松田美智子の自在道具/ウォックパン 中華鍋とフライパンの良いとこ取りをした、鉄製の万能調理道具

調理に合う道具を揃えると、キッチンのスペースも収納も足りない！というこはないでしょうか？できることなら少なくすませたいけど、不便があるのは困る。

そんなジレンマにいつもすっと応えてくれる「松田美智子の自在道具」から、また新しい一品が届きました。それが中華鍋とフライパンの良いとこ取りをした「ウォックパン」。便利だけれど底が丸いゆえにできないことがあった中華鍋のネックを解消した、一つで何役もこなす万能調理道具です。

中華鍋の苦手を解消しているから、できる料理が幅広い

深さと丸みが特徴の中華鍋は、たっぷりと食材を入れてもこぼれにくく、火の通りや味にムラが生じにくいのが魅力です。

けれども、底が丸いが為に、目玉焼きなど平らな面を生かして食材を焼くことには不向き……と苦手なことがあるのも事実。こちらはそんな中華鍋の苦手を、フライパンの形を上手に取り入れることで解決しています。



形状としては、底面から側面に掛けて丸みを帯びた中華鍋タイプの深型フライパン。しっかりとした深さがあるので、たっぷり具材の炒め物はもちろん、煮物をしたり揚物をしたりも可能です。青菜やパスタを茹でることもできるし、湯を沸かして蒸篭を掛ければ蒸し料理もこなしてくれます。

柄に傾斜があるから逆手で持てて、盛り付けやすい

こちらは鉄製です。そのためそれなりの重量がありますが、「松田美智子の自在道具」ならではの、握力や腕の力が弱い方でも扱いやすい心遣いが利いています。



特に嬉しいのは、「逆手で持つことができる」柄。一般的なフライパンに付いている柄よりも角度が付いていて立ち上がっているのが特徴です。逆手でしっかりと握り軽い力で支えられるから、料理をお皿に盛り付けるのも、残った油の処理や茹でた後の湯切りも楽々。



さらに、柄の反対側には取っ手があるので両手で持つこともできます。茹でた麺や野菜をざるにあける時など、重量がある時にはこの取っ手に助けられます。状況に合わせて臨機応変にお使いいただけますよ。

熱伝導と蓄熱性に優れた鉄性だから、美味しく仕上がる

重さはあるけれど、鉄の調理器具はそれ以上に良いことがたくさんあります。中でも外すことができないのが「料理が美味しく仕上がる」こと。鉄は他の素材と比べ、熱伝導率が高く蓄熱性に優れている為、素材に短時間で火が通ります。すると、炒め物なら余分な水分がでにくくシャキッと、炒飯もパラパラに仕上がるのです。

また、食材を入れても温度が下がりにくいから、揚げ物もカラッとサクサク。使う程に油が馴染んでいくので、フッ素加工の調理器具のように劣化する心配もなく、長く使い続けていけるのも鉄製の良さです。

形状、深さ、柄の角度や取手、注ぎ口といった細かな仕様で、「使いにくさ」に見事先回りしている「ウォックパン」。どんな時も気が利いているから、気が付いたらいつも使っている道具になると思います。