バイヤーからのお便り
熱帯夜にも、クーラー冷えでヒンヤリの夜にも
こんにちは、バイヤーの畠田です。
最近、30度を越える日も多く、
じめじめと寝苦しい夜が続きますね。
みなさんは夏の夜、部屋の
温度管理はどうされてますか?
我が家では、冷房は寝る直前に消して
扇風機のそよ風で眠っているんですが、
寝る前は肌寒い、でも夜中は暑い!と
調整がなかなかむずかしい。
更に、一晩の間だけではなくて、
日によって肌寒い日もあったり
じめじめと暑い日もあったり。
5月~9月の夜をいつでも快適に
過ごしたい!と思うと、寝具選びって
すごく難易度が高いんですよね。
そんなときに、使ってみた
「シルクとリネンのガーゼケット」。
つくり手の三井さんには、冬の間に
「シルクの敷き毛布」で大変お世話に
なりました。
このシルクの敷き毛布は、
肌ざわりの気持ちよさだけではなくて
「寝てから起きるまで、布団の中を
快適な環境に保ってくれている感じ」
がしたのですが、このガーゼケットも
まさに同じ。
朝起きたら結局何も掛けてない・・・
ということが、減ったように思います。
「綿」が一役買っている
なんで「暑くても寒くても快適」なのか
というと、リネンとシルクの吸湿・保温性も
そうですが、「綿」がうまく機能しています。

「リネン+綿」と「シルク+綿」のリバーシブル。真ん中に「綿」の層を挟んだガーゼ三重織です。
三重織のうちの真ん中の「綿」の層、
表面の層に比べて糸が太いのがわかりますか?

生地がじっとしているときは空気が留まり、生地が動けば糸がずれて通気性が増します
一般的にガーゼケットは目が粗いため、
保温性という点ではタオルケットに
劣るのですが、太い糸で織られた
真ん中の綿の層が空気を含んでくれるので
そこをカバーしてくれるんですね。
なので、冷房が効いている時でも
肌寒くなく、部屋の気温があがってくると
ガーゼケットならではの通気性で
涼やかに過ごせる、という寸法です。

個人的には、より肌ざわりがなめらかな「シルク+綿」の面がお気に入り。
表地についても、
「リネンだけだと肌触りがごわごわする」
「シルクだけだとお手入れが難しい」
といった素材の問題点を、
綿を混ぜることでうまく解決しています。
天然素材の使い方が本当に上手ですよね。
あと、当店でこの時期人気の寝具といえば
「パシーマキルトケット」。
こちらも試してみました。
わたしは、寝返りを打った時に
ケットが体にまとわりつく感じが
どうも苦手なんですが、パシーマは
まとわりつかないのがいい!

左がシルクとリネンのガーゼケット、右がパシーマ(2回洗濯済)。
ただ、肌ざわりのやわらかさは
シルクとリネンのガーゼケットに軍配かな~
といった感じだったので、わたしは
パシーマを敷いて、ガーゼケットを
掛けて寝ています。
パシーマはまだ洗濯2回目なので、
もう少し育てたらまた変わってくるかもしれませんね。
まだまだ、夏の寝具の実験中。
また良いものを見つけたら
ご紹介したいと思っています。
みなさまも、快適に夏の夜をお過ごしください。
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ショッピングユニットでバイヤーをしています。その商品のどこが良いのか、なぜ良いのかを、わかりやすくみなさまにお届けしたいと思っています。