洛中 高岡屋/軽い木綿わたのベッド用敷布団 ダブル 木綿の布団の重さ、解消しました

今はベッド派ですが、実家で暮らしていた時は毎日敷布団で眠っていました。
思い出すのは天日干しした日の布団の心地よさ。太陽をいっぱい吸い込んで、ふかふかになったお布団にごろんと転がる瞬間はしあわせですよね。

そんな心地よさをベッド生活でも味わいたい、という声から生まれたのが、この「軽い木綿の敷布団」。作っているのは、手仕事で寝具や座布団の制作を行う「洛中 高岡屋（らくちゅう たかおかや）」です。

欠点の「重さ」を解消しました

この敷き布団のいいところは、「木綿わた」を使っていながら「軽い」ことです。

木綿わたは日本では寝具として昔から根付いた素材。各家庭の押し入れに必ずあった、厚みがあってずっしりした敷布団はほぼすべて木綿わたです。
吸湿性に優れ、汗をきちんと吸ってくれて蒸れずに快適に眠れることから重宝されてきた素材なんですね。

昔ながらの仕立て方で作られています

一方、「木綿わたは重い」「吸った水分をきちんと発散させてあげる必要がある」というデメリットがあるのも事実。お日様に当てると元通りのふかふか感が戻ってきますが、重いと干すまでが大変。ベッドで眠る家庭が増え、価格が安いポリエステルなどの化繊も台頭してきたため、次第に木綿わたの敷布団は少なくなってきました。

天然繊維の力が注目される昨今、日本の気候に合った木綿わたの敷布団の良さも見直されていますが、「寝心地は最高だけどあの重さがどうも敵わない」ということで生まれたのがこの敷布団。

普通の敷布団はシングルサイズで約6kgですが、こちらは約3kg。女性一人でも軽々と持ち上げられます。
使っている綿の量が約半分なので、これ一枚で使うというよりはマットレスの上に重ねて使うのがおすすめ。
「ベッドの上に敷布団？」と最初は思いましたが、天日干ししたふかふかのお布団で眠るのはマットレスとは全く違った寝心地。マットレスは汗をかいても干せませんし、軽さと快適さのいいところどりをした仕様だなと思います。

適度な硬さとクッション性

もうひとつ、木綿わたの特徴はその弾力。ポリエステルわたのように「ふわふわ」ではなく、適度なコシがあり体をしっかり支えてくれるので、実際に横になってみると寝返りが打ちやすいように感じました。
高岡屋では綿の原産国も使い分けており、繊維が太くコシがあるインドやパキスタン産の綿を敷布団用として採用しています。

布団の老舗の技術力で

作っているのは、当店ではおじゃみ座布団で馴染み深い「洛中高岡屋（らくちゅうたかおかや）」。
大正8年に京都の布団工場として誕生した、京都の老舗で、職人による手作りの布団作りを脈々と続けています。

成型されたわたを機械で詰めるのではなく、生地の上に何枚ものわたを広げ、指先で四隅まできっちりとわたを詰めていきます。体重のかかる中央部はわたを多めに詰めてへたりづらくしていたりと、伝統の技が施されています。

サイズはシングル、セミダブル、ダブルの3種類。受注後にひとつづつ手作りしておりますので、お届けまで2週間ほどお時間を頂きます。
また、長年使ってへたってきたと感じたら打ち直しも承ります。別途お見積りが必要となりますので、カスタマーサポートまでお問い合わせください。

お日様の香りに包まれた敷布団で眠る贅沢、ぜひ体感してくださいね。

他のベッドパットとの違いについて

マットレスの上に敷く寝具として、当店には他にも「ダンフィル」や「パシーマ」があります。
ふっくら感のあるベッドパット「ダンフィル」と比較検討される方も多いと思いますが、

・ダンフィルはポリエステルわた、高岡屋は木綿わた
・ダンフィルは保温性が高く寒い時期向き、高岡屋は通年使える
・ダンフィルはふわふわ、高岡屋はコシのある適度な柔らかさ
・ダンフィルは丸洗いできるが、高岡屋は洗えない

という違いがあります。下記コラムも参考にしていただけますと幸いです。

比較コラム
「パシーマかダンフィルか？ベッドパットの最適解を探る」