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使い心地がよく上質な、当店人気のおすすめエプロン5選
エプロンといえば、料理をするときの必需品です。快適に作業するためには、使いやすく、身に着けていて心地よいエプロンが欲しいところ。とはいえいざ選ぼうとすると、重くて肩が凝りそうだったり、洗濯が面倒だったり。機能面が優秀でもデザインが気に入らないなど、「これ!」という1着を見つけるのは難しいこともあります。そこで今回は、当店でも人気のエプロンを5点ピックアップしました。選び方についても解説しています。
エプロンは料理の必需品。機能面・デザインどちらも要注目
エプロンは料理中に服を守るものですが、身に着けられれば何でもいい、というわけではありません。選び方次第では料理がしやすくなり、キッチンに立つことを楽しめるアイテムでもあります。また、エプロンを身に着けることで「今から料理をする」とスイッチをオンにする役目もあるので、着用したいと思える、魅力的なデザインのものを選ぶのが理想です。まずはデザインと機能性、どちらも備えたエプロンの選び方を見ていきましょう。
自分に合った、使い心地のいいエプロンの選び方
まずは素材やデザインなど、自分に合ったエプロンを見つけるための選び方から解説します。
コットン・リネン・ポリエステルなど素材を選ぶ
まずはエプロンの素材をチェックしましょう。生地はつけ心地や乾きやすさ、洗濯の楽さなど、使い心地を左右する重要なポイントです。
コットン(綿)は肌触りがよく、洗っても縮みにくい
コットン(綿)のエプロンは、なんといっても肌触りのよさが魅力。柔らかく、肌にも優しいので、敏感肌の方にもおすすめです。吸水性と通気性もいいため、蒸れやすい夏場の使用にも向いています。また、縮みにくい丈夫な素材で汚れも落ちやすいので、気兼ねなく洗濯できるのも長所です。
ただし、リネン(麻)などほかの素材と比べると、乾きにくさを感じることもあります。よほど厚手の生地でなければ問題なく洗濯できますが、雨の多い時期など、洗濯物が乾きにくいときは要注意。天気のいい日を狙って洗うなど、工夫をしたほうがよいでしょう。
リネン(麻)は汚れに強く、吸水性・速乾性も高い
リネン(麻)は汚れに強く、吸水性と速乾性ともに優れています。水仕事と相性のいい特性なので、エプロンの素材としてはうってつけです。また、ナチュラルな風合いと発色のよさも特徴のひとつ。商品によっては、鮮やかで目を惹く色が揃っていて、料理中の気分を盛り上げてくれます。
一方で、生地によってはしわになりやすいことも。気になる方は、洗ったあとに数回たたいてから干すと、しわが目立ちにくくなります。また、しわになりにくいよう洗いをかけたリネンなど、素材にひと工夫ある商品を選ぶのもよいでしょう。
機能的で、気軽に使えるポリエステル
ポリエステルは化学繊維のひとつで、しわや型崩れが起きにくく、乾くのも早いので、気軽に使えます。業務用エプロンにもよく使われる素材で、防汚・撥水・撥油といった機能がプラスされていることも多いです。機能的なエプロンを、気軽に身に着けたい方に適しています。
ポリエステルは熱や火には弱いので、コンロに近づきすぎないなど、火を扱う際は注意が必要です。また、静電気や蒸れやすさが気になる場合があるので、季節によってはほかの素材のほうが快適なこともあります。
エプロンの形やデザインにも注目する
エプロンと一口に言っても、首掛けや肩掛けなど、デザインにはさまざまな種類があります。それぞれ特徴や向いている使い方が違うので、自分に合ったデザインを探してみてください。
肩ひもがずれにくく、後ろ姿がすっきりする首掛けタイプ
首掛けのエプロンは、肩ひもを首にかけた上で、腰ひもを結んで着用するタイプです。激しく動いても肩ひもがずれないため、料理はもちろん、掃除や洗濯などの家事をするときにも使えます。また、腰ひもを結ぶため、シルエットがすっきりするのも嬉しいポイントです。
ただし、エプロンの重みが首にかかるため、肩が凝りやすくなることがあります。なるべく軽量なものを選んだり、ポケットにあまり重いものを入れないようにしたりと、負担を減らす工夫をすれば、快適に身に着けられるでしょう。
X型の肩掛けタイプは、体にフィットしてずれにくい
たすき掛け(X型)の肩掛けエプロンは、肩ひもが背中でX型になっているタイプ。体にぴったりとフィットさせられるため動きやすいのが長所です。そのため、エプロンのずれが気になる方におすすめ。また、こちらも腰ひもを結ぶため、後ろ姿やシルエットが細く見えます。
