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大切なうつわを長く使うために。陶器・土鍋のお手入れ方法を紹介

2018年03月05日更新

日本の食卓には欠かせない陶器のうつわや土鍋。最近では土鍋でご飯を炊く方も増え、鍋料理だけではなく様々な料理に活用されるようになりました。けれど古くから慣れ親しんでいる調理道具ではありますが、意外と知られていないのがお手入れ方法。

そこで今回は、簡単にできるお手入れの仕方やおすすめアイテムをご紹介します。使い始める前にひと手間加えることで、大切なうつわを長く愛用することができますよ。

焼き物の種類やお手入れ方法の違い

大きく分けて2種類に分類される

焼き物は大きく分けると、「陶器」と「磁器」に分類されます。この2つは原料が大きく異なるため、風合いも違えば扱い方やお手入れの仕方ももちろん変わります。特に陶器は磁器に比べてデリケートなため、長く使い続けるためには正しいお手入れ方法を知っておくことが大切です。

温かみのある風合いが魅力の陶器

陶器は粘土で作られているため、吸水性があり叩くと濁ったような鈍い音がするのが特徴的。磁器に比べると強度はやや劣りますが、手になじみやすく土ならではの温かみのある風合いを楽しめます。土鍋はこちらの陶器に分類されますが、耐熱性の高い土を使用しているため蓄熱や保温性が高く直火も可能です。

日常使いしやすい磁器のうつわ

磁器は石を砕いたものを原料としており、吸水性はなく叩いてみると高く澄んだ音がします。ガラスのように表面が美しくなめらか、それでいて強度も高いため電子レンジの使用も可能です。また汚れが浸透する心配もないので、お手入れ不要で日常使いしやすいのがポイントです。

陶器・土鍋のお手入れ方法をご紹介

吸水性のある陶器は、使い始める前に「目止め」を行う必要があります。この目止めは水漏れやニオイ防止に効果的なので、特にひび割れしやすい土鍋を購入した際には必ず行いましょう。また補修の役割もあるので、長くお使いのものでひび割れが気になるというときにもおすすめです。

1、土鍋の内側を水で洗い流す

今回はお粥を作りながらできる、簡単なお手入れ方法をご紹介します。まず洗剤を使わずに鍋の内側を真水で洗い流します。このとき底は濡らさずに、内側だけ洗うようにするのがポイントです。洗ったら鍋に水を張り、水量の5分の1ほどの余ったご飯を投入します。

2、トロトロになるまで煮込む

吹きこぼれに注意しながら、弱火でトロトロになるまで約1時間ほど煮込みます。途中かき回すなどして、焦げてないか様子を見ながら行うと安心ですね。

3、土鍋が完全に冷めるまで待つ

煮上がったら火を止めます。そして土鍋が完全に冷めるまで待ち、冷めたら中身を取り出して水洗いします。より効果を高めるなら、煮上がったあと一晩おいておくのがおすすめです。お米に含まれるでんぷんは、土鍋の細かい気泡を埋めてくれるので水漏れを防いでくれます。

注意点やお手入れのコツ

今回はお粥を作りながら目止めを行いましたが、お米の代わりに同量の片栗粉を使って行うことも可能です。また茶碗などのうつわを目止めするときは、鍋にかぶるぐらいの水を張り約30分弱火で煮沸してから冷まします。このとき米のとぎ汁や水に塩を入れるとより効果的です。

その他にも陶器や土鍋には、ニオイや汚れが染み込みやすいという面があります。これらは食事のあと時間をおかずに手早く洗う、またはしっかり乾燥させるなどのちょっとした心掛けで防げます。

おすすめの陶器・土鍋をご紹介

「TOJIKI TONYA/古伊賀土鍋 8号」

「TOJIKI TONYA/古伊賀土鍋 8号」は、直径約26cmと大きすぎず小さすぎない使いやすいサイズ感。蓄熱性が高いため食材の芯まで熱を通し、旨味を残さずおいしく仕上げてくれます。また保温性にも優れており、鍋が冷めにくく火を止めたあともアツアツの状態が長く続きます。色は黄地天目の3色あり、どこか懐かしさを感じる陶器ならではの素朴な風合いが魅力的。

