松田美智子の自在道具/自在鍋木蓋 箸も置ける、天然木の木蓋

料理研究家の松田美智子さんがプロデュースする「松田美智子の自在道具」。ブランド名と同じ「自在」という名前がついた「自在鍋」は同ブランドの代表作でもあり、20年以上愛されているロングセラーの調理道具です。

小ぶりで深さがあり、フライパンをたわませたような独特の形。これが自在鍋の最大の特徴です。平たい面をたくさん必要とする餃子やハンバーグなどの料理には向きませんが、炒める、茹でる、煮る、揚げる、を何でもこなす、万能な形です。

柾目を贅沢に使っているから、反りにくい

こちらは、自在鍋とあわせて使える専用木蓋です。特殊な形の自在鍋にぴったりと合う形に作られています。

煮物などに使えるのはもちろん、蓋を抑えながら湯切りをすることもできます。わずか約210gと非常に軽いため、扱いやすいのも特徴です。使われているのはサワラの天然木。ヒノキ科の植物で、使いはじめのうちは木の良い香りがします。

通常は端材で作られることの多い木蓋ですが、こちらは柾目（まさめ）を贅沢に使っています。

柾目とは丸太の中心を通るようにして切断した木材で、まっすぐ流れる美しい木目が特徴です。1つの丸太から取れる柾目の木材は少ないため、価格は相対的に高くなってしまうのですが、反りにくく丈夫で、長くお使いいただけます。

持ちあげやすく、菜箸が置ける

また、形は持ちやすいように工夫されており、持ち手ともなるリングの部分には菜箸を置けるのも便利なポイントです。

このリングの部分を使って、吊るして収納することもできますよ。

ご使用前に水に浸けてからお使いいただくと長持ちします。工夫が凝らされた木蓋、ぜひ自在鍋とあわせてお使いください。