着用するときに紐を通す手間があるため、エプロンに慣れていないと、サッと素早く身に着けられないことも。着脱のしやすさを求めるなら、かぶるだけで着られるものを選ぶとよいでしょう。また、X型の構造上、片腕をあげると反対側の肩ひもが落ちる可能性があります。
着脱しやすさを求めるなら、H型の肩掛けタイプ
背中側がアルファベットのH型になる肩掛けエプロンは、着脱の簡単さが大きな魅力です。腰ひもを結ぶ必要がないものが多いので、手早く身に着けられるものを探している方に向いています。また、肩ひもが太めなデザインが多いので、肩や首に負担をかけたくない場合にもよいでしょう。
腰ひものないデザインのH型は、シルエットが直線的なぶん、スリムなシルエットにはなりにくいです。ゆったりと身に着けられることを重視する場合はよいですが、見た目のシャープさを意識したい場合は、X型や首掛けのエプロンをチェックしてみてください。
腰巻きタイプはスマートな印象になる
腰巻きタイプはカフェエプロン、ソムリエエプロン、サロンエプロンなどとも呼ばれ、腰から下だけを覆う形をしています。ウェイターやカフェスタッフのような、スマートな印象が強み。胸元までカバーする必要がない、ちょっとした軽作業の際に身に着けるのにおすすめです。
ただし、胸もとの汚れはカバーできません。料理のなかでも揚げ物や炒め物、水仕事など、上半身に油や水はねがつきやすい作業のときには、服が汚れてしまう可能性があります。作業によって、胸あてのあるエプロンと使いわけてくださいね。
細かな機能もチェックして、より使いやすいエプロンを選ぶ
最後に、細かな機能も確認しましょう。一見すると小さなポイントでも、使い勝手を大きく左右することもあります。
ポケットはあったほうが便利。数も要チェック
ポケットがあると、収納性がアップして作業がよりスムーズに。料理中にすぐ手にとって使いたい、だけどずっと持っておくのは邪魔なものを、一時的に入れておけます。基本的には、左右や正面に1つ以上はポケットがあったほうがよいでしょう。常には使わなくても、ふとしたときにちょっとしたものを入れられるだけでも、グッと快適になります。
エプロンのなかには、ポケットが4つ以上など多く備わっていたり、ボタンがついていてキッチンクロスを引っかけておけたりと、さらに踏み込んで機能をアップしているものも。収納力の高さや、ただものを入れるだけではない用途も求めるなら、ポケット部分の工夫も要チェックです。
サイズ調整ができれば、その時々にあわせた丈にできる
エプロンによっては、肩ひもやリボンでサイズの微調整ができるものもあります。ウエストの調整は腰ひもで、長さは肩ひもやボタンで行うことが多いです。そのときの服装の厚みや、どのくらい動くか、どこまで服をカバーしたいかによって調整ですれば、ストレスなく使用できます。
とはいえ自分だけで使っていて、サイズの調整が不要な場合は、あまり気にしなくてもOK。その時々にあわせてサイズを微調整したい方や、家族で一緒にエプロンを使っている場合には、チェックしたい機能です。
洗濯機で洗えて、乾きやすいものがベスト
お手入れしやすさも重要なポイントです。料理中に体の前面を覆うため、どうしても油やソース、粉などの跡がついてしまいがち。そのため、洗濯機で洗えて、かつ乾きやすい生地のエプロンがよいでしょう。天然繊維のなかでも、リネンやコットンは洗濯機で気兼ねなく洗える素材。迷ったときには注目してみてください。
また、お手入れのしやすさを考えると、そもそも汚れがつきにくいことも大切。生地に撥水加工がしてあって、油のシミがつきにくいエプロンも便利です。もちろん水も染み込みにくいので、洗い物をしたあとのエプロンのお手入れが楽になりますよ。
割烹着とエプロン、どっちがおすすめ?
エプロンと割烹着は、それぞれに強みがあります。自分の使い方に合うほうを選びましょう。まず、エプロンはなんといっても「サッと着れて、すぐに脱げる」ことが魅力。脱着に時間がかからず、使いたいときにすぐに着用可能です。ただし、首や肩まわりはカバーできないので、衣類の襟や袖に汚れがつくことがあります。
一方で、割烹着はエプロンよりも体を守る範囲が広いことが長所です。着物が普段着だったころから使われていて、腕まですっぽりと守れます。ただし、エプロンよりは着脱に時間がかかります。またエプロンに比べると夏場は暑かったり、洗濯後に乾きにくいというデメリットもあります。エプロンは普段使いで、割烹着は揚げ物など油はねが激しいシーンで…など、使いわけるのもひとつの方法です。
エプロンをプレゼントするなら、どんなものがいい?
