新年を祝うお正月には、お重や食器など専用のものを用意するご家庭も多いはず。ただ、そうすると困るのがシーズンオフの置き場所ではないでしょうか。だからといって、せっかくのお正月にいつも通りの食器を並べるのもなんだか寂しいもの。そこで今回は、お正月の華やかさも損なわずに、普段使いまでできる紅白の食器をご紹介します。セットで使えば特別感、単品で使えば落ち着いた雰囲気を味わえますよ。

お正月にも普段使いにもおすすめの紅白食器4選

tete/仕切りプレート M

低くゆるやかな仕切りが付いたワンプレート

tete（テテ）の仕切りプレートは、一般的な仕切り皿のイメージを払拭するような、ゆるりとした低めの仕切りが特徴のお皿です。嬉しいのは、仕切りの存在感が希薄なところ。仕切りを全て使わずとも、なんとなく様になる、使い勝手の良い大人なお皿です。きちっとし過ぎないのがポイント。

お正月に使うなら、ぜひホワイトと当店限定のレッドをセットでお使いいただきたいです。食卓が一気にめでたい雰囲気になります。そして、仕切り皿はおせちのとりわけにもおすすめ。仕切りが深くなっているところには、煮物を入れると汁がこぼれにくいですよ。

徳幸窯 豆皿 梅型小付

お家で料亭気分が味わえる梅デザインの小鉢

徳幸窯の珍味入れは、豆皿より深さがあって、塩辛やたこわさのような珍味を盛ることができる小さな器です。この器にちょこっとお料理をよそうだけで、一気に食卓が料亭の雰囲気になります。鶴亀に松竹梅と縁起物揃い。赤や金など色合いが上品で美しく、いつものおつまみがぐっと美味しく頂けそうです。

もともとランクの高い割烹旅館や料亭のために作られた器なので、あまり小売店に卸されることがなく、普段目にする機会が少ないレアなお品ではないかと思います。御節をお重に入れず、こんな器にちょんちょんと頂く分だけを盛って楽しむのもいいですね。

与山窯 木瓜手塩皿

醤油皿にも使いやすい、木瓜型の豆皿

古くから伝統的な図柄を描き続けてきた窯元が作る、こちらの豆皿は古めかしさの中にある温かみのある表情が魅力です。エンボスのように浮き出た柄はかわいらしく、料理を盛り付けなくても存在感があります。お醤油や小菓子、香の物を入れる以外にも、アクセサリーの一時保管場所としてインテリアにも馴染みます。

大きさは約9.1cmと手のひらに収まるくらい。適度な深さもあるので、汁気のあるものにも使いやすいです。鮮やかな色の釉薬のバリエーションが多く、食卓にもよく映えます。紅白で揃えれば、おめでたい席にもぴったり。普段の食卓からおもてなしの席、お正月まで、さまざまなシーンで活躍してくれる豆皿です。

miyama./mizu-hiki 紅白器揃

縁起の良い紅白と水引をモチーフにした器

miyama.（ミヤマ）の「mizu-hiki 紅白器揃」は、古くから親しまれる水引を、精緻なレリーフとしてデザインに落とし込みました。ハレの日のための器を揃えたいとは思うものの、限られた用途しかないのはもったいないからと、躊躇することもありますよね。こちらなら、そのようなご心配も無用です。

上品な紅白のカラーが料理を引き立て、食卓を華やいだ雰囲気にしてくれますが、一つひとつの器は形も柄もとてもシンプル。お正月やお祝いなど、おめでたい席に彩りを添える以外にも、普段使いの器としても使いやすいのがうれしいポイントです。取皿と豆皿、そして箸置が紅白それぞれ1点づつセットになっています。

新年を祝うお正月にも、日常にも使える紅白の器をご紹介しました。どれも、器としての使いやすさは一級品。その中でも、ご家庭に合うデザイン、サイズのものを見つけていただけたら嬉しいです。新年の食卓が華やかで楽しいものになりますように。

文・構成／小藤田まこ

スタイルストア 編集室

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