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仰々しくならず、暮らしになじむ「仏具&縁起物」5選

2024年08月27日更新

仏具や縁起物のアイテムなど、お参りやお祈りをするための道具はどこか仰々しくなってしまいがちです。持ち物やインテリアによってはなじみにくいこともしばしば。

そこで今回は、選りすぐりのアイテムをご紹介します。日常になじみやすく、長く愛用できるデザインの名品をピックアップしました。

毎日使いたくなる祈りの数珠「sasakihitomi/念珠 コギク」

「持っていて気持ちが上がる数珠なので、デザインを増やしてほしい」そんな声にお応えして登場したのが、多くのファンの心をつかむ「sasakihitomi」から生まれた念珠(略式念珠)です。

デザイナーの佐々木ひとみさんが、お父様とのお別れを機に、祈りの時間が増えたことをきっかけに制作されたこちらは、楚々とした雰囲気の小菊をあしらった念珠。宗派により厳密な決まりのある本連数珠と違い、略式念珠は自分に合ったもの、お好みで自由に選ぶことができます。

色は全4色展開。グレーはグレーオニキスと水晶、ホワイトはリバーストーンとグレーオニキス、グリーンはアベンチュリンと水晶、ピンクはローズクオーツと水晶、とカラーに合わせて異なる天然石と水晶を組み合わせて丁寧に作られています。

贈り物の“気”を保つために「リバーシブル袱紗」

「必要な時に」と思うと、つい買いそびれてしまいがちな袱紗ですが、過不足なく気持ちを表すためには用意しておくと心強いアイテムです。

こちらの「リバーシブル袱紗」は、古くから絹ちりめんなどの織物産地である滋賀で作られています。差し込み部分をひっくり返すことでリバーシブルで使えるようになっており、赤×淡ピンクは慶事用、茶×淡グレーは弔事用、紫×緑は慶弔両用と使い分けができます。

贈るものには「気」が満ちているといいます。ホコリを除けるだけでなく、この「気」を保つために、シンプルで使いやすい袱紗があると重宝しますよ。

インテリアになじむコンパクトな神棚「woodpecker/神棚 GIRIDO 壁掛け型」

昨今、本格的な神棚を備えているご家庭はあまり多くないようですが、神社でお札をいただく習慣がある方もいると思います。神棚がないと、お札の置き場所に悩みませんか。

そこで、現代の生活様式や住まいに違和感なくなじむようにデザインされたwoodpeckerの「神棚 GIRIDO」はいかがでしょうか。最小限のスペースに置ける仕様ですが、神具の知識を持った職人が作る本格派の神棚です。

壁掛けタイプの神棚は、ネジ1本で掛けるか、画鋲二つで取り付けが可能です。自立するので、壁掛けせずに置いてお使いいただくこともできます。

お供えものに「woodpecker/GIRIDO オリジナル神具7点セット」

先ほどご紹介した「神棚 GIRIDO」と合わせてお使いいただくのにおすすめなのが、「GIRIDO オリジナル神具7点セット」です。神棚のデザインを手がけた大治将典氏によるオリジナルのもの。焼き物の町・佐賀県有田市の今村製陶により作られています。

お供えは、榊立に榊(1対)、瓶子に酒(1対)、高月に米(1個)、塩(1個)、水玉に水(1個)が基本のセットです。毎日新しいものをお供えすることが好ましいですが、難しい場合は毎月1日と15日にお供えすることをおすすめします。

家族で手を合わせ、一日の無事や幸せを祈る。大切にされてきた日本の習慣を蘇らせてみるのはいかがでしょうか。

動物モチーフの盛り塩セット「WDH/動物縁起もりしお」

厄除けや招福を願える盛り塩。実際の暮らしに取り入れるには「作法がよく分からない」という方も少なくないと思います。そこで、WDHの「動物縁起もりしお」をおすすめしたいです。

盛り塩の起源は、海水が罪や穢れを取り除くとされてきたことにあるのだそう。悪い運気を払うという意味で、無病息災や厄払い、験担ぎ、招福を願い日本の暮らしの中に古くから馴染んできました。

もりしお器(型)に粗塩をギュッと詰めお皿をのせてひっくり返せばきれいな盛り塩が完成します。玄関や水まわりなどに置いて“盛り塩のある暮らし”をはじめてみるのはいかがでしょうか。

現代の暮らしに合うようにデザインされた仏具や縁起物アイテム。こうして見ると、日々のお参りや祈りを大切にしたくなりますね。

文・構成/丘田麻美子

このコラムを書いた人

スタイルストア 編集室

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