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今の時期に気をつけたい秋バテとは?症状や原因、対策グッズをご紹介

2024年08月22日更新

「暑い夏は過ぎたはずなのに、なんだかだるさが抜けない」「原因不明の気分の落ち込みが続いている」もしかしたら、それは秋バテかもしれません。今回は、今の時期に注意したい秋バテについて、その原因や症状、対策法を徹底解説。後半では、秋バテ対策に有効なアイテムもご紹介します。秋バテかもしれないと気になっている方も、夏バテは聞いたことがあるけれど秋バテは初耳という方も必見です。

秋バテの原因とは

秋バテに対処するには敵を知らねばなりません。そこでまずは、秋バテの原因について確認していきましょう。気をつけたいのは、自律神経の乱れと体内の冷えの2つです。

急激な気温の変化による自律神経の乱れ

終日暑かった夏も過ぎ、秋は朝晩が涼しく、ときには肌寒さを覚えるほどです。一方、日中はまだまだ暑さが残っているため、一日の中で大きな気温差が生じます。この寒暖差に対応しようと頑張って働くのが自律神経。この抹消神経が体温調整などのために過剰に活動した結果、次第にコントロールが乱れていきます。

加えて秋は大きな気圧変化を伴う台風や秋雨前線が発生しやすく、ただでさえ自律神経のバランスを崩しがち。こうして交感神経と副交感神経のバランスを失った自律神経は、血液循環や呼吸系、消化器官などに不調をきたし、やがて秋バテというさまざまな症状となって現れます。

夏の疲れの蓄積と体内の冷え

連日猛暑の続く夏は、カラダに蓄積されるダメージも甚大です。例えば、涼しい屋内と灼熱の屋外の行き来により生じるストレスや、寝苦しさによる睡眠不足からくる疲労。またエアコンに長時間あたったり、暑いからとシャワーだけで済ませたりしたことによる冷えのほか、冷たい食べ物や飲み物の大量摂取がもたらす内臓の機能低下などは、要注意といえるでしょう。こうした夏の疲れや冷えが抜けきらず体調不良が長期化しているのが、もうひとつの秋バテのケースです。

秋バテの症状

秋バテの症状は、身体的症状と精神的症状の2つに分類できます。ここからは、それぞれの症状を具体的に見ていきましょう。最後に秋バテチェックリストも掲載していますので、併せて確認をしてみてください。

秋バテの身体的症状

秋バテの代表的な身体的症状は、体のだるさや疲れやすさ、不眠です。原因は先にも見たように、寒暖差などにより交感神経と副交感神経のバランスが崩れたことによっています。

こうした自律神経の乱れが引き起こす身体的な症状としてはほかにも、頭痛がする、肩がこる。また食欲不振や下痢、便秘などが挙げられます。なお消化器系の不調に関しては、体の冷えや内臓の冷えからきている場合もありますので、そちらもチェックをしてみてください。

秋バテの精神的症状

秋に入ってから、なぜか気分が落ち込んだりイライラしたり、やる気が出なかったりといった不調に悩まされることがあります。これが秋バテの主な精神的症状です。そのほかでは、漠然とした不安を感じる、集中力が続かない、ささいなことが気になるといった症状にも気をつけたいところ。

いずれの場合も原因とされているのは、日照時間の不足によるセロトニンの分泌低下です。また夏から秋にかけての生活リズムの変化や、天候や気圧の変化なども影響していると考えられます。

秋バテのチェックリスト

以下のような秋バテの症状が見られる場合は要注意です。早めに対策を取ってみましょう。

【秋バテの身体的症状】・体がだるい・疲れやすい・眠れない・頭痛がする、肩こりがある、めまいがする・食欲不振・下痢や便秘などの消化器系の不調

【秋バテの精神的症状】・気分が落ち込む・イライラする・やる気がでない・不安を感じる・集中できない・細かなことが気になる

秋バテの対策方法

ささいな症状だから、忙しいからと、秋バテに油断をするのは禁物です。ここからは秋バテの対策方法をご紹介しますので、早速取り入れて体調を万全にしてみてください。ポイントは、体を温める・栄養バランスの取れた食事を取る・規則正しい生活を送るの3つです。

体をあたためる

体を温めることで冷えが改善したり、自律神経が整ったりすると秋バテの改善にもつながります。主な対策としては以下の方法がおすすめです。

湯船にじっくりつかる

ひとつめの体を温める方法は、37〜39℃のぬるめのお風呂にゆっくりとつかることです。自律神経失調症の対策としても入浴が有効とされるように、優位になった副交感神経がリラックス効果や鎮静効果をもたらし、秋バテの各種不調を和らげてくれます。

