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バイヤー畠田の屋久島の旅 第3回

2016年09月19日更新

全4回でお届けしている
バイヤー畠田の屋久島旅行記。
第3回は、お宿とごはんについてです。


ここでよかった、と心から思えたお宿

4日間の屋久島滞在中、お世話になった
モスオーシャンハウス」。
眼前に海が一望できて
ご飯がとっても美味しいお宿です。

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朝日が昇ってくるのがちょうど見える場所

登山や街歩きに出掛けている時以外は
ぼーっと海を眺めたり、

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海に向かう道にはサワガニがいっぱいいました

宿の近くを散歩したり、

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ハンモック初体験

宿の軒先にあるハンモックに
揺られながら本を読んだり。
なんとも贅沢な時間でした。

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星野さんの生き方や人柄が伝わってくる、とても良い本でした

滞在中に時間を見つけて読んでいたのは
星野道夫さんの「旅をする木」。
中目黒の花屋 田中さん
おすすめの本としてご紹介されて以来
気になっていた本で、偶然宿の本棚で
見つけて、思わず読み耽ってしまいました。

旅の醍醐味、おいしいもの

そして毎日なにより楽しみだったのが
ご飯の時間!

献立の全ての料理を
「屋久島で採れるもの」だけで作るという、
お料理自慢のお宿なんです。

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お料理に添えられる緑は、宿の庭先で摘んだもの。

4日間の滞在中、お肉は一度も
口にしませんでした。
マクロビオティック的な考え方ではなく、
「身土不ニ(しんどふじ)」という
「その土地でその季節にとれたものを
食べるのが健康に良い」
という考え方なんです。

お肉が出ないのも、
屋久島では畜産が行われていないから。

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沖縄のやちむんなど、味のある器が使われています

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天気の良い朝は海を眺めながら朝食をいただけます

土地の恵みで育ったものだけで
作られた料理を、その土地で戴くなんて、
なんて贅沢なんだろう・・・と思いながら
ひと口ひと口噛み締めました。
本当にどれもこれも美味しい!

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日替わりのお品書き。シイラのフライ、絶品でした。

憧れはあっても、現代ではなかなか
実践できない食生活。
こういうライフスタイルに惹かれて
移住してくる方も多いそうです。

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おいしいご飯をつくる調理場は良い雰囲気が漂っていました

宿の方は本当に優しく、
登山用のお昼ご飯を買い損ねた
わたしたちに、特製おにぎりを握って
持たせてくれたりもしました。

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中にはお宿特製のねぎみそが

今までいろんなところへ旅行をしましたが、
「この宿の人に会うために
また戻ってきたい!」と思う経験は初めて。

心地よい時間を過ごさせてくれた
宿のみなさんに、心から
ありがとうと伝えたいです。


【バイヤー畠田の屋久島の旅 目次】
第1回 屋久島と言えば・・・
第2回 雨でこそ美しい、屋久島のひみつ
第3回 旅の楽しみ、お宿とごはん
第4回 「屋久島の呪い」とは

このコラムを書いた人

畠田 有香

スタイルストア バイヤー

畠田 有香

ショッピングユニットでバイヤーをしています。その商品のどこが良いのか、なぜ良いのかを、わかりやすくみなさまにお届けしたいと思っています。