撮影スタジオでいつも使っている椅子。
座り心地もよくお洒落なのですが、
寒い季節になってくると、どうしても
座った時の冷たさが気になるんですよね。

そんな時に見つけたチェアパッド
「fabrico(ファブリコ)」は抜群の手触りで、
その気持ち良さたるや
チェアパッドなのに「お尻に敷くなんて
もったいない!」と思ってしまうほどでした。
ふかふか感は見た目からも伝わってきて、
上質であたたかな雰囲気は、
お部屋のインテリアとしても優秀。

ある人には「うちのネコと同じ触り心地!」とも言われたんだとか
そして、それほど滑らかな肌触りなのに、
素材は本物の毛ではなくフェイクファー
だというから驚きです。
実際座ってみると、固い椅子の
座り心地がとっても快適になって、
同じ椅子でもチェアパッドのあるなしで
こんなにも変わるんだなと思わされました。

縫製を手掛けているのは、普段ぬいぐるみを作っている職人さんだそう
チェアパッドは国外産の安価なものも
たくさんありますが、こちらは純国産。
細かいところにまで作りの良さを感じます。
手触りの良さはもちろんですが、
たとえば、裏面の小口。
普段使う分には見えない部分ですが
生地の端が見えないよう美しく
仕上げられ、しっかりと縫製されて
いるので洗っても大丈夫。
(詳しいお手入れ方法はスペック部分を
ご確認くださいね)

更に、質感への飽くなきこだわりにも
注目して頂きたい。
たとえばこちらのバンビ柄だと、
1本の毛でも先の部分と
根元の部分で染め分けていたり
長い毛と短い毛を混合させていたり、と
リアルなバンビの毛の質感を出すために
たくさんの手間がかけられています。

バリエーションの豊富さも魅力。
ファッショナブルなデザインが
揃っています。
これだけの質の高さで、豊富な生地の
種類を作ることができるのには、
生産地ならではの背景がありました。
パイル織物名産地で生まれる生地
このチェアパッドは、生地の生産から
縫製まで、全て和歌山県・高野口町で
行われています。

高野山をのぞむ緑豊かな街、和歌山県高野口町
130年くらい前からパイル織物の
中心地として、日本の繊維業を
支えてきた歴史ある街なのですが、
産地の名前を聞いたこともない、
という方がほとんどのはず。
なぜならそれは、ここで作られた
生地や反物を別の場所で加工し、
消費者の手元に届く製品になるから。
最終的に、産地としての名前は
表に出ないんです。

でも、確かな技術をもつ産地として
信頼は厚く、国内のみならず海外からも
生地の買い付けに来る人もいるほど。
国会議事堂や新幹線などの椅子張りも
その多くは高野口のファブリックが
使われてきました。

プロダクトとしての「商品」というよりも
「とにかくいい生地を作ること」だけに
注力してきた歴史がある。
だから、他では真似できないような
こだわりの生地を生み出しているんですね。

直径35cmで、小さめの座布団のように使って頂くこともできます
毎日座るものだから、汚れても洗えて、
綺麗な状態を保ちやすいように、と
洗える素材で作られています。
ダイニングのチェアなどにも
安心してお使い頂けます。
洗って乾かした後は、人の髪を
乾かすように、ドライヤーをかけ
ながら櫛で優しくといてあげると
毛並がふわっとやわらかく
仕上がりますよ。

インテリアの一部として
部屋を引き立ててくれる
ファッション性にあふれるチェアパッド。
椅子に座って過ごす時間を
いつもより快適にしてくれるはずです。
一年間愛用したものを比べてみました
当店バイヤーも自宅で
「super fox ash」を愛用中。
毎日座るダイニングチェアに敷いて
使っています。
新品と並べて比べてみました。

左が丸1年愛用したもの、右が新品。
購入時は、「毛足が長いから
それなりに傷みもあるかな・・・」と
思っていたのですが、毛の乱れは少し
あるものの、ふわふわな手触りの
心地よさは変わらずそのまま。
使っている間、毛の抜けが気になる
こともありませんでした。
クッションのへたりもほとんど感じられず、
毎日お尻の下に敷いているのに
これだけの状態が維持されているのは
正直驚き。
ぜひ、毎日に使う椅子に乗せて
使っていただきたいなと思います。