

実際にしばらく使ってみたところ、器を傷つけないだけでなく、便利だなと思えるシーンがいろいろとありました。

たとえば、パックに入れたままのお肉を切る時。パックの縁の立ち上がりに絶妙にひっかからず切ることができます。まな板や包丁を汚したくないからパックの上でカットしてしまおう、という時や、冷凍前にカットしておこう、という時には大活躍です。

お好み焼きを焼いた後に切り分けてからお皿に盛りつけたい時に、調理器具が傷つきにくいというのも嬉しいポイントでした。フッ素樹脂加工のフライパンの場合、金属の調理ツールとの接触が気になるので、横から切りやすいというのは安心です。

おさえるときにはおてがる薬味トングが便利

あと、いつも困っていたのがトンカツを揚げた後のカット。普段木製のまな板を使っているので、揚げ物を乗せると油移りが気になるし、揚げ網の上だと包丁では切りにくい……。そんな時には器にうつした後や、網の上に乗せたまま、はさみでカットしています。トンカツ以外にも、ピザやチヂミなど、平たい食材を切るのにはもってこいです。

アウトドアでも使いやすい

また意外と活躍したのが、アウトドアのシーンです。バーベキューなどで大きなお肉を焼いた後に切り分けたり、食材を焼く前の下ごしらえに使ったり。

アウトドアシーンでは調理道具を頻繁に洗ったりすることも難しいため、包丁とまな板を使うよりも簡単に食材をカットできて、キッチンペーパーで拭くだけでリセットできるはさみはとても便利。包丁などの刃物と比べると、持ち運びの面でも安心です。

他のはさみと比べた時の違いについて

左:カトラリーバサミ 真ん中:テーブルシザー 右:キッチンスパッター

「オールステンレス」「分解して洗える」という共通点があるはさみとして、当店にはほかにも「Three Snow/カトラリーバサミ」と、「鳥部製作所 キッチンスパッター」のお取り扱いがあります。

長さはカトラリーバサミ15cm(刃長 5cm)<テーブルシザー18cm(刃長 7cm)<キッチンスパッター20.3cm(刃長 7.5cm)。重さも比例して、カトラリーバサミ約50g<テーブルシザー約90g<キッチンスパッター約115gです。

一番コンパクトなカトラリーバサミは卓上でも圧迫感なく、ケース付きで持ち運びがしやすいのがポイント。ほかの2つのはさみには持ち運び用のケースはついていないので、外出先でも使いたい、卓上メインで使いたい、という方にはカトラリーバサミをおすすめします。テーブルに置いた時に刃先がつかないようになっているのも嬉しいポイント。調理に使う場合、大きなお肉をカットしたりするのには刃長が少々短いですが、筋を切ったり、薬味を切ったりといった用途には難なくお使いいただけます。

テーブルシザーは、調理でも卓上でもどちらでも使いたい、という方にはちょうど良いバランスだと思います。形も美しく、テーブルに置いた姿もサマになる、まさに「テーブルナイフ」的に使うことができるはさみ。テーブルで使わない時にも調理はさみとしてお使いいただきやすい刃長です。持ち運びをするには少し大きく重量感もあるので、ご自宅でのご使用がほとんど、という方におすすめです。

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キッチンスパッターは、大きさと重量感があるからこそ、厚みのある食材でも無理なく切ることができます。調理はさみとしてしか使わない、という場合はキッチンスパッターがおすすめです(残念ながら現在欠品中です。年に3回ほどの入荷で一度に入荷する数も少ないため、ご希望の方は「入荷案内メール」のご登録をおすすめします)。

いずれも切れ味も良く、分解できてお手入れ簡単な、当店が自信をもっておすすめできるはさみ。どれを選ぶかは、卓上と調理のどちらをメインに使いたいかを考えて選んでいただくのが良いかなと思いました。普段食卓でははさみをあまり使わない、という方でも一度使い始めるときっとなくてはならない存在になるほど、便利な一品です。

このコラムを書いた人

畠田 有香

スタイルストア バイヤー

畠田 有香

ショッピングユニットでバイヤーをしています。その商品のどこが良いのか、なぜ良いのかを、わかりやすくみなさまにお届けしたいと思っています。