バイヤーからのお便り
不安な時「免疫力」を信じるために
バイヤーの柳沼です。連日報道される新型コロナウイルスのニュースに、落ち着かない気持ちでお過ごしの方は多くおられることと思います。私たちも心配したり、励まし合ったりしながら、店の仕事を続けていますが、ただでさえ気温のアップダウンが激しい3月。いつも以上に皆さんの心身は消耗しているのではないかと思います。
そんな時、私自身が少しでも安心するためにしていることについて書いてみようと思います。それは、普段以上に身体を冷やさないこと。体温に敏感になること、とも言えると思います。
今、手と足は冷たくなっていませんか?
朝目が覚めたとき、同じ布団に同じパジャマで寝ていても、手足が冷たい日とポカポカと暖かい日があります。これは、身体の冷えを意識するようになって気づいたことでした。
温活という言葉もありますが、私はもっとシンプルに「手足が冷たくなっていないかどうか?」をこまめに確認することを心がけています。
手足が冷えるのは、気温が低いことによるものに加え、自律神経の乱れによる血行不良という要因もあります。そんな時に私がよくやるのは2つ。当日の気温にかかわらず、レギンスやはらぱんを履いて出かけること。もう一つはアンクルウォーマーやハンドウォーマーを携帯して、冷えに気づいたらその場で対策を講じることです。
特にこの時期は、春夏素材の服を着始めるタイミングでもありますよね?例えば、ワイドパンツを穿くときなどは、意外と素肌が外気に触れて冷えるものです。
そんな時、下にレギンスを履くだけで、体感温度は全然違いますし、適宜ウォーマーなどで足首&手首の冷え対策ができたらもう最強です。
身体が温まった、と感じる入浴の効果
もう一つ意識しているのは、入浴方法です。といってもこちらもシンプルで、自分で自分の身体が芯から温まったなぁと実感できるまで湯船に浸かるだけのことなんですけどね。
私は、薬用入浴剤蔓潤湯の、特にアーティクルフォレスト(森林の香り)が好きです。ヒバ精油が使われていて、本物の木の香り。ヒノキ風呂に入った時のような感覚になります。
少し話はそれますが、蔓潤湯を切らした時、ドラッグストアで森林の入浴剤を買ったことがあります。湯船に入れてみると、蔓潤湯とは比べ物にならない人工的な香りと真緑色のお湯に愕然・・・。数百円の送料をケチった自分に心底がっかりです。
この失敗談と共に、やっぱり蔓潤湯は全然違うよね、という話を製造元の松田医薬品さんにしたところ、こんな答えが返って来ました。
「香りもですけど、そもそもの処方のもとになる考え方からして全然違います。うちは入浴を通して生薬の力で身体を健康にするというコンセプト。最近の入浴剤は、短時間でも温まるとか疲れがとれるということを売りにしたものが多いですが、私たちは38度のお湯に20分首まで浸かることが大切であると考えています」
目指すのは、ぐっすり眠れる身体作り
当店のお客さまにもヘビーユーザーが多く、温まり具合と香りの良さが段違い!と好評の蔓潤湯。その目指すところは「ぐっすり眠れる身体作り」です。松田医薬品さんの長年の研究と実験の結果、38度のお湯に20分浸かると、低温でも発汗し、もっともリンパの多い臓器「腸」の動きが活発になることが分かったのだとか。
その目的で処方されていることから「短時間しか入浴できない場合、蔓潤湯の力が発揮できないから使うともったいない、使うからには38度で20分!」と念押しされました。
蔓潤湯が「ほかの入浴剤よりあたたまる」と評価されるのは、生薬と油分を多く含むから。「よく眠れる身体」のための処方は、体温を上げ、神経や気持ちを休めるとともに、身体の凝りやストレスをときほぐしてくれます。
というわけで、自分の身体が持つ「免疫力」を信じられる状態にしておくこと。そのためには、体温を上げ、質の高い睡眠をとって、身体の土台を強くしておくことが大切なのではないかと思います。
身体を冷やさないようにし、入浴でも運動でもよいので、心と体を整え、血行を良くし、なるべくストレスをリリースする。そしてたくさん笑う。少しでも健やかに過ごすために、ぜひ手足の冷えチェックをし、今晩はいつもよりゆったりと湯船に浸かってみてくださいね。
関連コラムもご覧ください
一年を通して冷やさない為に→絹のレギンスは保温も保湿もする優秀インナーだった
はらぱんを導入して2か月のレポート→はらぱんを60日間履いてみた感想をレポートします
万年冷え性のバイヤー畠田によるコラム→指先まであたためる蔓潤湯とはらまきのチカラ
大手小売業で服飾雑貨のバイイング、新規ブランド開発を行う。その後活動の場をインターネットに移し、2006年にスタイルストアへ参加。 得意ジャンルは服飾雑貨、最近は地方の名品発掘がおもしろくて仕方がない。モノの背景を知ってこそ見える、真のお買い得品をセレクトする、これが信念です。