エプロンをプレゼントとして贈る場合は、品質や使いやすさに加えて、デザインにもこだわるのがおすすめです。エプロンのなかには、作業着らしさが抑えられた、上品で普段着になじむ見た目のものもあります。機能性はもちろんのこと、ぱっと目を惹くデザインであることも、喜ばれる理由になるでしょう。
きれいな色で印象づけるのも、よい方法です。ホワイト、ネイビー、グレーといったベーシックな色のほか、イエローやラベンダー、ブルーなど、鮮やかな色合いのエプロンも販売されています。箱を開けた瞬間、相手に「わっ!」と思ってもらえますよ。
使いやすくてデザインにもこだわりのある、おすすめエプロン5選
軽くて汚れに強いナイロンキャミエプロン
軽量で負担がかかりにくく、撥水加工も施されたエプロン
まずご紹介するのは、国産ナイロンを使ったキャミソール型エプロンです。とても軽量な生地で、肩ひもがずり落ちにくいデザインなので、首まわりに負担がかかりません。「エプロンを使っていると首が凝る」とお悩みの方におすすめです。また、ナイロン生地に強撥水加工が施されているので、油ものを扱っても汚れにくくなっています。ナイロン素材なのにまるでリネンのような風合いがあり、見た目が良いのも嬉しいですね。
左右に大きめのポケットを配置しており、内側にインナーポケットがあるつくりです。スマートフォンでレシピを見たい時にもサッと取り出せます。寝る前に洗って干せば朝には乾くほど速乾性が高く、しわにもなりにくい生地を使用しています。洗濯が楽なのはもちろん、折りたたんで持ち運ぶのも楽ちん。料理教室やお手伝いに持っていく場合にも使いやすいでしょう。全6色のカラーバリエーションがあり、贈り物にもおすすめです。
Lino e Lina/マノン フルエプロン
きれい色のリネンとスマートなシルエットが魅力
こちらは着心地のいいリネン素材を使った、きれい色のエプロンです。丈は100cmと長めで、胸から膝までをすっぽりとカバー。バックスタイルは腰の高い位置からエプロンに覆われ、Iラインのシルエットになるため、スタイルがよく見えます。リネンの発色のよさを活かしたカラーバリエーションもあいまって、スタイリッシュに身に着けることができます。
使用されているウォッシュドリネンは、繊維の奥まで水分が入り込まないので、汚れを落としにくい素材。伸ばして干せばアイロンもいらないので、お手入れが楽ちんです。リネンの実用性とデザインの美しさ、どちらも兼ね備えているので、自分用はもちろんギフトでも喜ばれますよ。
Lino e Lina/アニタ フルエプロン
かぶるだけで様になる、着脱が楽なリネンエプロン
エプロンを着るとき、いちいち紐を通したり結んだりするのが面倒。そんな方におすすめなのが、こちらのかぶるだけでOKなエプロンです。頭からすぽっと通すだけで身に着けられて、それでいて様になるシルエット。ほっこり感がなく、程よくスマートな印象です。また、肩ひもが幅広でずり落ちにくく、肩や首にかかる負担も軽減されています。
吸水性がよく丈夫なリネン素材なので、気兼ねなく洗濯できるのも嬉しいところです。ポケットは片側にひとつ。ボタンがついており、キッチンクロスのループをかけることができます。鮮やかカラーのクロスを使えば、ちょっとした差し色にもなりますよ。
woof/RINTO フレアエプロン
スカートのような品のいいシルエット
家事をしている途中、ふと鏡や窓にうつった自分の姿を見たとき、少し嬉しい気持ちになる。こちらは、そんな可愛らしいシルエットのエプロンです。腰まわりにタックが入っており、スカートのようにふんわりと広がる形に。品よく可愛いシルエットも魅力的ですが、リボンを絞っても裾がまとわりつかず、足さばきがいいという、機能面でも長所にも繋がっています。
胸あての部分が二重になっているので、シルエットが崩れにくく、上半身もすっきりとした印象。たっぷりと布が使われていますが、密度低めの柔らかな麻素材なので、身に着けると軽量です。首や肩への負担が少なく、身軽に動けます。左右ひとつずつポケットがあり、スマートフォンやタオルなどを入れることもできますよ。
woof/ATEIL ハングエプロン
肩ひもの落ちにくさと脱着しやすさを兼ね備えたエプロン
最後にご紹介するのは、肩ひもの落ちにくさにこだわったエプロンです。肩ひもを太くして、さらにカーブの型紙を使った立体縫製を採用。体に沿った形なので、肩ひものズレが起きにくくなっています。腕まわりの空き具合が広く、着脱が楽ですが、一方で背中側のクロスを低い位置にするなど工夫をプラス。肩ひもの落ちなさと着脱のしやすさを両立しています。
厚手の麻と太い糸が使われており、重量感こそないものの丈夫です。ほつれやへたりが起きにくく、洗濯を繰り返しながら、長く愛用していただけます。また、正面からサイドにかけてポケットが4つあり、収納力も優秀。必要なものをしっかりと入れられて、出し入れもスムーズです。
まとめ
今回はエプロンの選び方と、当店おすすめのアイテムを5選ご紹介しました。毎日の料理に使うものだからこそ、ストレスなく快適に、それでいて見た目も気に入るものを使いたいところ。今回ご紹介したエプロンは、特徴はそれぞれ異なりますが、どれも着心地とデザインの両方にこだわって作られています。ぜひ家事のお供にお試しください。
文・構成/上野智美
スタイルストアのお客さまに、日々の暮らしをアップデートするコツや、商品の選び方などのノウハウをご紹介するコラムをお届けしています。