「お家で作るカレーライスを食べやすい器があったら」という思いから生まれた、穴山大輔さんの窯元「翠窯(すいよう)」のカレー皿。このたびスタイルストア15周年を記念して、当店限定色の「蕎麦釉」を作っていただきました。
どんぶりのような形だからカレーをすくいやすい。持ちやすい形で洗いやすい。保温性があるからあたたかいままおいしく食べられる、など、使い勝手の良さがぎゅっと詰まっています。カレーはもちろん、それ以外の料理にも使いやすい一品です。
試行錯誤してたどり着いた、カレーをすくいやすい形

「カレー皿」と言うと、一般的に平たい形のものを多く見かけます。そんな中、つくり手の穴山さんは「お家で作るカレーライスはTHE・日本食。どんぶりや鉢型の方がすくいやすくて食べやすいのでは?」という考え方から、深さがあり、スプーンですくいやすい角度にこだわって作られています。

たわんだようなオーバル型で、深さがあり、手前や奥が高くなっている分、カレールーやご飯をスプーンにのせやすいデザインです。

そして、内側のカーブはスプーンを入れやすいような角度に。

また、リム(縁)のちょうど下あたりの、器の内側に「返し」(くぼんでいるところ)があるので、ルーやご飯の量が少なくなっても、ここに集めて最後まですくえるように工夫されています。
持ちやすいから、洗いやすい

このカレー皿は、「片方の手を添えた方が食べやすい」という考えを起点に、横から持った時に手がフィットし、リムに指を添えやすく、高台と縁に指を掛けて持ち上げやすいようにデザインされています。
その相乗効果で、横幅が約23.5cmほど大きめながら片手でも持ちやすく、洗いやすいところも嬉しいポイントです。
保温性が高くて、あたたかいままおいしく食べられる

カレー皿 baby 蕎麦釉
深さがあり縁にかけて少しくぼんでいる鉢型なので、熱が逃げにくく保温性があるところも魅力。平らなお皿と比べると、あたたかさが続くので、その分カレーをおいしくいただけます。
適度に深さがあって、見た目よりたくさん入る

カレー皿は、「スープ皿・浅鉢」などの浅い器と、「丼・麺鉢・深鉢」などの深さのある器の、ちょうど中間くらいの形をしています。適度に深さがあるので、見た目の面積よりも、実際はたっぷりと入るところも魅力。一般的なカレー皿よりは小ぶりなので、収納場所もとりません。

カレー皿 蕎麦釉

カレー皿baby 黒瑠璃
煮物や唐揚げなどのおかずを盛ったり、サラダボウルにしたり、丼ぶりとして使うこともできます。

混ぜやすい適度な深さがあるので、ビビンバや冷やし中華などにも重宝します。これだけ幅広く使える器は意外と見かけません。
2サイズご用意しています

上:カレー皿 黒瑠璃 下:カレー皿baby 御本手
「カレー皿」は、カレー多め一人分。また、2〜3人分のサラダ用としてちょうど良いサイズです。
「カレー皿baby」は、カレー少なめ一人分。一人分のおかずや、鍋の取り分け用など、小回りが利くサイズです。
釉薬はどれも、主張しすぎずどんな食材でも引き立ててくれる、懐の深い色合いです。特に、夏野菜などの色鮮やかな食材は美しく映えます。


蕎麦釉
カレー皿は、ひとつひとつろくろを使って穴山さんの手で作られています。窯に入れる場所で温度が多少異なるため、釉薬の濃淡、質感は1点づつ異なります。器の個性として、ご了承の上お買い求めください。

作って、つかい手の声に耳を傾けて改善して、を繰り返して作られているカレー皿。ひとまわり小ぶりな「小さなカレー皿baby」もぜひご覧ください。
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