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2枚合わせだから年中使える!洗える羽毛布団

2021年09月28日更新


羽毛布団は秋冬の快眠に欠かせないアイテムですが、どうしても出番が冬の間に限られる分、長期間に渡って収納場所を占領し続けるところがネックです。

当店が羽毛布団専門メーカーの河田フェザーにオーダーした「二枚合わせ羽毛掛けふとん」は、そんなところを解決したいという思いから作った羽毛布団。厚みを調整できてオールシーズンで大活躍するので、全てを仕舞い込む必要がなく、収納スペースをたくさん取ることがありません。

羽毛布団なのに洗えるところや、精製技術が優れているから羽毛自体がきれいでにおいがほぼないところも魅力です。

3シーズン使えるから、収納場所をとらない


この布団の特徴のひとつが、「2枚合わせ」であることです。薄手ものと厚手のもの、2枚に分かれているので、気温に合わせて厚みを調節できるんですね。

一般的な冬用の羽毛布団は大抵厚みがあるので、1年の中でも活躍するのが3か月くらい。残り9か月はクローゼットの中で眠っているという方も多いのではないでしょうか。その分、収納スペースを取り続けますし、何よりせっかく調湿や保温に優れている羽毛を寝かせておくのはもったいないですよね。

こちらの場合は、薄手の方は25度以上の時や季節の変わり目の肌寒い時に、厚手の方は秋や春に、そして二枚を合わせればと真冬に……と、真夏以外の季節は大活躍。

収納場所も、羽毛量が同等の1枚仕立ての布団と比べると、薄手の方だけ収納した時は嵩(かさ)は約3分の1くらい、厚手の方だけ収納した時の嵩は2分の1くらいに。何より場所を取る期間が短く済むので、「収納場所をできるだけ取りたくない」という方にとてもおすすめです。

あとは、家族暮らしで、お子様は暑がりだけれどお母さまは寒くて室温をどちらかに合わせる必要があるという時も、この布団なら調節しやすいと思います。


ちなみに、上の画像は薄手を掛けているところです。真夏以外とお伝えしましたが、冷房をかけた室内でしたら、薄手でもちょうど良いくらいなので、実は年間を通して重宝できます。

また、同量の羽毛を使っていた場合、1枚仕立てと2枚仕立てでは温かさに差があるのでは?と気になる方がいらっしゃるかもしれません。

河田フェザーさんに聞いたところ、厳密に言えば両者を比べると1枚仕立ての方が少し保温力があるそうなのですが、実際に体感してみると、そこまであたたかさに差は感じませんでした。2枚仕立てでもちゃんとあたたかいので、ご安心くださいね。


また、スナップボタン式なので、留めたり外したりするのも簡単です。

羽毛布団なのに、お家で洗える


一般的な羽毛布団に使われる側生地は、水洗いすると羽毛が抜けるようになってしまうため、羽毛布団は専門業者に洗濯してもらうのがおすすめです。

ただ、こちらの2枚合わせの羽毛布団のようなタイプは、汗をかきやすい時期に使われることも多いもの。そのため、綿100%の生地にウォッシャブル加工を施し、ご家庭で気軽にお手入れしていただけるように仕上げています。羽毛布団=自宅では洗えないというイメージを払拭してくれますよ。

羽毛自体がきれいだから、においがほぼなく、アレルギーも起こりにくい

左:精製前 右:精製後

河田フェザーは、いわゆる寝具メーカーではなく、羽毛の精製を専門に行うメーカーであり、その洗浄技術の高さは日本一、世界でもトップクラスと評価されています。

羽毛の原毛には、垢や埃など様々な汚れが付着しています。それを洗浄してきれいに取り除くのがこの精製という工程なのですが、精製技術が優れているから羽毛自体がきれいで、においもほぼありません。

また、菌の温床となるホコリやアレルギー源を全て取り除くので、アレルギーが起こりにくいのも特徴です。喘息をお持ちの方やお子様でも安心してお使いいただけるのも嬉しいところです。


羽毛布団は、あたたかくて軽くてとても良い。けれど、中身は私たちの目に見えない分、どんな状態のものが使われているのか、プロでないとなかなか判断しにくいものです。また、お値段もするので、だからこそ、きちんと作られていて、長く使えて、活躍する期間が長いと良いですよね。

こちらの2枚仕立ての羽毛布団は、まさにそんなポイントをクリアしてくれる一品です。ご注文をいただいてからお仕立てする関係で、お届けまでに3週間ほどいただいています。お届けする頃はぐっと寒くなっていると思いますので、ぜひこの機会にご覧ください。

このコラムを書いた人

中井 明香

スタイルストア バイヤー

中井 明香

いつもの暮らしがちょっと心地良くなるようなものやこと、つくり手の思いやものづくりのストーリー、その地域ならではの話をお伝えしたいなと日々考えています。