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【バイヤー座談会】買って良かった!持ってて良かった!おうち時間を快適にしたアイテム
新型コロナウイルスの流行で、おうちで過ごす時間が多くなったこの一年。
当店のバイヤーもリモートワークが中心になり、家で仕事や家事をすることが増えると、物の価値の考え方がこれまでとは変わってきました。
今回は「おうち時間が増えたことで買い足したもの・良さを改めて実感したもの」をテーマに、バイヤー3人がリモートで座談会を開催。おうち時間での悩みを共感し合い、生活を便利にしてくれた愛用品について話し合いました。
座談会メンバー
柳沼:
40代。外出自粛に伴い、家時間の見直しをはかり、昨秋に4年ぶりの引っ越しを敢行。在宅ワーク、家事、リラックスの時間、それぞれで暮らしの相棒を見極め中。
楠:
40代。自粛期間以外でも、お仕事での外出以外の時間は、ほぼ部屋で過ごす、超がつくほどのインドア派。
菱倉:
40代、幼い子ども2人を含む4人家族。家では掃除や洗濯を担当していて、頑固な汚れを落とすアイテムや時短につながる道具が好き。
おうち時間が増え、バイヤーのお買い物に変化は?
おうちで過ごす時間が増え、普段使う物、必要な物が変わりましたよね。
まずは当店バイヤーのお買い物には、どんな変化があったか聞いてみました。
楠:
これまでは外出着とか着飾るものにお金をかけることが多く、お部屋時間に使うものや着るものは二の次でした。でも、それが逆転したのが私の中では大きな変化だったなと思います。
菱倉:
そうですよね。家にいる時間が増えたことで、家で使うものを充実させたり考えたりすることが多くなってきた気がしますね。
柳沼:
私は今までだと器とか寝具はちゃんといいものを使おうと、お金をかけた時期はありました。でも、初めてインテリアとか収納とか今まであまり見てなかったところに意識を向けざるを得なくなった。買う物の幅が広がりましたね。
仕事道具をすっきり収納、箱型ドキュメントケース
続いては、バイヤーが実際に使っている愛用品の話題へ。おうち時間が増えたことによって、買ってよかった、持っていてよかったと実感したのは、どんなアイテムだったのでしょうか?
家で散在してしまう仕事道具にストレスを感じていたバイヤーの柳沼。その悩みを解決したのは、あるアイテムだったそうです。
柳沼:
私が買い足したのは、ISSHINDO PRODUCTSの「ドキュメントケース クロス貼タイプ グレー45mm」です。バイヤーってカタログとか紙資料がとても多いんですよね。仕事が終わると、いろんな所に一時置きしちゃうので散在して、見た目も悪い。家で快適かつ効率的に過ごすことを考えると、道具に助けてもらうのが必要だなと思って買いました。
楠:
ドキュメントケースを使うようになって、お部屋の整理整頓がきっちりできるようになったんですか?
柳沼:
ドキュメントケースは四面全部が隠れます。閉じるとただのグレーの箱。どこに置いても景観を邪魔しないんです。デスクの足元の床や棚の上に本みたいに置いても大丈夫。テーブルの隅でも、ごちゃごちゃした感じがしないんですよね。
楠:
仕事道具が一個にまとまってるってことですね。プライベートと仕事の時間を切り替えできるツールでもあるかも。それさえ開けたら「仕事スイッチ入ります」みたいな感じで。
柳沼:
そうですね。しかも持って移動できるので、リビングでやる日はリビングに。「今日は小さいデスクでやろうか」という時には、そちらで開けられるので、仕事道具をひとつにまとめて持ち運べるのもメリットです。
菱倉:
僕は仕事部屋は固定していますが、たまに妻が外出すると、0歳の子どもがいるリビングで仕事をします。そういう時、資料の持ち運びが大変。パソコンとパソコンの下に置く台、マウスとか移動させるとなると、手いっぱいで1回で持ちきれないんですよね。ドキュメントケースなら、パソコンと重ねて持てるので、一度に移動ができていいですよね。
柳沼:
今の菱倉さんみたいに、仕事道具を持って移動するときって書類の整理ができていなかったりして、「よく分からない紙の束ごとまとめて持って移動する」ということになりがちじゃないですか?私はこのドキュメントケースを使う際は、「今アクティブなものだけ入れて、使い終わった資料は入れない」と決めています。定期的に選別をするので、どんどん資料が増えない。そうすれば、整理整頓になるし、移動もスマートにできるんです。
楠:
ケースにはどのぐらい入るんですか?
柳沼:
厚さが4.5cm。電卓とか立体の物も含めて余裕を持って入ります。コンパクトにまとめられて、移動したり収納したりがすごく楽なので、買って良かったですね。
縦置きも横置きも可能で、見た目すっきり。複数揃えれば、案件別、スケジュールごとに収納することもできるそうです。
重い調理用具やマスクもOK!強力マグネットフック
外食の機会が減り、調理をする時間が増えた方も多いと思います。
平日も台所に立つようになったバイヤーの菱倉が買い足したのは、マグネットフック。使える場所はキッチンだけではないようです。
菱倉:
僕は調理する機会が増えて調理器具を整理したいなと思うようになって。とみおかクリーニングの「マグネットフック5個セット」を買い足しました。マグネット付きフックなので、レードルとかお玉をレンジフードに下げています。マグネットが強力で、1キロ以上のホットパンを引っ掛けても全然落ちなかったり、フライパンを掛けても落ちなかったり。
楠:
そうやって菱倉さんが整理してくれることで、奥様も助かるんじゃないですか?
