根岸産業/真鍮製英国型如雨露2号 植物の育成に最適な究極の真鍮製ジョウロ

盆栽や観葉植物に水やりをする際に使用するジョウロですが、水の出方がいまいちだったり、プラスチック製のため見た目がチープですぐ壊れてしまったりと、なかなか良いものがないと思っている方は多いのではないでしょうか。

如雨露（ジョウロ）を専門的に作り続ける根岸産業の「真鍮製英国型如雨露2号」は、まさにこうした問題をクリアにしてくれる究極のジョウロです。

竿が長い独特なフォルムにより水圧をコントロールし、植物にとって優しい雨のように自然な散水をすることが可能。また、真鍮に含まれる銅の持つ殺菌作用で水をきれいに保ち、銅イオンにより植物の育成を良くするという、素材ならではの特徴も秀逸です。

自然な雨のような散水で苔や土を傷めない

真鍮製英国型如雨露2号の特徴は長い竿です。竿を長くすることで水の圧力をコントロールし、水圧が一定の安定した散水をすることができます。

また、著名な盆栽の専門家とともに作り上げたのが、植物に最適な穴の大きさがあいた斜口（じょうろの先に取り付けてある、細かい穴が多数空いたパーツ）。長い竿で水圧を高くしたことで小さい穴から柔らかい水が出ます。

まるで自然の雨のような柔らかい散水で、盆栽の苔や植物の葉や花を傷めにくくしています。

給水口には取り外しが可能なこし網を設置。雨水をためた水瓶などから水を汲む際、葉やごみなどが浮いていても入りこまないようにしています。

溶け出す銅イオンが植物の生育を良くする

こちらのつくり手は如雨露を一途に作り続ける根岸産業の三代目、根岸洋一さんです。全ての工程が手作業で、それをほぼ一人でこなしておられます。さらに珍しいのは、真鍮製といういう点。金属の如雨露や水差しはブリキやステンレス製が一般的ですが、あえて「銅」に注目したのは初代が神社仏閣の銅葺き屋根職人であったという背景があるのだそう。

そして真鍮に含まれる銅には殺菌作用がある為、水をきれいに保ってくれます。「生花を花瓶に生ける時、十円玉を入れると長持ちする」という知恵の根拠もこれです。また、水に溶け出た銅イオンによって植物の育成も良くなります。

手仕事で薄く仕上げているから軽く、扱いやすい

水を入れて使うものなので、重さも気になるところではないでしょうか。真鍮製と聞くと、なんとなく重くて扱いにくそうなイメージを抱く方も多いかもしれません。しっかりした佇まいも、一見重そうな印象です。

しかし、重さはなんと500g以下。実際に手に持ってみれば、意外なほど軽いことが分かります。その理由は、真鍮の厚みを0.3mmとギリギリまで薄くしているから。これは繊細な手仕事だからこそ実現できる薄さです。機械で作ると最低でも1mmは必要になります。

ハンダ付けだから、修理しやすく長く使える

根岸産業の如雨露製造は二代目の代で始まり、改良を続けながら今に受け継がれています。長い歴史の中でも変わらないのが、主要パーツの取り付けをハンダで行うこと。持ち手や竿など、使い続けるうちに壊れたり水漏れを起こしたりしてしまう部分も、高熱を加えれば容易に取れるハンダなら修理がしやすいというのがその理由です。二代目の時代に購入した商品を、三代目が直し現場に戻すということも自然に行われています。

ちなみに、ハンダ付けももちろん手作業。水の重みでハンダが取れないよう、熟練の技術で一点ずつ丁寧に取り付けられています。

根岸産業の「真鍮製英国型如雨露2号」は高級感ある素材や美しいデザインだけでなく、機能も兼ね備えた究極のジョウロ。毎日の水やりを楽しくし、植物のある暮らしをより洗練してくれます。