ただし42℃を超えるような高温の場合は、かえって交換神経が活発になり興奮状態となるので注意をしてください。また入浴は内臓などの深部まであたためてくれるため、消化器系の症状の改善にも期待が持てます。食欲不振や消化不良、下痢といった秋バテに悩まされている方も、積極的に湯船につかってみましょう。

適度な運動やストレッチ

続いておすすめする秋バテの対策方法は、適度な運動やストレッチです。血行が促進されることはもちろん、自律神経の乱れが整えられることで体調の改善にもつながります。

30分程度の軽いウォーキングをはじめ、ヨガやストレッチ、マッサージなどを続けてみましょう。もちろん無理をする必要はありません。ながら運動をはじめとした軽い動作だけでも秋バテ対策として十分な効果が期待できるとされていますので、可能な範囲で行うのが大切です。

エアコン対策

冷房病を招くとして近年注目されているエアコン対策も、体を温める(=体の冷えを防ぐ)のに効果的です。秋に入っても日中はエアコンが手放せないならば、次のことを試してみてください。

まず、オフィスなどでは室温を勝手に設定できないことも多いので、上着やひざ掛け、腹巻きなどで対策をします。また冷房が直接体に当たらないようにスカーフなどで体を覆うのも効果的です。自宅の場合は温度や風向きを自由に設定できると思いますので、寒いと感じない程度に調節していきましょう。

栄養バランスの取れた食事

夏バテにうなぎや豚肉が有効と言われているように、秋バテにも食事面からのアプローチが欠かせません。なかでも注目したいのが、ビタミンB群やビタミンC、ミネラルです。

ビタミンB1やナイアシンはエネルギー代謝などに関わるため、不足するとエネルギー不足となり、疲れが取れないだけでなく筋肉減少にもつながります。豚肉はもちろん、豆類やほうれん草なども摂取するようにしましょう。

一方のビタミンCは、ストレスに対する抵抗ホルモンの生成に欠かせない存在です。不足するとイライラや免疫低下などが起こりますので、ブロッコリーやじゃがいも、かんきつ類などを積極的にとってみてください。最後のミネラルは、ナトリウムやカリウム、鉄、亜鉛といった必須ミネラルが相当します。ナトリウムとカリウムの不足は疲労感や食欲不振、鉄分不足は貧血や肩こり、だるさ、亜鉛不足はイライラなどの原因です。卵や海藻、レバーといった食材も忘れずに食べるようにしましょう。

一方のビタミンCは、ストレスに対する抵抗ホルモンの生成に欠かせない存在です。不足するとイライラや免疫低下などが起こりますので、ブロッコリーやじゃがいも、かんきつ類などを積極的にとってみてください。最後のミネラルは、ナトリウムやカリウム、鉄、亜鉛といった必須ミネラルが相当します。ナトリウムとカリウムの不足は疲労感や食欲不振、鉄分不足は貧血や肩こり、だるさ、亜鉛不足はイライラなどの原因です。卵や海藻、レバーといった食材も忘れずに食べるようにしましょう。

基本はいずれの栄養素も不足しないよう、日ごろより旬の食材も混ぜながらバランスのよい食事を取るのが大事なポイントです。またスープや鍋は、冷えの対策にもなるのでおすすめですよ。

規則正しい生活習慣

体を温める、栄養バランスの取れた食事をするほかに秋バテで注意したいのが、規則正しい生活習慣を続けることです。朝に浴びる日光はセロトニンを分泌したり、朝食をとることで副交感神経から交感神経へとスイッチが切り替わったりと、自律神経に大きな影響をもたらすことが解明されています。

「夏は子どもの食事の準備や宿題、イベントが重なって疲労がたまっているので、過ごしやすい秋は少しでも遅くまで寝ていたい」そんな方は、できるだけ規則正しく生活するように気をつけたいところです。また秋の夜長と言われるように過ごしやすい夜間ですが、睡眠に関するリズムが狂っては脳疲労が増えるばかり。入眠時間もしっかりと管理してみましょう。

秋バテの原因、冷えにおすすめの対策グッズ5選

ここからは、秋バテの要因の一つである「冷え」にフォーカスし、当店のおすすめ冷え対策グッズをご紹介します。

glamore femtech/腹巻パンツ

一体型だから快適であたたか、腹巻きパンツ

履くだけで秋バテの原因である冷えを防止できる、glamore femtech(グラモアフェムテック)の「腹巻パンツ」です。いわゆるショーツと腹巻きを合体させたアイテムで、こちらだけでウエストからお腹、腰までの体温をキープできるのがポイント。またトイレの際もわずらわしくなく、重ね着のような圧迫感がないのも魅力です。

