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肩こりバイヤーが愛用!5分でセルフケアできる、火を使わない「お灸」

こんにちは、バイヤーの中井です。
私は万年肩こりや喘息に悩まされ、何だかいつも疲れやすく、だるさや冷えを感じています。1年の中で「今すごく快調だ!」と言える期間は限られていて、いわゆる「未病」の状態。
何とか改善したいと思い、最近は漢方に興味を持ち学び始めました。忙しくて整体や鍼灸院に行く時間がなかなか取れないのと、根本を見直したり、セルフケアできる方法を探していたのです。
そして、そんな試行錯誤の中で使ってみて良かったものひとつがTHERA(テラ)の「YOJO灸」です。火を使わず手軽にすぐ使えて、付属のアロマウォーターの香りも良く、5分あればリラックスできますよ。
仕事や家事をしながら、隙間時間の5分で気軽にお灸体験

これまでは、お灸=「火を使うもので手間がかかりそう」、「臭いや跡にならないかが気になりちょっと心配」、「そもそも鍼灸院で行うもの」という認識がありました。
そんな中、バイヤーの加藤から「水だけで温まるお灸が、気軽に使えてとても良い」と聞いて、ずっと気になっていたのが「YOJO灸」です。
実際に使ってみて、お灸としてはもちろん、たとえ5分程度の短い時間でもちょっと気分転換の時間になって良かったです。また、つくり手の橋本さんに開発秘話や、使い方のコツも伺いましたのでご紹介いたしますね。
水だけで温まるってどういうこと?!このお灸が生まれた理由

THERA(テラ)のブランドディレクターの橋本さんは、古くは飛鳥時代から薬用植物の栽培が行われてきた大和地方・奈良県のご出身。漢方養生指導士・植物療法士・メディカルハーブコーディネーターとしてご活躍されています。

橋本さんは、漢方や薬草(ハーブ)に携わられる中で、たくさんのお客さまから「自分自身と向き合いたい、セルフケアの方法を知り毎日の暮らしを健やかにしたい」という声を聞かれたのだそう。そんな経験から、THERAの商品はそういった思いを叶えてくれる開発にしたいと考えられています。

また、お祖母さまが鍼灸師だったこともあり、幼い頃からお灸や鍼に親しみがあったのだそう。しかし一方で、「火を使うのが心配」、「煙や臭いが気になる」、「お肌に跡が残る」、「手間がかかりそうで時間もない」、「使い方が難しそう」という理由から、お灸初心者にとってはハードルが高い部分も。
そんな中、何とか開発できたらと模索する中で出会ったのが、世界で初めて「発熱の温度をコントロールできる石灰乾燥材」の開発に成功した、熊本県の坂本石灰工業所でした。
石灰界のパイオニアだから作れる、無煙無臭&水だけで温まるお灸

坂本石灰工業所は、熊本で200年以上も、石灰を用いた付加価値の高い商品を開発している「石灰界のパイオニア」。
通常、石灰は水と接触すると200度以上の高温になるのですが、独自の技術によって温度制御ができるため、水に浸すだけでお灸に適した温度まで発熱させることができるのだそうです。
従来のもぐさを燃やすお灸とは異なり、煙は出ないので、お灸の独特なにおいが服やお部屋に残ることもありません。
つかい手にとって良いものを作れるように、理想を求めてあきらめずに動く。そんな橋本さんの姿勢はとても格好良く、お話を伺う中で、私自身も商品開発に携わっている者としてとても共感する点や勉強になることがたくさんありました。
アロマウォーター付きだからリラックスもできる


YOJO灸は、お灸が12個入っている他、アロマウォーター(蒸留水)がついています。
蒸留水は、精油を生産する時に採れる副産物。水を蒸発させて水蒸気にしたものを冷却し、不純物を除去し純度を高めた水です。日本ではなかなか活用されていないのですが、この蒸留水をお灸に含ませることで、とても香りが良くリラックスできるのも、一般的なお灸と違うところだなと感じます。
使い方も簡単!貼ったまま動けるのも嬉しい

使い方は、アロマウォーターを小皿へ移す→お灸白いシールをはがし粘着面を指先に付ける→ロゴ入りの方をアロマウォーターに15秒ほど浸すだけ。

貼るタイプなので、お灸を付けたまま動いても落ちにくく、仕事や家事をしながら気軽にお灸をすることができます。
隙間時間に5分程度でもYOJO灸を使うだけで、ツボがじんわりあたたまり、ちょっとした気分転換になりますよ。
使う時のコツ
1、気になる箇所に、左右「対」で貼ること


肩こりや冷えがつらい部分や、付属している「SUBO MAP」をもとに、気になる箇所に「対」になるように貼ってみてくださいね。
例えば、右手のツボに貼ったら、左手のツボにも貼るのがポイントなのだそう。その理由は、体は左右対称に構成されているため、左右でお灸を施すことで、身体のバランスを効率的に整えやすいからと言われています。
熱すぎたり、熱くならなかったりしたらどうしたら良い?

つかい手のみなさまから、温度に関する声をいただきました。
温度が上がらないなと感じました。
思ったより熱くなり早めにやめました。
橋本さんに温度調節のコツを伺いましたのでお伝えしますね。
■温度が上がらない時
水に長く浸し過ぎていると、冷えてしまい温度が上がりにくくなります。15秒程度を目途に水を含ませてみてください。
それでももし温度が上がらない場合は、お灸の中央を少し押してみてください。ちなみにお灸を割るとかなり高温になりますのでご注意くださいね。
■温度が上がりすぎて熱い時
熱いままずっと貼ったたまにすると火傷に繋がる恐れがあるので、すぐ外して、左右逆側に移動させてください。必ず我慢や無理はしないでくださいね。

お灸が好きな方以外、なかなかご自身でお灸を使ったり買い求める機会はないかもしれません。でも、一度使ってみると、じんわりとしたあたたかさも心地良く、ちょっとしたオンオフ切替の時間になるところも発見でした。パッケージも贈り物にしやすい箱に入っているので、健康を気遣う方へのプチギフトにもおすすめです。
自分自身を労わり大切にするアイテムとして、ぜひお試しいたきお役に立てると嬉しいです。

いつもの暮らしがちょっと心地良くなるようなものやこと、つくり手の思いやものづくりのストーリー、その地域ならではの話をお伝えしたいなと日々考えています。