ご飯を炊くなら「ご飯土鍋」がおすすめ

土鍋でご飯を炊くなら「TOJIKI TONYA/古伊賀ご飯土鍋」がおすすめです。こちらは内蓋と外蓋があるため、ほどよい圧力をかけながらふっくらおいしく炊き上げてくれます。もちろん普通の土鍋としても使えるので食卓での出番も多そう。サイズは4合ほど炊ける大きさなので、残ったご飯は翌朝のおにぎりやお弁当にしても良いですね。

「ceramic Japan/土鍋 do-nabe 240 ホワイト」

 

ceramic Japan/土鍋 do-nabe 240 ホワイト」は、キッチンに置いても絵になるスタイリッシュなデザインが魅力的。持ち手をなくしたシンプルな形状なので、場所を取らず収納しやすいところも人気のポイント。和のイメージが強い土鍋ですが、これなら洋風のテーブルコーディネートにもマッチしますね。色はホワイトの他にブラックもあります。

IH対応でギフトにもおすすめ

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こちらの土鍋はIHにも対応していて、「金属プレート」と「焦げ付き防止プレート」が付属されています。見た目だけではなく使い勝手も良く、それでいて季節やテイストを問わずに使えるのでギフトとしても人気が高いです。現代の食卓にも合うクールなデザインは、スープやシチューといった洋風料理にもおすすめです。

「伊賀焼 かまどさん 2合炊き」

伊賀焼 かまどさん 2合炊き」は、耐火性の高い伊賀焼の炊飯釜です。多孔性の粗土を素材に使用しているため、陶器でも木のおひつと同じように余分な水を吸い取ってくれます。そのためお米がべたつかず、時間が経ってもおいしく召し上がれます。また二重構造の蓋は圧力釜の機能を果たし、かまどで炊いたようなふっくらもちもち感のあるご飯を味わえます。

しゃもじや鍋敷きがセットに

こちらの土鍋には、しゃもじ、鍋敷き、レシピがセットになっています。火加減いらずで吹きこぼれもなく、はじめての方でもおいしいご飯を炊くことができます。小ぶりサイズの土鍋は、一人暮らしや2〜3人家族にちょうどいい大きさ。白米だけではなく玄米や炊き込みご飯、または鍋料理など幅広く活躍してくれます。

「TOJIKI TONYA/伊賀土 耐熱 片手雑炊鍋 白」

TOJIKI TONYA/伊賀土 耐熱 片手雑炊鍋 白」は、小ぶりサイズで取っ手が付いているので持ち運びが楽チン。直火やオーブンにも対応しているため、雑炊、スープ、煮物、ビーフシチューなど多用途にお使いいただけます。陶器ならではの温かみを感じるデザインは、そのまま食卓に出しても周りの食器にしっくりなじみます。

あっという間に作れちゃう

蓄熱や保温性が高い小さな土鍋は、火をとめてもこのようにグツグツ状態がしばらく続きます。野菜もあっという間に茹でられるので、お腹が空いて今すぐ食べたい!っていうときに大変便利。このまま食卓に出せるので、洗い物や片付けが楽チンなのも嬉しいところ。また小ぶりなので収納しやすい点もおすすめポイントです。

鍋料理からご飯まで炊けちゃう陶器の土鍋

今回は焼き物の種類や土鍋のお手入れ方法についてご紹介しました。陶器はデリケートな素材のため、使用する際には少し注意が必要です。特に目止めは水漏れやひび割れ予防にもなるので、使い始める前に必ずやっておきましょう。表情豊かな陶器は使うほどに愛着がわく魅力的なうつわです。長く使い続けるためにもぜひ実践してみてくださいね。

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