バイヤーからのお便り

長さ調節自在、色で遊べるネックレス

2020年01月22日更新

マイクロスフィア シルバー×カラーコンビ(画像のサンドは完売しました)の重ね付け

当店でお取り扱いしている服は、素材やパターンにこだわり、逆にデザインはシンプルなものが主流。トレンドに左右されず、長く着ることができる服たちです。

今日ご紹介するのは、そんなシンプルな服と相性抜群な「000(トリプルオゥ)」のネックレス。軽く、着けやすいことに加え、一番の魅力は「色で遊べる」こと。

カットソーや無地のニットなど「THE 定番」の服に、ネックレスで色を添えるだけで、装いがぐっと新鮮に見えてきます。

トリプルオゥ基本の一本としておすすめの「スフィアプラス 80cm」(画像はレッド、トップス Kilka

40歳前後で似合うものが変化する説

40歳前後から、なんとなくそれまでのファッションがしっくりこなくなる。これはつかい手の声でもよく聞く話です。アクセサリーもその一つ。華奢なチェーンのものより、存在感があって、ぱっと目が行くようなデザインの方が似合うようになってきます。

しかし、大ぶりで個性的となると、似合う服が限られる、重い、引っかかりやすい、パーツが壊れる(←すべて実体験)などで「早々に使わなくなる」パターンも…

引いて見ても存在感がある。着用ネックレスはマイクロスフィア 260cm ゴールドドイリーピアス、トップス Kilka、パンツ ステラシフォン

そう考えると、老舗刺繍メーカーがつくる糸のアクセサリー「トリプルオゥ」はベストバランス。それなりの存在感があり、軽い、合わせやすい、非金属、壊れない。

中でも際立っているのは「軽さ」と「発色の良さ」ですが、これは素材が「糸」だから。小粒のタイプで7-8g、大粒でも15gと、着けていることを忘れそうな軽さです。

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ブランド名「000」には、ゼロから新たな価値を創造するという思いが込められています

他にはない、色合わせで遊べる楽しさ

そしてトリプルオゥならではの楽しみといえば、色で遊べること。これは他のアクセサリーではなかなかできない楽しみ方です。

スフィアプラス キュプラ 80cmのグレーレッドを組み合わせた例

白、紺、グレーといった定番色に、差し色のネックレスを合わせる。さらにネックレスの色を重ねて、服とのコントラストも楽しむという上級編も。

グレーのニットにネックレスはグレー+レッド。同系色コーデ+差し色(レッド)がシックな印象(ワンピース DRESS HERSELF、バッグ sunao、レギンス DRESS HERSELF

この「色合わせの妙」は、ハマると考えるのがすごく楽しいんですよね。ちなみに、色の組み合わせを探すのにヒント満載だったのが、昨年行われた「即位礼正殿の儀」。御装束や高御座の紋様・柄に見られた、日本の伝統色の色遣いは素晴らしかった。金×白×綠とか、グッときましたね。

意外と重要、長さ調節が自由自在

そしてもう一つ、トリプルオゥの出番が多い理由は、長さ調節が自由自在にできるから。糸玉と糸玉の間ならどこでも留め具をセットできるようになっており、2連にする場合に長さを違えたり、服に合わせてベストな長さで着けたりできるのです。

80cmを長さ違いに調整して着用。説明のため出していますが、糸(繊維)なので、インナーとニットの間にしまい込んでも、そんなに違和感はありません。

私は一時、頭からかぶって着けられるロングネックレスばかり選んでいたのですが、デザインによって、または服との組み合わせによっては、どうも老けて見えることがあります。

結局そのネックレスには手が伸びなくなった経験から、存在感のあるデザインほど、服に合わせて長さが調整できるのは大事、という結論になりました。

トリプルオゥが素晴らしいのは「自在に調整できる」こと。大幅な調節も微調整も思いのままなので、バランスがパシッと決まりやすい。となると活躍の機会が増えますよね。

というわけで、機能的で壊れにくい上に、色で遊べる、買い足す楽しみがある。そしてまた、それがコーディネイトや組合せの幅を広げてくれる。こういう立ち位置のネックレスはなかなかないですよね。

ぜひ皆さまにも、お好きな色で、オリジナリティのあるアクセサリー使いを楽しんで頂けたらと思います。そして「この組み合わせ、重宝する!」など、皆さんの発見をつかい手の声で教えて頂けたら嬉しいです。

このコラムを書いた人

柳沼 周子

スタイルストア バイヤー

柳沼 周子

大手小売業で服飾雑貨のバイイング、新規ブランド開発を行う。その後活動の場をインターネットに移し、2006年にスタイルストアへ参加。 得意ジャンルは服飾雑貨、最近は地方の名品発掘がおもしろくて仕方がない。モノの背景を知ってこそ見える、真のお買い得品をセレクトする、これが信念です。