みんなの「買ってよかったもの」
暮らしを楽しむための名品[買ってよかったもの2025 バイヤー加藤編]


こんにちは、バイヤー加藤です。
当店の商品ページには、一番下に「えらび手」の紹介文があるのをご存じでしょうか。
「衣食住にまつわるすべてのことに興味があります。暮らしを楽しみたいという気持ちを大切にしたいと思っています。」と書いたのは、当店でのバイヤー業務を始めたばかりの5年前の私。迷ったり悩んだりする際は、この文を読み返しては「暮らしを楽しみたい」という初心に立ち返っています。
さて、今年もこのコラムで何をご紹介しようと考えて、「これがあったから●●が楽しくなったな」というアイテムを衣食住それぞれで考えてみました。
忙しい日の私と家族を救ってくれたサムゲタン

日々の暮らしで避けて通れない食事づくり。どんなに料理が好きな人でも、献立を考えるのがおっくうになったり、キッチンに立つ気力が湧かないことがあると思います。また、疲れたなーと思うときは大体体調も低空飛行で、テイクアウトや外食の味が強すぎると感じてしまいます。
そんな日を救ってくれたのが、「博淑屋/サムゲタンキット」です。鶏肉さえ買ってくれば、ことこと煮込むだけで滋味深いサムゲタンが出来上がるのですから、食事作りのハードルが1段も2段も下がりました。

具材を放り込むだけで本当に簡単ですが、出来上がったサムゲタンは、鶏からしっかり旨味が出ていて、とても美味しくて驚きました。薬膳食材がたくさん入っていますが、子供でも食べられる癖のない味です。
以前何度か、韓国旅行のお土産に同様のキットを頂いたことがあるのですが、高麗人参をはじめ、使われている素材のグレードはこちらのキットに軍配が上がりました。特に高麗人参は最初「ごぼうが入ってるんだっけ?」と思ったほどの大きさでびっくりしました。
簡単で美味、体調を整えてくれる、そんなありがたいこちらのキットは我が家でなくてはならない存在に。ギフトにも喜ばれました。
汚れを「見ないふり」をしなくなった

つづいて「住」について考えた時に、「掃除が楽しくなったな」と思わせてくれたのが「大津式お掃除ブラシJ 3本セット」です。
「なんで3本セットなんだろう、1本あれば十分では」と初めは思っていたのですが、あまりの汎用性の高さに、これは3本が正解だわ、と納得しました。

秀逸なのがこの先端部分。私は3本をそれぞれ「浴室・洗面所」、「キッチン」、「リビング」で使い分けているのですが、浴室・洗面所ではタイルの目地や蛇口まわり、キッチンでは子供のお弁当箱のパッキンをはめる溝部分、リビングでは窓のサッシのレール部分、とそれぞれにシンデレラフィットするんです。
ブラシはコシがあるので、すぐにダメになるということもなく、一度購入すれば何年も使用できそう。安価な便利グッズといわれている商品に飛びついては失敗する、を繰り返していましたが、こちらの方がコストパフォーマンスが良いと実感しています。
今まで目をつぶっていた細かい場所の汚れが簡単に落ちる感動に、一番嫌いな家事の掃除が少しだけ好きになりました。
家の中でも外でも着たくなるシャツ

最後に「衣」でこれは買ってよかった!と思うのが「motone/コットンリネンベーシックシャツ」です。
もともとシャツが好きなのですが、生地が繊細過ぎたり、袖口をまくるのが面倒だったりと、家の中では着たくないなあと思っていました。でも、こちらは家の中でも着やすく、外着にできなくなったTシャツやカットソーを着て過ごすときに比べると背筋も伸びてしゃっきりとした気分に。

着やすさの理由は生地の質感と袖口のリブだと感じています。透け感がなく丈夫な綿麻生地は、柔らかく、カットソーやスウェットよりも軽く、家事中も身軽に動くことができます。motoneといえばの袖口リブは、ストレスなく洗い物ができてやはり便利。また、シャツの縫製工場のファクトリーブランドだけに、縫製の良さも着心地につながっているのだと思います。
しわを伸ばしながら干せばアイロン不要なのですが、個人的にはアイロンをかけて着るのが好きです。というのも、この生地はとてもアイロンがかけやすく、きちんとしわを伸ばせば、ほんのり艶のあるとてもきれいな質感になるから。そんなシャツに身を包んで過ごすと、何でもない日も不思議と良く感じます。洋服の力はなかなか侮れないと改めて思いました。
年末ともなると、いつも以上に色々なことに追われて気ぜわしくなってしまいますが、このコラムで振り返ることで、「暮らしを楽しみたい」という初心を忘れてはいけないなと改めて気づきを得ました。また、私たちのご紹介してきたアイテムが少しでも皆様の暮らしの楽しみを増やすことができるようにとも願っています。

ショッピングユニットでバイヤーをしています。衣食住にまつわるすべてのことに興味があります。暮らしを楽しみたいという気持ちを大切にしたいと思っています。