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インタビュー

【あの人の暮らしぶり】小野さんの、おもてなしの食卓とうつわ

2016年11月19日更新

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今回「あの人の暮らしぶり」
ご登場いただくのは、
rinao designの小野里奈さん。
瑞々つどい鉢ハイルなど、
数々のプロダクトをデザインし、
ご活躍されています。

料理上手な小野さんがデザインする
うつわは、細やかな心配りが随所に
あらわれていて、使ってみると
その使いやすさをしみじみと実感します。

以前から、つくり手さんにまつわる
お話をはじめ、愛用されている
うつわや道具、おもてなしの食卓のこと、
暮らしのことを教えていただきたい!
と思っていまして、今回は
小野さんのご自宅でお話を伺ってきました。

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第1話となる今回は
「小野さんの、おもてなしの食卓とうつわ」。

開発エピソードをお伺いしながら、
実際につどい鉢と瑞々を使って
料理を盛り付けていただきました。

普段はもちろん、友人や家族が
遊びにきてくれた時の
おもてなしの食卓の参考に
ぜひご覧ください。

料理好きの方が作る器は、使いやすい

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まずは瑞々とつどい鉢にまつわる
エピソードのご紹介から。

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完熟いちじくは、オリーブオイルとお塩で。果物の甘さが引き立って、とてもおいしかったです。

「盛り付けるとシンプルな料理が
いきいきとしておいしそうに見えて、
料理好きな方もそうでない方も
ご飯を作るのが億劫にならない、
そんな器を作りたかった」
(小野さん)
という思いから生まれたのが瑞々です。

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一方でつどい鉢は、作っていく中で、
「一家にひとつあれば重宝するうつわ。
テーブルの中心でたくさんの人が
囲んで使ってもいいし、
もちろん1人で使ってもいい。」(小野さん)
というテーマが軸になっていった
のだそう。

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どの器も、料理をおいしそうに引き立ててくれる形と色。

ちなみに、瑞々とつどい鉢は、
岐阜県のうつわメーカーの
深山(ミヤマ)さんと小田陶器さんが
共同制作。
お互いの得意な製法を出し合って、
1つのシリーズを作っています。

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持ちやすく、置きやすい、サイドから手を入れられるデザインです。

「つどい鉢は大きなうつわなので、
持ち上げたり運んだりしやすいように
うつわの下に指がスッと入る形を
考えました。」(小野さん)

日頃から、「料理上手な方が作るうつわは
使いやすい工夫がたくさんある」と
個人的に思っているのですが、
こういった細かいところからも
心配りが伝わってきます。

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盛り付けるとおいしそうに見えて、
肩肘を張らない、良い塩梅の
おもてなし感がある。

そんなところも、小野さんのうつわの
特徴だなと思います。

長い鉢は、食卓で「かさばらない」のが良い

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今回は、特におもてなしの席で
活躍してくれるうつわに
手料理を盛っていただきました。

瑞々 楕円鉢 9寸には「塩きんぴら」を。

れんこん、にんじんなどの根菜を
ごま油で炒め、塩・胡椒、
お醤油ちょっとだけひとまわして
最後にゴマ。

お味も食感も最高においしく、
お酒を飲みたくなりました。
普通のきんぴらより格段に簡単で
しかもおいしい・・・!

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「私が、以前もっと狭いマンションに
住んでいた時、サイドテーブル位の
大きさのテーブルしかなくて、
ごはんやおかずを並べるとギューギュー
だったのです。

その時に、お魚用の長いお皿や楕円皿は
場所を取らなくてとっても重宝する
ことに気付きました。

また、定食屋さんみたいにトレイに
ごはんやおかずを並べても、
テーブルに料理をたくさん並べたい時
にも効率が良くて、それ以来、
長いお皿は使いやすいと思うように
なりました。」(小野さん)

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そんな思いをもとに、瑞々では
楕円鉢 9寸を、
つどい鉢では淡青白釉 輪花長鉢
作られたのですね。

以前そのお話を伺った際に
私も試してみたのですが、
横に長いうつわは食卓の隙間に
すっと入って本当に使える!
以来、私も長いうつわ愛好家に
なりました。

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続きまして、鉄くろ釉 木瓜浅鉢には
瑞々しくて甘い梨やマスカットを。
落ち着いた色、美しい形のうつわに
果物が映えます。

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淡青白釉 輪花長鉢には、
いちじくとすももをのせました。
こちらのすもも、小野さんのだんなさま
のご実家 山形で収穫されたもの。

うつわの形が特徴的なので、
果物を切って並べる、
それだけで絵になります。

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寂がらし釉 八角鉢には
小野さんご出身の宮城の
ソウルフードを。

なす、ピーマンを、みそ味で
仕上げた料理で、お母様から
受け継いだ常備菜だそうです。
(こちらも本当においしかったです・・・!)

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取り皿を作る時には、縁の立ち上がりも
大切にしたそうです。

「日本ではお皿を手に持って食べることも
多いので、縁が立ち上がっている方が
使いやすいのではないかと思いました。」
(小野さん)

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「実家では大皿に盛って、小皿で取って
食べる習慣があったので、取り皿は
積み重ねてタワーにしていました。

友人が遊びにくる時も、
小皿をタワーにしておくと
各自好きなものを自由に取れるので
いつもこうしています。」(小野さん)

私自身も最近引越しをしまして、
これから友人が遊びにきてくれることも
多くなるので、おもてなしの食卓の
参考にしたいなと思いました。

さて、次回は小野さんご愛用のうつわと
気になる食器棚の中身を教えて
いただきました。
こちらもどうぞお楽しみに。


「あの人の暮らしぶり」

rinao design 小野里奈さん編

序章

【第一話】
小野さんの、おもてなしの食卓とうつわ


著者

中井明香

いつもの暮らしがちょっと心地良くなるようなものやこと、つくり手の思いやものづくりのストーリー、その地域ならではの話をお伝えしたいなと日々考えています。

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