みんなの愛用品
丸洗いして良さを実感!劣化しらずのハイテク素材トート
こんにちは、バイヤーの加藤です。
少し荷物が多いときや、旅行時に私がとても頼りにしているのが、「MNNG/スタックトートミディアム」です。
自立するほどしっかりしたトートなのにレザーバッグと比べて軽い、シンプルなつくりなのにポケットがとても使いやすい、という理由のほかに、「洗濯機で丸洗いできる」というのも購入の後押しになりました。
半年ほど使ってみて、先日初めて洗濯をしてみたので(上の画像は、実は洗濯済の私物です)、その経過をレポートします。
なぜ丸洗いが可能なのか
そもそも洗濯機で丸洗いできるバッグなんて、布帛素材以外では聞いたことがありませんでした。初めてつくり手から洗えると聞いた時も、半信半疑だったのを覚えています。
こちらに使われているのは、東レ社が開発したスエードのような質感の人工皮革「ウルトラスエード(R)」。とても軽いポリエステルの極細繊維と高分子弾性体を緻密に絡み合わせてできていて、誰もが知っている高級車のシートや、有名ブランドのソファなどに使われています。
もともとはアパレル用に開発されただけあって、お洗濯を前提に作られています。さらに、高級感のある内装にふさわしい、なめらかな肌触りと、長い年月の使用に耐える耐久性が特徴です。紫外線、摩擦、色落ちといった条件を全てクリア。本物のスエードに見られる起毛部分の剥がれ落ちがなく、水濡れを気にする必要もありません。丈夫なので経年変化がほとんどないという稀有な素材なんです。
洗ってさっぱり、型崩れや劣化はまったくなし!
私は半年ほど「チャイ」というやや濃いめのベージュカラーをほぼ毎日のように使用していました。
改めて見てみると、全体的な使用感が気になります。目立つ汚れはないのですが、持ち手の黒ずみが見られます。ポケット上に何によるものか不明のしみのようなものができていました。
洗濯後がこちらです。しみの部分は、軽く予洗いをしてみました。その後ネットに入れて、中性洗剤で洗濯。3分脱水して干しました。
持ち手は黒ずみが落ちてすっきりとしました。ポケット上のしみは、完全には落ちませんでしたが、色が薄くなりました。
実際に洗った私物を、いつもの撮影環境で撮った画像がこちらです。色味や素材の質感に変化は全くと言っていいほど見られません。スタッフにも見てもらったのですが、「使用感がなくなってさっぱりした」、「洗ってもよれたりせずに形をちゃんと保つんだね」と驚きの声が上がりました。
ちなみにこちらはつくり手の私物です。約2年、2日に1回ぐらいのペースで使用し、24回洗濯機で洗ったそうなのですが、表面の状態はなめらかなままで、ほつれや毛玉等は一切ありません。
少し汚れたかな、と思ったら気軽に洗濯できるので、ホワイトやサンドベージュ、チャイなどの淡いカラーも持ちやすいですね。
これから寒くなるとダークカラーの洋服が増えると思いますが、個人的にはホワイトを差し色に使うのがとても素敵だなと思っています。
実は、当初ホワイトがとても欲しかったのですが、汚れが気になり見送ったという経緯があります。でも、今回お洗濯をしてみて、持ち手や底のうっすらとした汚れはすっかりきれいになったので、これならホワイトでも大丈夫だったな……と少し後悔しました。
先日、こちらを持って母と旅をしたのですが、面白いことがありました。革スエードのバッグを持っていると思った彼女が、「どうしてそんな重そうなバッグをわざわざ持ってきたの」と言うので、持ってもらったところ、「軽い!」とびっくり。
その後、触ったり眺めたりした後に、「スエードはぼろぼろと革の繊維が落ちるのが嫌いだったけれど、これは触り心地がとてもいいし繊維が付かないのがとってもいい。持ち手も食い込みにくいし、この外側のポケットもマスクやハンカチを入れるのにとても便利そう。すごくいいバッグね!」と大絶賛したのです。
毎日のように使っている私も、まさに同じポイントを気に入っています。決して安い価格ではありませんが、この先もお洗濯をしながらずっと使い続けていけると考えると、コストパフォーマンスの良さはかなりのもの。
良いものを長く使いたい、そんな当店のつかい手に、全力でおすすめしたいバッグです。
ショッピングユニットでバイヤーをしています。衣食住にまつわるすべてのことに興味があります。暮らしを楽しみたいという気持ちを大切にしたいと思っています。