素材には、吸湿・発熱機能を持ち、保温性と吸放湿性にも優れるフェアリサーモという生地が使われています。あたたかくもムレにくいその性能により、朝晩は涼しく、日中は暑い秋に履いても不快感はありません。もちろん一年を通してもお使いいただけます。重さ50g前後、M・L・LLの3サイズ、グレーを含む4色での展開です。

くらしきぬ/彩りはらぱんショート

薄手の絹ウールが秋にも使いやすい、はらぱん

冷え対策として人気のある腹巻きパンツですが、素材によってはちくちく感が気になったり、厚手でボトムにひびいてしまったりするケースも……。そこでご紹介したいのが、くらしきぬの「彩りはらぱんショート」肌の当たる内側になめらかかつふんわりとしたシルク素材を使った、心地のよい履き心地が魅力の逸品です。

製品の外側には保温・吸湿性に優れたウールを採用し、あたたかさと快適さも確保しています。また機能は損なわずに、ボトムに影響しにくい薄手生地となっているのも頼もしいところ。着丈は鼠蹊部をしっかりと温める3分丈。カラーリングは秋バテ対策も楽しくなりそうなバイカラーで、木苺などの5色をご用意しています。

くらしきぬ/お手軽冷えとり靴下リブバイカラー

ベタつきや締め付け感なしの冷えとり靴下

体の冷えには3つの首や4つの首を温めるのがよいとされています。そのうちの足首にアプローチしてくれるのが、くらしきぬの「お手軽冷えとり靴下リブカラー」です。その魅力は、一般の靴下では冷えてどうしようもなく、何重にも履いて過ごしてきた方からの支持も厚いあたたかさ。冷えによる秋バテにもぴったりの逸品です。

日中はまだ暑い日もある秋は、保温性の高い靴下では汗が気になるところです。しかしこちらは、シルクとともに吸湿・放湿性に優れるウールも使用したことでベタつき知らず。加えて、締め付けの少ないゆったりした作り、程よい丈感、遊び心のあるデザインも秀逸です。自宅からお出かけまで大活躍の一足、ぜひお試しください。

DRESS HERSELF/シルクロングカーディガン

あたたかさも使い心地も上質なカーディガン

「外は暑い、でもオフィスは寒い」そんなお悩みを抱える世の女性を救うカーディガン。一枚いいものをそろえたい方は、DRESS HERSELF(ドレスハーセルフ)の「シルクロングカーディガン」がおすすめです。素材はシルク100%で、天然の保温性や吸湿発散性、通気性により、秋バテの原因となる冷えをしっかりと防いでくれます。

デザインはロング丈となっており、肩まわりだけでなく腰周辺の保温対策として使える点も見逃せません。加えて、ゆったりとしたデザインで体型カバーができたり、素材感や美しいドレープのおかげできれいな着こなしが叶ったりと、着用面でもいいことずくめ。オフィス内だけではもったいない、こだわりの詰まった逸品です。

スーパーたんとん

たたいてぽかぽか冷え対策、スーパーたんとん

秋バテの原因となる冷えには、着たり身に着けたりといった対策に加え、マッサージも効果的です。そこでご紹介するのは、健康ブラシを作り続けて30年のサンエア株式会社による「スーパーたんとん」。「カラダは一枚の皮でつながっている」との理念をもとに、リンパケアの専門講師や整体師との共同開発で生み出した逸品です。

ピン部分は竹素材で、先端の丸い形状も相まった優しい使い心地です。一方の裏側も、子どものこぶしを再現したという気持ちのよい使用感。いずれも肩や腰、反射区の手足などをポンポンと30回ほどたたくことですっきりとほぐれ、体がポカポカとしてきます。ヘッド部を持って頭部や耳まわりのツボを押すのもおすすめですよ。

秋バテを知り、対策グッズを使って健康で快適な秋を

秋バテという病名はありませんが、多くの医療関係者がその存在を認めています。何より体調不良が続く状態を放っておくのは適切ではなく、その原因が自律神経や冷えからきているとなれば重大な病気も引き起こしかねません。ぜひ今回ご紹介した対策方法やアイテムを取り入れつつ、心身ともに健やかな秋をお過ごしください。

文・構成/篠ときは

このコラムを書いた人

スタイルストア 編集室

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