北欧スウェーデンにて140年もものづくりを続けているテキスタイルブランドの「KLIPPAN(クリッパン)」。
そのKLIPPANが作るオーガニックコットン100%のクッションカバーは、
・もこもことしたシュニール糸を使っているからこそのふかふか感
・やさしいけれど肌にぺったりくっつかない夏向きの感触
・洗濯機で丸洗いできて清潔に使える
・生地が劣化しにくくて、長持ちする
という点が大きな魅力です。

一方で気になるのが、両面にシュニール糸を贅沢に使っている分、割と重量があるところ。こちらの「HJORDIS(ヨーディス)」はこれまでよりもぐっと軽いところが魅力です。
さらっとやさしい肌ざわり

もこもこのオーガニックコットンシュニール糸。中心糸のまわりを、モールのようなもこもことした短い糸で覆って作られています。
シュニールコットン生地は、モール状のもこもこのシュニール糸を横糸に、普通の細いコットン糸を縦糸として織り上げ作られています。オーガニックの高級シュニールコットン糸を使ったブランケットを作っているのは、今のところKLIPPANだけなのだそう。

こちらはもともと作られているシュニールコットンケット。吸水性が高く、通気性も良いので、ソファーカバーやベッドで3シーズン大活躍してくれます。ただ、シングルサイズで約1.65kgと、一般的な綿や麻の肌掛けの約倍くらいの重さがあります(軽すぎるケットは心元ない、という方にはすごくおすすめ)。

そんな中、総輸入代理店・E.OCT株式会社が「もう少し軽くなったら・・・」という日本の声をKLIPPAN社に届けたことで開発されたのが、こちらのライトシュニールコットン生地です。
「HJORDIS(ヨーディス)」は、シュニール糸とコットン糸の比率を変えることで、通常版の重量と比べて約3分の2ちょっとになりました。特にブランケットを持ち比べてみるとこれまでと全然軽さが違う!掛けたり洗濯したりしたり、より日常使いしやすくなりました。

また、シュニールコットン生地の見た目から、一見「暑く感じはしないか?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そこはご安心を。
生地の表面はモールのようなもこもことした短い糸なので、肌への接地が面ではなく「点」のようなイメージ。肌にぺったりと張り付くことがありません。コットンが汗や湿気も吸ってくれ、さらさらのまま快適に過ごすことができます。

ちなみにHJORDIS(ヨーディス)という名前は、北欧ゲルマン神話の王女の名前から付けられたのだそう。
1950年代のコートの裏地に使われていた柄をアレンジした、シンプルでクラッシックな雰囲気で、テキスタイルとしても素敵です。
生地が劣化しにくく、長持ちする
様々な素材や織り方の生地と使い比べてみて、それぞれに特徴と良さがありますが、KLIPPANのシュニールコットン生地は、生地が丈夫で劣化しにくく、結果的に長持ちするところが大きな魅力です。

どんな素材のものでも、使っているうちにどうしても擦れて毛羽立ったり、生地が薄くなっていったり、パイルだったら糸のループが切れたり、変色が見られたりと、ある程度劣化していってしまいますよね。
天然繊維を使っているのでそれは自然なことでもありますが、KLIPPANのコットンブランケットの場合は、シュニール糸の特性上、洗濯を重ねても糸がほつれたり毛羽立ったりしにくく、へたったり変色もしにくいなど、劣化のスピードがゆっくりだなと感じます(E.OCTのスタッフさんの中にも、シュニールコットンブランケットを10年以上愛用している方が何名かいらっしゃいます)。

これは、KLIPPANが質の高い材料を使い、技術を磨き、期待に応えながらものづくりをしてきたからこそ。140年もの間に渡って人々に支持され続けてきたのには、その理由とものづくりへの信頼があるのからなのだなと思います。

また、同じ生地を使ったブランケットもご用意しています。
3シーズンに渡って活躍するクッションカバー。ソファーやベッドで過ごす時間が快適になる一品です。
140年以上の伝統技術で、美しく快適なブランケットづくりを

北欧スウェーデンの「KLIPPAN(クリッパン)」は、先祖代々のファミリー会社。現在のオーナーであるヨスタ・マグヌスソンの曽祖父 ヨン・ペッター・マグヌッソンにより、1879年にスウェーデン南部の小さな村クリッパンに設立されました。長い間、ハンディクラフト用の高級ウールを得意とし、今でもそのルーツは引継がれています。