菱倉:
そうなんです、今までは多くの調理器具を引き出しに入れてたんですけど、妻は使いにくいまま家事をしてましたね。それが当たり前になってたので、逆にストレスを感じていなかったみたい。あと、洗ったあとの調理器具が乾いてない状態でも、引っ掛けて干せるところも便利です。特にホットパンのように凹凸のある物は拭くのが面倒だったので。
柳沼:
ホットパンは特殊な形だから、鍋などの収納スペースにはしまいにくいですよね。引っ掛けて収納できるっていいですね。しかも使う場に近いところに収納できるというのも、動線的に良さそう。
菱倉:
レンジフードに引っ掛けてあるので、移動せずに取れますし、引き出しにしまっていた時より使用頻度が増えてますね。
柳沼:
このフック、見た目は小さいのに強力なんですね。
菱倉:
「ネオジム」という一番強力な種類の磁石を使っています。それと見た目がシンプルなんですけど、海外の道具っぽい感じがしていいんですよね。
柳沼:
私はプラスチック製のフックがあまり好きじゃなくて。使ってると劣化して割れてくるし、見た目も生活感が出るから。でもこのマグネットフックはシルバーカラーで統一されてるから、格好いい感じ。
菱倉:
やっぱりキッチンにはステンレスが似合いますね。あと、洗濯機周りでも使えます。使ったマスクと他の衣類をなるべく一緒にしたくないなと思ってて。洗濯機にくっつけて、そこにマスクを掛けてます。玄関とかのドアにくっつけて、一旦使ったマスクを掛けたり。
柳沼:
5個セットだから、使い方が広がりそう。つかい手の数だけ使い方が出てきそうですね。
マスクを単独で掛けておけると、衛生的にも安心。簡単に移動させられるので、色々な場所で使い方を試行錯誤するのも楽しいですね。
肌触りふわふわで、ルームウェアだからこその着心地
最後の話題はおうちでの服装。
バイヤーの楠は、ルームウェアで過ごす時間が増えたことで、その魅力や役割に気付いたそうです。
楠:
私はルームウェアの良さが分かりましたね。私だけじゃなくて、この一年、ルームウェアの需要がすごく上がってるみたい。私自身、実際にルームウェアを長時間着てみてすごいなって思うことが多かったです。
柳沼:
私も初めてルームウェアにお金をかけるようになったな。
楠:
元々うちの取引ブランドさんは、着心地良いとか、肌に負担をかけないよう天然素材を使う、といったものづくりをされているところが多いんですよね。私はこれまでは正直、ちょっと毛玉になったとか、色褪せてきたと思う外出着をルームウェアに格下げしてきたんだけど、いや、外出着とルームウェアでは全く役割が違う。着心地がいい、楽ちんで体の動きを制限しない服ってこんなにストレスがないんだというのを実感しました。
柳沼:
リラックスウェアってデザインもシンプルだし、綿100%とか表に出るスペックからは善し悪しが判別にくいような。いいルームウェアの一番の違いはどこですか?
楠:
肌触りかな。例えば、裏毛とかスウェットは、大手ブランドさんでたくさん作っている定番アイテムがありますよね。素材を見ると柔らかさを出すために化学繊維を入れて、単価を下げてることがあります。当店のブランドさんは、天然素材100%で、肌触りがいいオリジナルの生地にこだわってますよ。
柳沼:
楠さんが実際に愛用しているのは、どんなルームウェアなんですか?
楠:
TUTIE.の「接結 シリーズ」のルームウェアで肌に触れる内側と外側で生地感が違うという商品。本当にふわふわしてて「毎日着たいから、複数枚買おう」と思いました。お取り扱いを始めたのは数年前ですが、今になって本当の良さを知りましたね。
菱倉:
綿のTシャツやスウェットって、何度も洗濯するとゴワゴワしてくることもありますけど、接結プルオーバーはそういうことはないんですか?
楠:
ないですね。朝洗濯してもすぐ乾いて、夜には着られる。そして着た瞬間、ふわふわです。
菱倉:
接結 リブプルオーバーは長袖ですが、夏でも着られる素材?
楠:
接結シリーズはちょっと薄手で、夏でも着られるように半袖も作ったぐらいの生地感。夏用に、同じ生地で半袖のものがあります。
菱倉:
夏にも着られる素材ってことは、これ一枚だと冬はちょっと寒いですよね。寒さ対策に重ね着したら、着心地が悪くなることはないですか?
楠:
直接肌に触れるような役割で着てもらいたいというのがあるから、そんなに大きめに作ってないんですよね。なので、上に羽織る分にはもたつかない。でも生地が伸びるので、窮屈な感じはなくリラックスして着れます。デザイナーさんが生地からこだわって作ったものなんですよ。
肌触りのいいルームウェアなら、リラックスタイムがより充実しますね。洗濯機で気軽に洗える上に、吸水性の高い素材が多いので、すぐ乾くのも魅力です。
心地よいおうち時間を過ごせますように!
バイヤー座談会は今回が初めての試みでした。さまざまなジャンルのアイテムをご紹介しましたが、ご参考になりましたでしょうか?
みなさまのおうち時間が、少しでも心地よくなるヒントになったら嬉しいなと思います。
文・構成/土田えり子
スタイルストアのお客さまに、日々の暮らしをアップデートするコツや、商品の選び方などのノウハウをご紹介するコラムをお届けしています。