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拝啓、忙しいサンタのみなさま
バイヤーの中井です。
「クリスマス、小さい頃ってどんな感じだった?」
先日会社でこんな話になりました。
しっかりとクリスマスを楽しんでいた人、
クリスマス何それだった人、
さまざまでしたが、
バイヤー高坂が教えてくれた
「サンタさんのサインが欲しくて、
机にメモとペンを置いておいたら、
翌朝筆記体の美しいサインが書かれていて。
両親とは筆跡が違ってたから、
本当にサンタさんが来てくれたんだと
感激した。」
というエピソードを聞いて、
わが子を思って何かしら工夫を
されたであろうご両親の愛に
じーんときてしまいました。
うちの実家のクリスマスは、
ケーキとプレゼントはあり、
ご飯は何故か和洋折衷という
ゆるい感じ。
でも、記憶を辿ってみたら
意外と覚えているもので、
いくつかのエピソードが
思い浮かびました。
幼少期 -初めてのクリスマスプレゼントなのに-
サンタさんから貰った1stプレゼントとして
覚えているのが「ドンジャラ」。
(over30の方々、ご存知ですよね?
子供用の簡単な麻雀みたいなアレです。)
麻雀好きなおじいちゃんと一緒に
遊びたかったらしく、ドラえもんの
ドンジャラを希望していましたが、
包みを開けるとまさかの聖闘士星矢。
(映画とか観に行ったこともあって
好きだったけれど、でも・・・!)
サンタさんからの贈り物なのに、
母と一緒におもちゃ屋さんへ行って
交換してもらったという思い出です。
母曰く、「サンタさんにも間違いはある」。
小学校低学年 その1 -サンタはいるのか、いないのか-
小学校で発生した
「サンタはいるのかいなのいか」論争。
みなさんはありましたか?
私は当時いる派。
「親がサンタ」派にその理由を尋ねられ、
「お母さんにもお父さんにも
おばあちゃんにもサンタさんが
プレゼントをくれたから」
と答えると、隣の席の子が
「なるほどね」と慈悲深い言葉を
かけてくれた記憶があります。
小学校低学年 その2 -サンタさんの存在を確かめたくて-
サンタ論争で疑心暗鬼になっていた私。
とある年、どうしてもサンタさんの存在を
確かめたくて、手作りのツリーとお手紙を
机の上に置いておきました。
真夜中の3時、みんなが寝静まった頃。
そーっと起きて机を見ると、
プレゼントが置いてあるかわりに、
姿を消したツリーと手紙。
そこからは気配を消しながら血眼で
家中のタンスやゴミ箱を開けて
探しましたが、どこにもない。
「すごい!サンタさんが持っていってくれた。
(親=サンタさんじゃない・・・のかも?)」
小学校中学年 その1 -包装紙と短編小説-
おばあちゃんへのプレゼントの包装紙に
隣町の雑貨店のロゴが入ってたことから、
うっすら嫌な予感がしていた頃。
正体をバラそうとする父に
涙を流して怒った記憶も断片的にあります。
ちょうどこの頃、現実逃避したかったのか
何故かサンタにまつわる短編小説を制作。
その時の書くという衝動は、根底で
今の仕事と繋がっているのかもしれません。
小学校中学年 その2 -その時父は-
「今年何が欲しい?」という母の言葉に
あっさりと欲しいものをこたえる自分を見て
寂しそうな父の姿がありました。
(ついこの前までバラそうとしてたのに)
大人になってからは、
いいクリスマスも最低なクリスマスも
いろいろありましたが、思い返してみると、
小さい頃の笑ってしまうようなおかしさの
あるエピソードを覚えているものですね。
そして、私はまだ子供がいませんが、
親は今の自分と同じくらいの年齢(37歳)で
共働きの忙しい中クリスマス準備を
してくれていたのだなぁと
そのありがたさに改めて気づかされました。
世の中の日々忙しいサンタのみなさま。
準備に奔走されている方もいらっしゃる
と思いますが、大切な人と
あたたかい気持ちで過ごされますように。
私も週末、実家に電話して
あの手作りツリーの行方を聞こうと思います。
いつもの暮らしがちょっと心地良くなるようなものやこと、つくり手の思いやものづくりのストーリー、その地域ならではの話をお伝えしたいなと日々考えています。