インタビュー&ゲストコラム
愛用者の美肌に見るHOKENの底力、そして「健やかなる美」のヒント
HOKEN化粧品の広報担当であり、
創始者のお孫さんである古屋和美さん。
にこやかにお話をするその姿は、
周囲の雰囲気までパッと明るくして
くれるような、素敵な女性です。
そして、その明るさの理由の一つにも
なっているのが、思わず見惚れる
きれいなお肌!
「内側から発光するような」という表現が
ぴったりの、ハリのある艶やかな肌の
持ち主です。
古屋さんへのインタビュー最終回は、
彼女の美肌の秘訣をはじめ、気持ちの
リセットにも一役かっているという愛読書
のことなどを教えてもらいました。
「美肌だなんて、そんなことないわ」
と謙遜されていましたが、
古屋さんの日常の中にはたくさんの
美しさを保つヒントがありました。
無理なく毎日続けられる、心地よいスキンケアを
小林:古屋さんの美肌の秘訣は、やっぱりHOKEN化粧品ですよね?
古屋さん:美肌なんて言われるとお恥ずかしい!子どものころからずっとHOKENを使っているから、ほかの化粧品を使っていたらどうなのかがわからないけれど。特別なことは何もしていないんですよ。一日の終わりに顔を洗って、化粧水とクリームでケアをするだけ。エステに行くなどのスペシャルなケアをしたことは一度もありません。
小林:それを伺って、改めて古屋さんのお肌を拝見していると、やっぱり商品が良いんだろうな、と思いますね。
古屋さん:私どもの商品は「塗って寝たら一晩であら不思議!」というようなものではありません。でも、毎日無理せず使ってもらえる使い心地の良さや、使い続けられる価格帯ではあると思うんです。地味だけれど、基本的なケアを毎日繰り返すこと。それがお肌にもいいのではないでしょうか。私も日々のケアを負担に感じたことはありません。
小林:確かに、どんなに良くても続かないと意味がないです。
長年使い続けてくれるお客様のお肌が広告塔
古屋さん:弊社の化粧品を使ってくださるお客さまの中には、50年以上使い続けてくれている方もたくさんいらっしゃいます。みなさん「これじゃないとダメなの」と言ってくれます。そういう方のお肌を見て、「実はご近所のおばあさまのお肌がきれいなので、使っている化粧品を聞いてみたらお宅(HOKEN)を教えてくれたのよ」という電話が入ることもしばしばあるんです。
小林:ご愛用者の美肌が広告塔がわり、ということですね。それってすごいことです!
古屋さん:その方いわく、「朝近所のゴミ捨て場で会う高齢のおばあさまのお肌がとてもきれいで、ずっと気になっていて。あまりにもきれいなので、ある時意を決して、なんの化粧品を使っているのか聞いてみた」と。長年愛用してくださっているお客さまの肌を見て、「私も使ってみたい」とご注文をいただけるというのは、本当に嬉しいことです。
小林:朝のゴミ捨て場というと(笑)、きっとお化粧はされていないですよね。すっぴんがきれいで声をかけたくなるって相当だと思います。そして、そんなエピソードがたくさん出てくるところが、HOKENさんがお客さまを大切にし、密な関係を築いていらっしゃる証ですね。
古屋さん:オンラインストアもありますが、ご年配の方々はだいたい電話注文なので、つい長電話になってしまいます。会ったことのないお客さまと、世間話で盛り上がったりもしますね、私もお話をするのが好きですし、お客さまとの会話の中で、商品やお肌に関するリアルなエピソードをお聞きし、学ばせて頂くこともたくさんあるんです。
小林:こんな話をお聞きして、古屋さんのお肌を間近に拝見したら、もうHOKENを買うしかない!という気持ちになってきました(スタイルストア注 ライター小林は実際HOKENのパンフレットを握り締めて帰っていきました)。
慌しい一日をリセットする愛読書2冊
小林:ところで、化粧品のほかに古屋さんがお肌のため心掛けていらっしゃることってありますか?
古屋さん:あえて言うならよく寝ることかな。最低7時間は寝るようにしています。ベッドで眠りにつく前に、心が落ち着く絵を眺めたり、文章を読んだりして、気持ちを静めてから眠りにつくのも習慣にしています。
小林:それが、こちらの2冊ですね。
古屋さん:そう。いつもベッドサイドに置いてある2冊です。地味だけど、味わい深いでしょう。日中のオフィシャルな立場の「私」から、この2冊のどちらかを眺めることで、本来の「私」に戻れるような気がします。そうしてから眠りにつくことも、ぐっすりと7時間眠る、私なりのコツかもしれません。
小林:快眠のためのマイルールがあると、同じ睡眠時間でも翌朝のすっきり感が違いそうですね。見習いたいです。
古屋さん:「ハレとケ」でいうなら「ケ」、つまり日常を大切にしたいなといつも思っています。ゴージャスな花を飾るよりも、庭に咲いた小さなお花や実った果実を見て、ありがたいなと感じるほうが私の心を安定させてくれます。
小林:もしかして、このカリンもお庭から採ってきてくださったのですか?さきほどからいい香りがほのかに漂ってきます。
古屋さん:そうよ。この香り、幸せでしょう?庭で育てていて、今の季節に実るのがうれしくて。毎年この時期に、カリン酒やシロップをつくるんです。そこにハチミツを入れて、ね。
小林:ハチミツそのものを召し上がる機会も多そうですね。
古屋さん:国産のハチミツを取り扱っているので、うちではお砂糖がわりに使っています。ハチミツはカルシウムも摂れるし、体にもいいですよ。庭で穫れた果実などを、なるべく自分で料理して、感謝しながらいただく日々を大切にしたいと思っています。そうやって心身ともにヘルシーでいることで、よいアウトプットができるような気がします。
古屋さんにお会いした瞬間、
その場がぱっと明るくなったように感じた
のですが、その表情や存在感は、
「ヘルシー」という表現がぴったりかも
しれません。
肌のお手入れや気持ちのリセット方法など、
日々のささやかな習慣を大切にし、
自分にとって心地いいスタイルできちんと
継続すること。特別な何かより、古屋さんの
おっしゃる「あたりまえのこと」を大切にして
いこうと思ったインタビューでした。
改めましてHOKEN 化粧品の古屋さん、
ご協力ありがとうございました。
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【つくり手を訪ねて】
HOKEN 広報担当 古屋和美さん編
第2回 HOKENのハンドクリームが「シェイビングクリーム」を名乗る理由
第3回 愛用者の美肌に見るHOKENの底力、そして「健やかなる美」のヒント