増田桐箱店/スライド式米櫃 3kg 最後までお米を使い切りやすい、スライド式の桐材米櫃

米櫃にお米が少なくなってくると、すくいにくくなります。だから、空っぽにはせず継ぎ足しをされている方は多いのではないでしょうか？ただそれだと、虫が付きやすくなるなどの弊害が生じます。

そこで増田桐箱店に相談し、当店オリジナルで作ってもらったのが「スライド式米櫃」。残り少ないお米も最後まで取り出しやすいよう、内部の構造にこだわりました。また、スライド式だから蓋の開閉に伴う手間がかからず、コンパクトで狭い場所でも置きやすいのもポイントです。

内部の角に傾斜があるから、お米を最後まですくいやすい

米櫃には様々な形状やタイプがありますがほとんどの場合、最後に残るお米は角に溜まり枡ですくうのが困難になります。こうなると「空っぽにしたいけど、角に残るお米がもったいない」という気持ちが勝って、結局そのまま継ぎ足すという方は多いはず。



そんなジレンマを解消したいと増田桐箱店にこちらを作っていただきました。お米が溜まりがちな内部の角に傾斜をつけることで、残り少なくなっても最後までお米をすくいやすいのが特徴。軽い桐材でできているから、米櫃自体を傾けやすいのも嬉しいところです。

アクリルスリットがあるから、残量が一目でわかる

桐の米櫃は、その通気性や吸放湿性の高さからお米の保管に非常に優れている一方、傍目からは中身が見えないというのが弱点でした。「せっかくならそこもクリアにしたい！」とこちらは、片側中程にアクリルスリットを付けてもらいました。これがあることで、お米の残量が外側からでもよくわかります。

アクリルスリットは片側のみですが、上蓋の向きを逆にしていただくことで左右どちらにも向けることが可能です。置き場に合わせてお使いください。

最大限のコンパクト設計だから、置き場を選ばない

一般的に米櫃は、容量表記+1kg分くらいの余裕を持たせて設計されていることが多いそうです。これは、お米が少し残った状態で、更にお米を継ぎ足すような使い方を想定しているから。でも、虫はお米の「粉」につきやすいため、本当は一度全部きれいにしてふきんなどできれいにしてから、新しいお米を入れるのが良いそうです。



本当にお米を良い状態で保管することを考えると、古いお米は使い切って、中身をきれいにしてから新しいお米を入れてほしい。そんな思いもあり、この米櫃は3kgには3kg、5kgには5kgがちょうど入るような設計にしています。その分、本体もすっきりコンパクトに。炊飯器などの横にも置きやすくなりました。蓋の高さ分の余白はあるので、お米を入れても高さぎりぎりまできてしまうことはありません。

片手で開けられるスライド式で、蓋の置き場に困らない

こちらは名前の通りスライド式です。蓋を取り外すタイプの米櫃だと、お米を取り出す際に蓋を外して置き場を探して……という手間が必要になりますが、こちらにはそれがありません。片手でスライドするだけで良いので、ちょっとした時短も叶えられます。スライドの取っ掛かりとなるつまみには適度な高さがある為、開け閉めの押し引き動作もスムーズです。

枡は縁も厚みも薄いから、お米をすくいやすい

この米櫃には枡がひとつ付属していますが、枡にもお米をすくいやすくするための工夫があります。

縁の2辺を斜めにカットし、お米が枡の中に入りやすいようにしています。また、桐製の枡は板の厚みがある分、プラスチック製の枡より大きくなりがちですが、使用する桐板を薄くして、できる限りコンパクトなサイズに。手の小さな方でも持ちやすいようにしています。



この米櫃にぴったりな枡を作るため、高さを少しづつ変えていくつも試作を作り、男女問わず使いやすいサイズを探りました。桐の枡はプラスチック製と違い、米粒が静電気でくっついてしまうこともありませんよ。

暮らしに合わせて選べる2サイズ

米櫃は、3kgと5kgの2サイズ展開です。お米を食べる頻度や量、家族構成に合わせてちょうどいいサイズをお選びいただけます。

お米は日本の食に欠かせません。だからこそ、より良い状態で保管し美味しく楽しみたいところ。気持ち良く最後まで使い切ることができて、何かと使い勝手もいい増田桐箱店の「スライド式米櫃」は、そんな日本人の心に宿る理想をストレスなく実現へと導いてくれる道具です。