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壁をおしゃれに彩るには?北欧風のインテリアアイディア
最近人気の北欧インテリアは「シンプル」「ナチュラル」「機能性」に富んでいて、日本人好みのスタイル。実は和風建築にも合わせやすいデザインなんです。
北欧というとどうしても雑貨や家具に意識が向きがちですが、私がおすすめしたいのは、北欧スタイルで壁を彩ること。すっきりしたアイテムを使い、部屋の雰囲気をおしゃれに改造してみましょう。
ウォールオブジェで北欧風インテリア
鳥で空間をのびのびと彩る
北欧デザインは自然をテーマにしたものが多く、植物や動物は定番柄です。「Wall Plaque(ウォールプラーク)」が手がけるLinnutは、人気デザイナー鹿児島睦さん考案のウォールオブジェ。鳥は自由を象徴するモチーフ。設置する向きや色使いで部屋の印象ががらっとチェンジできるのが良いですね。ダイニングや子供部屋、リビングなどに設置してみてはいかがでしょう?
このアイテムは長崎県の波佐見町で鋳込み成形されています。sharp・round・round miniの3種のかたちがあり、つるんとした質感が特徴。カラーは4つ(イエロー・ピンク・ブルー・ホワイト)からお選びいただけます。
スクエア型で部屋をおしゃれに彩る
北欧インテリアにはパターンを連続使用するデザインもしばし見られます。「Fe(エフィー)」が手がけるWall Deco Lは、ダイスのモチーフで一定のリズムを刻んでいるおもしろいウォールオブジェ。スクエア型は固いイメージがありますが、角を少し丸くすることで柔和な雰囲気になっています。
オブジェの大きさはW630×D15×H952mm、重量は2.2kg。約4ミリの華奢な鉄でできているため、壁掛けフック(付属品あり)を使用して設置します。お部屋をシャープでおしゃれに演出したい人にぴったりのアイテムです。
立体オブジェで意外性を彩る
自然のぬくもりを感じたインテリアがお好みなら、ほんわかした雰囲気の壁掛けオブジェがおすすめ。神奈川県に工房を持つナカヤマサトシさんが制作しており、パイン材にデコポンの葉っぱをぎゅっと詰め込んだほっこりする作品です。
北欧らしい木のぬくもりは、出産祝いやプレゼントにも良いですね。デコポンの葉っぱは経年劣化でグレーやブラウンへと変化していきます。時間の流れをウォールオブジェとともに感じてみましょう。キリン・ゾウ・もみの木・丸形の木・しずく形の木など、さまざまなバージョンがあります。
ウォールクロックで北欧風インテリア
鳩時計のデザインでおしゃれを演出する
インテリアにひと工夫したいなら「Lemnos(レムノス)」の壁掛け時計birdhouse clockが使えます。マルと三角、四角のかたちがすべて集約しているため、いろいろな効果を生み出すのです。鳩時計の屋根トンガリはおしゃれさを、鳩が飛び出すマル部分は柔らかさを、時計のスクエアはキッチリ感を出します。直置きもできますから、棚に飾ってもおしゃれになりますよ。
丸型アイテムで柔らかさを演出する
デザインと実用性を兼ねたものがお好みなら、時計と温湿度が一体となったCampagne airが便利です。温湿度計は直射日光が当たる場所や冷房器具、加湿器の近くは避けて設置してください。丸いかたちは部屋に柔らかな雰囲気を与えます。
また、日々の温湿度チェックは健康管理にも役立ちます。Lemnosの掛け時計は、Φ294xD54mm。文字盤も大きく見やすいですね。家族みんなで見る機会の多いリビング使いにどうぞ。
デザイナーズ時計でおしゃれ空間を演出する
よりおしゃれなインテリアを目指したい方は、デザイナーズブランドの時計を飾ってみて。RIKI STEEL CLOCK 0824と名付けられた掛け時計は、デザイナー渡辺力氏が制作したもの。直径20cmと少々小ぶりで、文字盤は直線のみ。文字盤の中にrikiと印字され、とてもスタイリッシュな雰囲気が特徴です。
渡辺氏はLemnosを代表する有名デザイナー。「壁面が美術館のような雰囲気になる」と話題の時計を我が家に飾ってみてはいかがでしょう?
枠使いで北欧風インテリア
フレームに北欧柄を閉じ込める
北欧テキスタイルは平面的でのっぺりした雰囲気を持っています。ハンカチやファブリックを額縁にはさんで壁面に飾ってみるのもおしゃれですよ。安原ちひろさんが描くtsubakiは、まさに北欧デザインそのもの。無駄な線もグラデーションもなく、実直な線と華やかな色使いに心癒やされます。
絵画やポスターと同じように飾ってみる
安原さんの作品は、スタイルストアで複数取り扱っています。Dancing bird、HANAS、hydrangeaなどは人気のアイテム。どれも北欧デザインに通じるものばかり。多摩美術大学でデザインテキスタイルを学んだ安原さんの世界を思う存分お楽しみください。
北欧=KLIPPANを取り入れる
北欧インテリアに欠かせないといえば、スウェーデンの老舗ブランド「KLIPPAN(クリッパン)」も候補にあげられます。ブランケットが有名ですが、テキスタイル類にも注目してみてください。キッチンタオルやランチョンマットなどは、幾何学模様的なデザインでおしゃれ。額縁に入れて飾るとクールな部屋を演出できます。
ミラーを使って北欧風インテリア
木材の色を意識すると北欧風に近づく
インテリアについて考える時、意外と忘れがちなのは木材のカラーについて。北欧風家具の場合、ダークな色よりも、天然の木材の色、つまり、ライトブラウン系のナチュラルな色が多いでしょう。
たとえば『La Lus(ラルース)』のフォルムミラーはアルダー材が使用されており、カラーは明るめ。LemnosのLIKI ALARM CLOCKとほぼ同じ色ですよね。小物類の色を意識するだけで北欧インテリアにぐぐっと近づきます。
同じかたちを2つ設置してリズムを出す
「utatane(うたたね)」のオーガニックミラーは柿渋で染められたパイン材が使用されているアイテム。少し変わったかたちをしていますが、床の色と合っているのでお部屋にもしっくり馴染んでいます。2つのミラーを並べて設置することでデザイン性が生まれました。
このように、シンプルなアイテムこそ複数使いすると素敵な壁面を作れます。ミラーを壁に設置する際の参考にどうぞ。
木材の質にもこだわってみる
岡山県発の家具メーカー「TEORI(テオリ)」は、地元に自生する竹を使用したアイテムづくりに定評があります。北欧インテリアに竹は合わないのでは?と思いがちですが、すっきりしたデザインならば竹であっても西洋風の部屋になります。
竹集成材を使ったミラーZEROは、鏡に映りこんだ竹の柾目が奥行きを感じさせるおもしろい構造をしています。ミラー外側にホワイトの塗装がされているので和の雰囲気を薄くしているのもポイント。大きさはφ400×D60mm、重量1、6kgとどっしりしています。
北欧風インテリアの壁づくりは「シンプル」
北欧風の壁インテリアを作るには、なにをおいても「シンプル」が大事。北欧インテリアはカラフルでかわいいデザインが多い一方、かたちは極限まで無駄を省いています。その考えは日本文化にも通じるところがありますね。日本発のアイテムでも、素材や色、デザイン次第で北欧インテリアは実現できます。ぜひみなさんもチャレンジしてみてください。