インタビュー&ゲストコラム
【つくり手を訪ねて】パラダイス山元さんに聞く、薬用入浴剤「蔓潤湯」をめぐる話【1】
皆さまこんにちは、スタイルストア
バイヤーの柳沼です。
寒さ深まり、今年もまた蔓潤湯の
季節がやってまいりました。
2010年のお取扱い開始以来、
ずっとお話を聞きたかった、蔓潤湯
プロデューサーであり、
入浴剤ソムリエのパラダイス山元さん。
一つの肩書きでは語りつくせぬご活躍
ぶりの山元さんですが、スタイルストア
のお客さまには長く蔓潤湯をご愛用して
くださっている方が多いということで、
開発秘話を聞かせてくださいました。
全3回でお届けします。
改めて自己紹介、職業は「パラダイス山元」
皆さんこんにちは、パラダイス山元です。
スタイルストアの皆さんには
「入浴剤ソムリエ」「蔓潤湯の責任
監修者」としてご理解頂いていると
思いますが、私の本当の肩書きは
「音楽家」ということになっています
(スタイルストア注 パラダイス山元さんは、
東京パノラママンボボーイズを率いる
ラテンパーカッショニスト)。
実際は他にもいろいろなことをやって
いて、職業=「パラダイス山元」という
感覚でしょうか。
私は現在54歳にもなってしまった
のですが、この年になると、自分より
お若い方でも急逝されたりするという
ことが身近に起きてしまったり、
私よりも健康に気を使っているような
方でもそうなることがあるのを
目の当たりにしてしまいます。
人生本番一回こっきりと思うと、
自分のやりたいことをやる、というのは
当然な上に、それが一つや二つに
限定されるなんてもったいない。
やりたいことは全部やる。
そんな感じで、音楽家の傍ら、
餃子を包んだり、飛行機にアホみたく
乗ったり、サンタクロースをやったり、
入浴剤を研究したりしているという
感じなのです。
一日10種類を堪能、利き酒ならぬ「利き入浴剤」
私は1日10回お風呂に入ることが
しばしばあります。
地方に出張して、ちょっと早めに
ホテルにチェックインして、それから
お風呂三昧。もう至福の時間ですね。
すぐにお湯をためて、気になる
入浴剤を次々試す。
「飲み比べ」などと同じで、立て続けに
入って比較するからこそ、入浴剤の
個性や良し悪しがよく分かるものです。
入浴剤の新商品は、発売されるとほぼ
全部試します。一時、市販の入浴剤を
ブレンドして楽しんでいた時期も
ありましたが、今はもう「これとこれを
混ぜたらこんな感じかな」と察しがつく
ようになったので、あまりやらなくなりました。
そのかわり、今楽しいのは、世界各地の
「塩」をブレンドしたり、お酒や
エッセンシャルオイルを混ぜてみたり、
入浴剤でないものを湯船に入れたりする
こと。特に塩は産地、種類によって
温まり具合にかなり差が出て面白いですよ。
国内の入浴剤、ほぼすべてを使って出た結論
入浴剤メーカーの最古参「ツムラ」さん
には、浴槽がずらーっと並ぶ、
入浴剤の研究評価施設が完備されて
いるそうなのですが、私の場合30年以上
ずっと一人で研究員生活状態(笑)。
家ではそうそうできないので、
恐縮しつつ、ホテルに泊まるとき、
盛大に「利き入浴剤」をやらせて
頂いています。
で、これだけの期間、こんなに様々な
入浴剤を試してきて思うのは、
手前味噌で恐縮なのですが、
「蔓潤湯」は、市販の入浴剤の中で
最もお気に入りなんですよ。
ふっふっふっ、今まで他の入浴剤を
使って「負けた!」と思ったことが
一度もない。
これが偽らざる正直な気持ちです。
だから出先でこそ「利き入浴剤」を
楽しんだりしますが、自宅で家族と共に
使う入浴剤は蔓潤湯一本。
我が家では10年前から蔓潤湯しか
使っていません。
後編では蔓潤湯の開発秘話を
お届けしますので、どうぞお楽しみに。
『この機会にぜひ蔓潤湯で
「しっとり、ツルツル、ほっかピカ」体験を』
(パラダイス山元さん)
大手小売業で服飾雑貨のバイイング、新規ブランド開発を行う。その後活動の場をインターネットに移し、2006年にスタイルストアへ参加。 得意ジャンルは服飾雑貨、最近は地方の名品発掘がおもしろくて仕方がない。モノの背景を知ってこそ見える、真のお買い得品をセレクトする、これが信念です。