みんなの愛用品
パパゲーナがみんなに愛される理由
こんにちは。バイヤーの中井です。
昨年、惜しまれつつもお取扱い終了に
なった、sunao 河本さんデザインの
“グランバロン”というバッグ。
過去に「50日待ったかいがありました」と
ご紹介したこともありました。
かれこれ5年ほど愛用していますが、
実はグランバロン以外にも
sunaoのバッグを愛用していまして、
それが今回ご紹介する
Papagena(パパゲーナ)という
ハンドメイドのバッグです。
きっかけは、つかい手の声でした
グランバロンを日々使い、同時に
デザイナーでありつくり手の
sunao(スナオ) 河本さんの
ブログを読んでいくうちに、
そのセンスはもちろん、
河本さんのものづくりの哲学
に魅了されたわたし。
そしてある時、少しだけフォーマルな
お食事会の予定が入りまして、
直前にはたと気づいたのです。
そんな時に「ちょうどよい」
小ぶりのバッグを持ってない
ということに・・・!
フォーマルも普段も両方使える、小粋なバッグが欲しかった
正確に言うと小ぶりのバッグ自体は
持っていたのですが、その時の
装いにしっくりくる感じでは
なかったんですね。
新たに探すなら、
・ちょっとしたフォーマルな場面でも
普段でも使えるもの
・持つだけで気分が上がる小粋なもの
・つくり手の愛情を感じられるもの
が良いなぁと思いつつ、
パパゲーナに対して届いた
たくさんのつかい手みなさんの声を
改めてひとつずつじっくり読んで
みたのです。
つかい手の声が後押しになって
「どんな服装にも合いますし、
柔らかな革、オシャレな裏地、
スワロフスキー、持っているだけで
テンションが上がります。」
「悩んでいる数年間に購入した方々の
コメントが増え、
“フムフム、お財布や携帯、
折り畳み傘も入るのね!
良いに違いない”と確信しました。」
「ぞくぞくするほど素敵です。」
そんな声を読んで、「これだ!」と
思うのと同時に、パパゲーナって
すごく愛されてるんだなぁと
嬉しくなってしまいました。
届いてみて実感したこと
1、何はともあれ、美しい
丸い形でありつつ、どこかキリッと
しているところ、とにかく河本さんの
美意識と気合いが伝わってきます。
商品ページでもご紹介しているのですが、
パパゲーナは河本さんが厳選した
国産牛革を細く裁断し、「メッシュ」技法で
編まれています。
上の画像をよく見てみると、革の幅が
ちょっと違いますよね?
これは、バッグにした時にふっくら美しく
見えるように、革の幅を均一にせず
変えているのだそう。
また、メッシュは端切れ革がほとんど出ず
無駄なく革を使えるそうで、そういう
姿勢も素敵だなと思います。
大ぶりのスワロフスキーは
アクセントに。
実はもう生産終了のお品
なのだそう。
紐は、革を細く裁断し、手編み
して作られていて、本当に
細部まで手で作られています。
内生地はウィリアムモリス が
デザインしたリバティ
「Strawberry Thief」。
持ち手リングは、パパゲーナ用に
日本の職人に特注して作った
ものだそうですよ。
2、見た目よりたくさん入る!
届いてまず実感したのは、
意外とものが入るなということでした。
一見小ぶりに見えるかもしれませんが、
長財布、ポーチ、手袋、ハンカチ、
文庫本や携帯も入ります。
ただ、持ち手が金具なので、
あまりたくさん詰めすぎない方が
手が痛くならないと思うので、
適量がおすすめ。
内側にはポケットが2箇所あるので
携帯電話や鍵をガサゴソと探す
こともありません。
約3年ほど使ってみて、その美しさと
細やかな気遣いが伝わってくる
ものづくりが、つかい手に愛されている
理由なのかなと感じています。
そして、河本さんのブログも必見!
「パパゲーナはお客様に育てられたバッグです」
をはじめ、コーディネートのヒントや、
知られざる日本の革の魅力を
読んでいると、つかい手との
コール&レスポンスのような
やりとりが垣間見れて、
それもまたおもしろいですよ。
いつもの暮らしがちょっと心地良くなるようなものやこと、つくり手の思いやものづくりのストーリー、その地域ならではの話をお伝えしたいなと日々考えています。