sunao/ハンドメイドバッグ Kaja レザー パッチワークの立体感が生む、モードな香り

最近、お客さまから「バッグ」によく頂くリクエストが3つあります。

1、A4が入る
2、軽い
3、雨の日に持てる

デジタル化の昨今、雑誌や書類を持ち歩く機会は減ったように思いますが、A4サイズ対応への要望は意外と根強い。そして、当店はオールレザーのバッグが多いので、雨の日にも気楽に持てるバッグへのリクエストが目立つのだと思います。

横31×奥行き16×高さ24cm、膝の上にもおさまりがいいサイズ（財布 PITH、コート ステラシフォン、Vネックプルオーバー 当店限定）

特にその話をしたわけではなかったのに、sunaoの新作は偶然にも、それに応えたかのようなバッグでした。

おばちゃん風の手提げは持ちたくない

新作の名は「Kaja（カジャ）」。当店で長く人気の「Ballon Baroque（バロンバロック）」の妹版とも呼べるモデルです。

画像はレザーのブルー

Kajaには、オールレザーのものと、ナイロンのもの、2種類の素材があります。お色は牛革がブラック、アイボリー、ブルーの3色、ナイロンがサンドベージュ、チャコール、ネイビー、フォレストグリーンの4色。

個人的に、A4サイズでマチがある手提げというと、おばちゃんバッグっぽい雰囲気になるのが懸念でしたが、Kajaはそれを鮮やかに払拭してくれるものでした。大きめのダイヤ型のパッチワークと革の風合いが、独特の陰影を作ってくれるお陰のようです。

ほんのりモードな香りのする理由

おばちゃん臭どころか、漂うのはどことなくモードな香り。縫い目を表に出さない作り方で、やわらかなフォルムです。両側面にボタンがついていて、荷物の多いときは広げて、少ない時は留めておくと、よりおさまりのいい状態で持つことができます。

画像はブルー（カットソー Kilka）

sunaoお得意の、パッチワーク技法による適度な立体感のある意匠が、よりな雰囲気を出しています。これが平坦な牛革のままバッグになっていたら、このモードな香りは生まれなかったと思います。

やっぱり活躍するのは「使い勝手がいい」バッグ

数々のバッグを使ってきた身として、実感すること。それは、結局よく使うバッグというのは、使い勝手のいいバッグであるということです。Kajaは機能の面でもよくポイントが押さえられています。

500mlペットボトル、長財布、B6手帳、化粧ポーチ、単行本、A4ファイル入り

1、A4がギリギリ入る（大きすぎないサイズ感がいい）
2、マチ幅がありペットボトルやお弁当も入る
3、マチ幅を調整できるボタンつき
4、内ポケットが大中小3サイズ（大にはiPadミニが収まる）
5、荷物の量に関わらずフォルムが崩れない
6、持ち手が丈夫で自立する

持ち手の内側は高級感があり丈夫なナイロンテープで補強されている。置いた時も、くたっと持ち手が折れることなく、美しく自立する。

最初少し地味な印象もあったのですが、モデル撮影の時に、人が持ったところを遠目で見て、何と雰囲気のあるバッグだろうと感心しました。sunaoのデザイナー河本さんが一針一針丁寧に縫った、パッチワークの絶妙な陰影。それが何よりこのバッグに、ドラマチックな表情を添えています。

画像はナイロンのフォレストグリーン（シューズ ダブルツリー）

ナイロンは洗いざらしのような風合いで、これまたモード感漂うシックな雰囲気。カラーバリエーションも豊富ですので、ぜひあわせてご覧になってみてください。