日本一のニット産地、新潟県五泉市。その地で長らく著名ブランドのニット製品を作ってきた「高橋ニット」とスタイルストアで、大判ニットのストールを共同開発しました。
ニットづくりは、よく「機械と職人の共同作業」と言われます。このストールは、とろみのある素材を使い、薄手で大判。制作の面では職人泣かせでもありました。

モデル身長167cmで一重巻きにしたところ(ストール全長は約2m)、裾は脚の付け根ぐらいにきます
しかし、ハードルの高いものづくりにこそ燃えるのが、真の職人というもの。完成したストールは、季節を問わず活躍する便利な一枚です。
最も使えるストールの条件とは?
装いにも防寒にも「薄手の大判」
当店で長年ストールをお取り扱いしてきて、その分だけお客さまの声も頂いてきたわけですが、一つ見えたことがあります。
それは、一年を通して便利に活躍するのは「薄手で大判」のストールだということ。

長さ2m×幅1mとたっぷりサイズ、薄手なので240gと軽量です(画像はサファイヤ)
大きいけれどかさばらない、携帯に便利、シーズン問わず使える、用途が幅広い、といいことづくめです。しかしこれ、市場にあまりないんです。特にニットの場合は、大判というだけでも編むのが大変。
糸の特性を見極め、糸が同じでも色ごとに異なる「編みの強度」の調整、重さと使いやすさのバランスなど、感覚的なさじ加減が随所に求められる仕事です。
このストールは、ニット専業メーカーの自社製品だからこそ、手ごろな価格で実現したお買い得な一枚です。
つくり手おすすめの厳選素材
天然繊維とレーヨンのいいとこどり
このストールは、素材の「糸」も厳選されたもの。とろみがあり、肌触りも素晴らしい上に、シルクの艶感がドレープを美しく見せてくれます。

大きく広げて羽織るとポンチョ風に
ニットのプロが選んだだけのことはある、と感心するのが、質感が良いことに加え、日常使いに嬉しい「一定の強度」があること。このストールは、ネットに入れて手洗いモードを選んで頂ければ洗濯機で洗えます。
巻いたり羽織ったり、膝にかけたりと活躍する一枚だからこそ、自宅でお手入れができるのは嬉しいですよね。
長くきれいな状態でお使い頂くために
気をつけたいのは干し方と引っ掛け
ただ、このストールをきれいにお使い頂くために、気をつけたいことが2点あります。
まずは、干し方。薄手ですが、大判なため、物干しに一枚の状態で広げて掛けると、自重で伸びる可能性があります。

3回畳むとこのぐらいのサイズになります
平干しがベストですが、物干しを使う場合はM字干し、または3〜4回折った状態で物干しに掛けてください。シルクが入っている為、直射日光は避け、風通しの良い場所で陰干しを。
もう一点気をつけたいことは、引っ掛けです。
編み地が繊細なため、爪や指輪、持ち歩く際のバッグのファスナーなど、引っ掛けにご注意ください。
とろんとやわらかな大判ストール。この質感で、シワになりにくく、家で洗えるのは嬉しい限りです。

装いのアクセントにはもちろん、新幹線や機内でのブランケットがわりに、オフィスでの冷房対策に、と温度調節のための一枚としても活躍してくれます。