インタビュー&ゲストコラム

バイヤー中井の「キッチン」に見る、毎日美しい空間を保つ秘訣

2017年01月16日更新

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こんにちは。ライターの本田です。
スタイストア バイヤー 中井さんの
家づくりレポート第2話。

今回は、家づくりにおいて
多くの人が悩むと言われる
「キッチン」をご紹介します。

キッチンは、毎日使うからこそ
使い勝手も良く、おしゃれな空間
にしたいと思う場所ですよね。

中井さんは、狭い空間を上手に使い、
かつ、美しく見せるために、
どんな工夫をされたのでしょう?

小幅で7歩。狭さを克服するために

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中井さん夫婦が最も多くの時間を過ごすという、リビングとキッチンが一体となった2階部分。

2階に広がる明るい空間は、
お部屋の端から端まで歩いた時に
「小幅で7歩」という限られた空間です。

建築家さんとじっくり話し合った結果、
狭い空間を有効活用しようと、
リビングとキッチンを一体型に。

ワークトップも引き出し収納も、
壁面の横幅いっぱいを使い、
最大限の大きさに設計したそうです。

器を収集してしまうので、キッチン収納力は重要視

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無垢のウォールナット一枚板で作ったワークトップ。横幅いっぱいに窓をつけ、光の通りを作ったことで、部屋全体が明るい印象です。

「つい器を収集してしまうのですが、
この家には食器棚を置くスペースは
なさそうだったので、キッチンの
収納力はとても重要視しました。

ただ、リビングで過ごす時間も
長いので、広く使いたい。

そんな2つの希望をかなえるために、
アイランドキッチンではなく
収納をたっぷり確保できる
壁付けのキッチンにしたんです。
ワークトップを無垢のウォールナットに
したことで、2階全体の統一感も
出るようにしました。」(中井)

引き出しにはハンドルを付けず、壁のように

壁面いっぱいの収納を
さらに広く見せている工夫が
この引き出しにありました。

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「圧迫感があると部屋が狭く見えて
しまうので、引き出しは凹凸がないよう、
壁と同じような印象にしようという
話になりました。

本や雑誌をとことん読んで情報収集し、
最終的に、ハンドル(取っ手)はつけず、
引き出しの前面上に角度を付けて、
指を添えて引き出せるように
お願いしました。」(中井)

高さは、鍋など大型の調理器具の
サイズをお伝えして、あとはプロの
ご提案にお任せしたのだそう。

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グレイッシュな色合いがお好きな中井さん。食器も同系色でまとめられています。

「器がたくさん入るので、心おきなく
収集できるようになりました(笑)。

あと、たくさん積み重ねないように
設計してくださったので、倒れにくく
取り出しやすいです。器を万遍なく
使うようにもなりました。」と中井さん。

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瑞々銘木椀essence ボウルなど、いろいろな器が日々食卓に登場しています。

すぐ片付ける習慣が生まれた、木製ワークトップ

無垢のワークトップを美しく維持する
秘訣についても伺ってみました。

「水気に気を遣う必要もあるけれど、
かえってキッチンにものを
出しておかない習慣ができたんです。

本来面倒くさがりな私でさえ、
使ったらすぐに食器を拭いて仕舞うよう
心がけるようになりました。」(中井)

と、暮らしながら美しく保つコツも
実践されていました。

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実はご主人が、ものを外に置いて
おかない主義なのだそう。
生活空間に最低限のものだけを置いて
美しい家をキープされています。

「本当は三角コーナーを置きたくないので
のですが、これはどんな形が最適なのか
検討中です。」(中井さん)

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アルミ鍋:中村銅器製作所、フライパン:Metal NEKO

「油汚れが気になるコンロまわりも、
食器を洗った後、ついでに
拭き取るようになりました。

一通りのルーティンにしてしまえば
意外と人間はやるものですね。
溜めないことが大切なんだと
身をもって体感しました。」(中井)

外見はすっきり!中は「見える化」をして使いやすく

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この中に冷蔵庫もすっきり収まっています。オーブン:AEG、食洗機:Miele(ミーレ)

パントリーは、ロールスクリーンで
目隠しをして、表からは見えない
デザインに。

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炊飯器、ホームベーカリーなどの家電もパントリーに全て収納されています。食材や調理小物を、統一されたアイアンの収納カゴに入れて、パントリー内もすっきりまとめていました。

「パントリーの中の収納は、
何が入っているのかわからなくなると
探しにくいだけでなくそのまま使わなく
なるとも思って、あえて見えている状態で
保管したくてカゴに統一しました。」(中井)

小物が多い場所には、統一した
整理収納アイテムを使い、見えるように
収納しているのが中井さんの工夫の
一つです。

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調味料入れは、みずのうつわや鏡餅でおなじみ、松野さん作。

狭く感じさせない工夫と、
すっきりした空間を維持する習慣が
感じられた中井さんのキッチン。

次回は、北欧家具に囲まれた、
リビングについてご紹介します。
あたたかな光の入るリラックス空間を
お楽しみください。


バイヤー中井の家づくり」 

【第1話】狭小空間を明るく広く見せる

【第2話】「キッチン」に見る、美しい空間を保つ秘訣

【第3話】北欧家具と光に包まれたリビング

【第4話】忙しいからこそ家事をしやすい仕組みに